こんにちは。
当記事では、英語が壊滅的に苦手な高校生におすすめの勉強法について解説していきます。
結論から言いますと、英語が壊滅的に苦手な方には非母国語を効率的に身に付ける「第二言語習得論」と呼ばれる研究に基づいた専門的なレッスンを受けられる英語塾の受講をおすすめします。
特に東京大学・京都大学・一橋大学・東京工業大学・大阪大学などの日本最難関の大学や早稲田・慶応・上智などの私立大学の合格が可能なレベルの英語力を身に付けたい方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
また、たとえ難関大学が目標ではなくても、英語が苦手なことを克服したい・受験で英語を得意科目にしたい・将来的に英語に関わる仕事をしたい・留学に興味があるといった、英語力を上げて人生を豊かにしたい方にも参考になると思いますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
1.高校生で英語が壊滅的に苦手な理由
英語が壊滅的に苦手であるということは、必ずどこかに原因があります。
その原因を解決しなければ、英語が苦手であることを克服することはできません。
そこで、まずは高校生で英語が壊滅的に苦手な原因から解説していきます。
1-① 日本人の英語力は世界87位(2023年)
前提として、私たち日本人は英語が苦手な傾向があります。
スイスに本社を構える「EFエデュケーション・ファースト」という語学学習や留学事業を営む国際機関が英語能力指数というデータを毎年公表しています。
こちらのデータを参照すると、2023年の日本人の英語能力は、調査対象の世界113か国中で87位。(参照:EF EPI | EF English Proficiency Index | EF Global Site)
日本は英語能力が非常に低い国であることが、客観的なデータとして示されています。
英語が壊滅的に苦手だと悩んでいる高校生の方も多いと思いますが、大人から子供まで日本人は世界的に見ても英語が苦手な民族であり、「英語が苦手」という感情は自然なものと言えるのです。
1-② 日本人が英語が苦手な原因
日本人が英語が苦手な根本的な原因は、英語と日本語の言語のルーツが異なるからと考えられます。
英語はインド・ヨーロッパ語族に属している「語順支配型」の言語です。
英語能力の世界上位国を見ても、オランダ(1位)・オーストリア(3位)・デンマーク(4位)・ノルウェー(5位)・スウェーデン(6位)・ベルギー(7位)・ポルトガル(8位)・ドイツ(10位)と英語と言語のルーツが同じか近い国が上位を占めています。
これらの国の言語はアルファベットで構築された主語・述語・目的語を並べる順番 = 文法が重要であり、文法が正確でなければ意味が成立しません。
たとえば、「I play tennis」という文章を「I tennis play」「Tennis play I」などと語順を崩すと、全く意味が通じなくなるわけです。
一方、日本語は「てにをは支配型」と呼ばれる言語で主語・述語・目的語の語順を崩しても、助詞の「てにをは」さえしっかりしていれば言葉が成立します。
「私はテニスをします」「私はします、テニスを」「テニスをします、私は」などと語順を崩しても意味が通じますよね。
このように英語と日本語は言語として全く異なる文法構造をしているのに、過去から現在に至るまで日本の英語教育は日本語の型に英語を無理やり当てはめて理解しようといます。
その結果、英語が本来持っているイメージや意味を捉えられずに、英語に苦手意識を持ってしまう方が非常に多いのです。
1-③ 日本の英語学習の欠点
「日本語の型に英語を無理やり当てはめて理解しようとする」という従来の日本の英語学習の具体例を挙げてみましょう。
たとえば、中学校で「have + 過去分詞」という過去完了形を習いますよね。
この時、「have + 過去分詞」の組み合わせは①継続「ずっと~している」、②経験「~したことがある」、③完了「~したところだ」という3つの意味があって、文脈から推測して3つの意味から選ぶと覚えるのが一般的です。
ですが、このように単語の組み合わせと意味を一つ一つ暗記していくと「覚える量が膨大になる」「英語のニュアンスと日本語のニュアンスに違いが出て不自然」「変則的な文法に対応できない」など多くのデメリットが生じてしまします。
そもそも、英語ネイティブは「have + 過去分詞」を継続・経験・完了という使い分けをしていません。
英語には本来そのような明確な使い分けがないのに、日本の英語学習のカリキュラムを作成する過程で英語を日本語で無理やり学ぼうとした結果、継続・経験・完了という日本語的な感覚で英語を捉える必要が出てきてしまったわけです。
正直に言えば、日本人の多くの人が英語に苦手意識を持っているのは、日本の英語学習のカリキュラムの品質が低いからと言えるため、「自分は頭が悪いから英語ができない」と自信をなくす必要はありません。
1-④ 膨大な暗記作業勝負となっている
ここまで日本人は国民的に英語が苦手であることについて解説しましたが、高校生の中で英語試験が得意な方と不得意な方がいるのは事実です。
では、なぜ英語が苦手な中でも成績に差が出るのかと言えば、結局は暗記勝負になっているからです。
単語や文法のテキストを何周もして暗記量を増やせば、それなりに英語の試験や大学受験で得点を稼ぐことができるでしょう。
たとえば、putを英語辞典で調べて10個の使い分けを覚えて、put inという熟語の使い分けを10個覚えて、put outという熟語の使い分けを10個覚えて、、、日本の学校・塾・予備校に通っている生徒はどれだけ英語の勉強時間を増やしたのかという暗記勝負になっているわけです。
すると小学生の頃からずっと塾に通っている方や中高一貫で真面目に勉強に取り組んでいる方など、子どもの頃から英語をずっと勉強している方はそれなりの暗記量の蓄積があるため、レベルの高い高校受験の英語にも対応できますが、これまで英語をあまり勉強してこなかった方や英に苦手意識がある方は、暗記量が不足している = 英語が分からないとなり、挫折してしまうのです。
しかし、本質的な英語力というのは、単純な暗記作業ではありません。
英語の正しい勉強法を知り、英語の理論をしっかりと学べば、短期間でも英語の実力を大きく伸ばすことができます。
つまり、わざわざ周りの高校生や受験生のように暗記作業の勝負に乗る必要がなくなるわけです。
1-⑤ 一般的な塾や予備校は日本の英語学習を踏襲
さて、日本に数多くある塾や予備校は、従来の「日本語で無理やり英語を理解しようとする暗記重視」の英語学習プログラムを前提に講義を行います。
個別指導・集団授業に関わらず、テキストを使って単語・文法の意味や組み合わせの規則を説明し、受験英語に対応できるように暗記を進めていくという基本的には学校と変わらないスタイルで勉強を進めていくわけです。
しかし、このような勉強法は暗記頼りで、英語への苦手意識が払拭できない・英語の本質を理解できない・読む書く聞く話すの4技能が伸びないといった欠点を克服することができません。
そうすると、ただでさえ成績上位者が集まる大学受験において、特に英語の総合的な実力が求められる難関大学で合格することは至難の業となってしまいます。
このような理由から、学校の英語の授業を補完や受験対策を目的とする従来の塾や予備校は当サイトではおすすめしていません。
1-⑥ 英語をネイティブの感覚で捉える
では、英語が苦手な方にどのような勉強法を進めるのかと言えば、非母国語を効率的に習得する方法を研究する第二言語習得論をベースにしたレッスンやトレーニングを提供している英語専門塾を受講することです。
たとえば、先ほどの「have + 過去分詞」を学ぶ場合、第二言語習得論に基づく認知文法では、継続・経験・完了という3つの意味に分類するのではなく、「have + 過去分詞」は「過去から現在まで連続して動作・状況が繋がっている」というイメージで捉えます。
とある過去の地点を表すのではなく、haveが過去から現在まで「持っている」という連続するイメージさえ理解しておけば、リーディングやリスニングの際に、「have + 過去分詞」を継続か経験か完了か日本語に当てはめて翻訳する必要がなくなり、英語が持つイメージそのままに文章を理解することが可能になるわけです。
英語ネイティブは単語や文法のコアイメージに従って感覚的に英語を使っているため、認知文法を学ぶことでネイティブ感覚の文法を理解することができるようになり、英語を英語として理解できるようになります。
結果として、頭の中でごちゃごちゃと英語から日本語に翻訳するプロセスを省くことができるため、英語の意味をよりネイティブに近い感覚で理解できるようになったり、読解スピードやリスニングの正確性が向上します。
また、「have + 過去分詞」の3つの使い分けを細かく覚える必要がなく、「持っている」というコアイメージを理解するだけの勉強で済むようになる。
つまり、暗記作業を減らし、勉強時間を大幅に短縮することが可能になるわけです。
これが、本質的な英語力を意味します。
2.英語が壊滅的に苦手な高校生におすすめの勉強法
結論から言えば、英語が壊滅的な高校生は参考書を買って独学で勉強したり、有名な塾や予備校に通うよりも、第二言語習得論をベースとする専門的な英語塾の受講をおすすめします。
その理由について、正しい勉強法をご紹介しつつ解説していきます。
2-① 原因の発見と解決
ここまで、日本の英語学習は「単純な暗記重視」であり、言語構造が全く異なる英語を日本語に無理やり当てはめて理解しようとするから本質的な英語力が身に付かないという解説をしてきました。
このような非効率的な英語学習を塾や予備校に通って増やしても英語が得意にはなかなかなりません。
また、帰国子女、留学経験者、幼い頃からしっかりとした英語教育を受けている方など、難関大学の受験者に英語試験で大きな差を付けられてしまう可能性が高いです。
もちろん、単語や文法の基礎知識の暗記が大切です。しかし、暗記学習だけに頼らず、英語の理論をしっかりと学び、本質的な英語力を身に付ける事でできるだけ少ない勉強時間で最大の学習効果を得ることが可能になります。
そこでおすすめするのが、第二言語習得論に基づく英語学習です。
第二言語習得論という学問では、私たち日本人がなぜ英語ができないのか一つ一つの「原因」とその原因を「解決」する具体的な勉強法を追求しています。
2-② リスニングの勉強法
たとえば、リスニングが苦手だとしても、原因は「発音が聞き取れていない」「発音は聞き取れているけど、意味を理解できていない」「スピードが速い文章では意味の理解が追い付いていない」など様々あります。
そして、原因ごとに「発音を身に付ける」「単語や文法の知識量を増やす」「英語の語順で意味を理解できるようにする」など、解決するための最適な勉強法が異なるわけです。
症状 | 原因 |
音声を聞き取れない | 発音や音声変化の知識不足 |
音声を聞き取れるが理解できない | 単語や文法の知識不足 |
ゆっくりな音声は理解可能だが、 長い文章や速い音声が苦手 | 英語の語順で理解できていない |
原因と解決方法が分かったところで、更に重要なのが適切な勉強法です。
たとえば、発音を身に付けるといっても、参考書のCDや英語のニュースをいっぱい聴くといった勉強法は効果が薄いです。
発音をしっかりと理解するためには、以下のような音声変化のルールを学ぶ必要があります。
内容 | 例 | |
音の連結 (リンキング) | 2つの音が繋がる | what I :「ワット アイ」 ⇒ 「ワッタイ」 |
音の同化 (アシミレーション) | 2つの音が繋がり、 音声変化する | want to:「ウォント トゥ」 ⇒ 「ワナ」 |
音の脱落 (リダクション) | 発音が省略される | good morning:「グッド モーニング」 ⇒ 「グッ モーニン」 |
フラップのt (ら行化) | tの音が「ラ行」や 「ダ行」に変化 | get out:「ゲット アウト」 ⇒ 「ゲッラウト」 |
弱形 | 弱く発音される | him:「ヒム」 ⇒ 「ィム」 |
日本人が簡単な英語さえ聞き取れない原因の一つが、ネイティブが自然に話す砕けた発音の知識が不足しているため、聞き取った発音と頭の中にある発音が結びつかないこと。
実際の発音と頭の中に知識としてある発音を一致させることで、ネイティブ英語も自然と聞き取れるようになり、リスニングの精度が高まるわけです。
学校や普通の塾・予備校では、このように「原因の発見」⇒「原因を解決するための勉強内容」⇒「適切な勉強の実施」という手順を踏まずに、ただリスニング教材を何度も解いたり、たくさん英語を聞けば耳が英語に慣れるといった非科学的で根拠のない勉強を続けるため、思うように英語の実力が伸びない方も多いわけです。
2-③ リーディングの勉強法
リーディングが苦手な原因も様々ありますが、特に長文読解が苦手な方は何度も文章を後ろから前に戻って読み返す「返り読み」の癖が付いている場合が多いです。
「返り読み」をしてしまう原因は、英語と日本語は語順が異なるため、日本語に翻訳して理解しようとすると英語の主部を読んで、述部を読んで、修飾部を読んでと何度も何度も読み返す必要が出てくるからです。
しかし、返り読みをしていては読解に時間がかかってしまい、長文問題を解く時間がなくなってしまったり、頭の中がごちゃごちゃして、結局は意味を理解できずに正答率が下がってしまう可能性が高くなります。
従来の日本の英語学習のように英語を日本語で理解することに起因する「返り読み」を解決するには、英語の語順で意味を理解する力を身に付けることが非常に重要となります。
英語の語順で理解する力を身に付けるためには、後ほどおすすめするLiberty English Academyの「グラマーメソッド」のように文法を体系的に学んだり、ENGLISH COMPANYが実施する「チャンクリーディング」や「サイトトランスレーション」といったトレーニングを積む勉強が効果的です。
トレーニング | 内容 |
チャンクリーディング | 英文を意味のかたまりごとに理解していく読み方を習得 ⇒リーディングスピードの向上 |
サイトトランスレーション | 短く区切られた英文を瞬間的に訳していくトレーニング ⇒英語の語順のまま理解するスキルの習得 |
このように、原因の発見と解決を言語習得論という科学的な理論に基づいて、正しい勉強法で必要な時間勉強することで、英語が壊滅的に苦手な方でも短期間でも大きな学習効果が見込めます。
3.英語が壊滅的に苦手な高校生におすすめの英語塾
英語が壊滅的に苦手な方におすすめの英語塾は、具体的にこちらの記事(英語が全くできない高校生が大学受験に合格するための英語学習方法)で紹介していますのでご参照ください。
高校生向けの英語専門塾|大学受験におすすめの英語塾3選
2024/10/1
こちらの記事でご紹介している英語塾は、日本の難関大学の合格を目指している方や英語が苦手なことを克服したい・受験で英語を得意科目にしたい・将来は英語に関わる仕事をしたい・留学に興味があるなど、英語力を上げて人生を豊かにしたい方に非常におすすめです。
3校ともオンライン完結での受講も可能ですので、興味がある方はぜひ無料体験を受けてみてください。
無料体験を受ければその英語塾の学習メソッド・サービス内容・雰囲気などがわかりますので、色々と体験してみた上で、自分に最も合うと感じた英語塾を受講するようにしましょう。
4.英語が壊滅的に苦手な高校生の英語塾の選び方のポイント
続いて、英語が壊滅的に苦手な高校生に上記3校の英語塾をおすすめした理由を更に詳しく解説していきます。
4-① 英語指導に特化
LIBERTY・ENGLISH COMPANY・アルプロスは英語指導に特化した英語塾です。
受験対策など英語を勉強できる英語塾は日本に多くありますが、基本的には従来の日本的な「暗記重視」の英語学習を実施します。
英語の実力を伸ばしたいのであれば、知名度や規模に囚われず、英語指導に特化しており、英語指導の知識やスキルが高い英語専門塾の受講をおすすめします。
4-② 第二言語習得論がベースにある
本質的な英語力を身に付けるためには、非母国語を第二言語として学ぶ研究である第二言語習得論に基づく指導を受けられる英語塾がおすすめです。
LIBERTYでは第二言語習得の最高峰であるコロンビア大学が認めた「グラマーテーブル」を学び、ENGLISH COMPANYは認知文法・チャンクリーディング・シャドーイングなど第二言語習得論に基づいた専門的なトレーニングを受けるなど、英語ネイテイブが感覚的に使う英語を学ぶことをができます。
結果として、日本語を通して英語を学ぶのではなく、英語を英語として身に付けることができるため、高い実力を身に付けることが可能です。
4-③ 講師が言語習得論に詳しい
LIBERTYの藤川代表は、世界大学ランキングでも最上位に位置するコロンビア大学大学院で英語教授法を専攻した言語習得論の専門家です。
ENGLISH COMPANYやアルプロスも第二言語習得論など言語学を専攻している講師が多く在籍しており、日本人が英語という非母国語を身に付ける専門的な知識を持っているという特徴があります。
講師の言語習得に関する知識や指導スキルは受講生の英語力の伸びに大きく影響するため、言語習得の専門家から指導を受けられる英語塾がおすすめです。
4-④ 留学サポートがある
国外への留学を検討している方は、海外の大学の選定・出願の際のエッセイ添削・TOEFLやIELTSなどの試験対策・出願手続きのアドバイスなど留学を総合的にサポートしてくれる英語塾がおすすめです。
当記事でご紹介している英語塾の中では、LIBERTYとアルプロスが留学サポートを実施してくれます。
4-⑤ 国の教育訓練給付制度に指定
高校生の方には直接的には関係ありませんが、LIBERTY・ENGLISH COMPANY・アルプロスは厚生労働省が指定する一般教育訓練給付制度の対象講座に指定されています。
一般教育訓練給付制度は雇用保険に加入している社会人のキャリアアップを支援する制度で、対象の講座を受講した場合に給付金が支給されます。
教育訓練給付制度の対象になっている英語専門塾は、国がキャリアアップに効果がある = 英語力が伸びると認めた教育機関であるという信用度の高さもポイントです。
5.英語が壊滅的に苦手な高校生が英語塾を受講するメリット
英語が壊滅的に苦手な方は、英語塾に通うべきかどうか、どのような勉強法を選べばいいか迷っている方も多いと思います。
そこで、ここからは高校生が英語塾を受講するメリットについて解説します。
5-① 短期間で英語の実力が身に付く
第二言語習得論に基づいて専門的な手法で英語を勉強すると、3ヶ月~1年で大きく英語の実力が伸びる可能性が高いです。
短期集中で早いうちに英語の苦手を克服しておけば、英語の授業についていけるようになるのはもちろん、受験直前で英語の対策に追われることもなくなり、文系でも理系でも重要視される英語試験を得点源にすることが可能となります。
多くの学生が暗記重視の勉強法で英語学習に多くの時間を費やす中、本質的な英語力を短期間で身に付けられる英語塾に通うことで、短期間で他の学生と明確な差を付けられるというのが大きなメリットの一つです。
5-② 大学受験で英語を武器にできる
英語塾で実力を身に付けることで、英語試験の高得点を目指せるのはもちろん、英検2級・準1級の合格やTOEFL・IELTSなどの高スコアを取得できると、優遇措置を利用できて大学受験を有利に進められる可能性が高くなります。
英語塾を受講することで英語4技能が総合的に伸びるため、日本人が苦手とするスピーキングやライティングも出題される英検・TOEFL・IELTSの高スコアを目指しやすくなります。
Liberty English AcademyはTOEFLとIELTS対策を専門的に指導している英語塾であり、ENGLISH COMPANYは英検対策コースもあるなど試験対策にも強い塾です。
英語の本質的な力が身に付けば大学受験で高得点を取れるだけでなく、資格試験でも高スコアを取れるようになるため、大学受験において英語が非常に強みになるというメリットもあります。
5-③ 英語を話す力が身に付く
英語塾に通うことでスピーキング能力が伸びる結果、英語を話す力も身に付きます。
日本の暗記重視の英語学習では、まともに英語を話せるようになりません。日本人は小学校から大学まで英語を勉強するのにほとんどの人が日常会話すらままならないのは、日本の英語学習プログラムでは全く本質的な英語が身に付かないからです。
そして、日本の英語学習を踏襲している塾や予備校に通ったところで、やはり英会話能力は伸びません。
ですが、たとえば難関大学に合格して大企業やグローバル企業に就職した場合、社員の多くが英会話能力を求められます。多くの日本人は大学まで暗記重視の英語学習を頑張ったのに、社会人になったら今度は英会話という壁にぶつかるわけです。
高校生のうちに英語塾で英語4技能を向上させておくことで、英会話コミュニケーション能力も身に付き、大企業やグローバル企業などに就職して理想のキャリアを実現できたり、英語を使う憧れの仕事に就ける可能性が高くなるという、人生単位で考えても非常に大きなメリットがあります。
5-④ 英語の苦手意識がなくなる
当記事でおすすめした英語塾では、学校や塾の「日本語で英語を理解する勉強法」とは全く異なる指導を受けられるため、英語に対する考え方が大きく変わることになります。
特にLiberty English AcademyのグラマーテーブルやENGLISH COMPANYの認知文法のようなネイティブが感覚的に使っている英語を理論的に学ぶことで、ネイティブのようなイメージで英語を使うことが可能になります。
その結果、日本語で英語を勉強しようとすると頭がごちゃごちゃになって分からなくなっていたことが、英語を英語のままシンプルに理解できるようになるため、英語への苦手意識がなくなるというメリットもあるのです。
また、英語を全て日本語に訳して暗記する必要がなくなるため、膨大な暗記作業という英語が苦手になる大きな原因の一つを解消することもできます。
そもそも、英語は世界で最も話されている言語であり、第二言語として英語を話す人も何億人もいます。
本来ならば誰でも話せる英語が難しく感じるのは、ここまで繰り返し解説してきたとおり、英語を言語構造が全く異なる日本語に無理やり当てはめて理解しようとするからに他なりません。
英語塾を受講すれば「正しい英語の勉強法」で学ぶことが可能になるため、今は英語が壊滅的に苦手だとしても、自然と英語の理解が深まるようになるでしょう。
5-⑤ スピーキングとライティングの向上
第二言語習得論に基づく学習メソッドをベースにしている英語塾を受講すると、日本人の苦手意識が強いスピーキング・ライティング能力も向上するという大きなメリットがあります。
たとえば、Liberty English Academyでは、受講期間の後半で「Academic Speaking/Writingクラス」を受講し、身に付けた知識をどんどんアウトプットして英語を話す力や書く力を伸ばしていきます。
ENGLISH COMPANYでも「Quick writing」「4/3/2 Speaking」といった独自トレーニングで書く・話すというアウトプット学習を実施します。
一般的な塾や予備校は講師から座学でテキストの内容を教えてもらうばかりで、スピーキングやライティングのレッスンがほぼありません。
しかし、難関大学の英語の試験には英作文などライティング能力が求められる問題も出題されますので、知識をアウトプットするスキルも非常に重要です。
当サイトでおすすめする英語塾は読む・聞く・話す・書くという英語の4技能を総合的に勉強して本質的な実力を身に付けられることからも、大学受験対策として非常に効果的です。
5-⑥ 英検・TOEFL・IELTSのスコアアップ
前述の通り、英語を専門的に学ぶことができる英語塾では、スピーキングとライティングを含めた英語4技能を総合的に伸ばすことが可能です。
結果として、大学受験の英語試験の得点アップに繋がるだけでなく、英語4技能の試験である英検2級・準1級の合格やTOEFL・IELTSの高スコアを達成できる実力が身に付きます。
英検やTOEFL・IELTSの高スコアは大学受験の際に加点・試験免除・判定優遇など様々な優遇措置が設けられており、英語の実力を伸ばすことで大学受験をより有利に進められる可能性があります。
志望校に出願する際には英語試験の利用状況を確認しておくようにしましょう。
6.英語が壊滅的に苦手な高校生が英語塾を受講するデメリット
続いて英語が壊滅的に苦手な高校生が英語塾を受講するデメリットを解説します。
6-① 受講料金が高い
当記事でご紹介した英語塾は料金が30万円~50万円と決して安い金額ではありません。
約50万円の受講料を支払えば、有名な塾や大手予備校で英語以外の科目も含めて総合的に学ぶことが可能でしょう。
ただし、英語塾で英語の本質的な力を身に付けることができれば、大学受験が有利になるだけでなく、英語が得意になって就職が有利になったり、将来的に年収が高い大企業やグローバル企業で活躍できる英語スキルを獲得することも目指せます。
長期的な目線で考えると高校生のうちに投資をして英語を専門的に学ぶメリットは非常に大きいので、人生のトータルの価値で考えて英語塾の受講を検討してみてください。
6-② 自主学習の時間が必要
英語塾では従来の日本の暗記重視の勉強は実施しませんが、それでも単語・文法・発音など基礎的な内容の暗記はどうしても必要になってきます。
レッスンやトレーニングの予習復習や宿題も含めて、1日1~1.5時間程度は英語を勉強する必要があるでしょう。
これは、英語の実力の伸びは「勉強の効率性」×「勉強時間」で決まるからです。
どれほど専門的で効率の良い英語指導を受けたとしても、それだけで自動的に実力が伸びるわけではありません。
部活や習い事で忙しかったり、学校の勉強や他の科目の試験対策も必要かもしれませんが、本物の英語力を身に付けるためにも、毎日少しずつ勉強を積み重ねる心構えが大切です。
7.まとめ:英語が壊滅的に苦手な高校生は英語塾を検討しよう
当記事では、英語が壊滅的に苦手な高校生におすすめの英語塾を3校に厳選してご紹介しました。
一般的な塾や予備校ではなく、英語塾で第二言語習得論を基に本質的な英語力を身に付けることができれば、英語が苦手なことを克服できたり、大学受験で高得点を取れる力が自然と身に付きます。
当記事でご紹介した英語塾は専門的なレッスンを受けることができますので、ぜひ興味がある方は無料体験を受けてみてください。
しっかりと無料体験を受けた上で、自分が最も納得できた英語塾を受講するようにしましょう。