こんにちは。
当記事では、英語が全くできない高校生が大学受験に合格する方法について解説していきます。
結論から言えば、特に難関大学への受験を考えている方はコーチング型の英語スクールを受講することをおすすめします。
今現在、英語が全くできないということは、中学生レベルの英単語や文法がまだ身に付いておらず、英語の基礎ができていない段階です。
今までの英語の授業で習ったことが身に付いていない人が、いきなり自分一人で効率的な英語の勉強ができるようになる可能性は低いですし、一人で悩んで間違った英語学習を続けていれば、貴重な時間を無駄にしてしまう可能性があります。
本当に大学受験に合格したいのであれば、多少はお金がかかったとしても、指導が上手な講師に英語を教えてもらった方が間違いなく大学受験に合格する可能性が高くなります。
コーチング型の英語スクールは、専属のトレーナーが受講生一人ひとりについて、受講生の苦手分野や弱点を特定し、解決するための最適な英語学習方法を指導してくれるので、3ヶ月~半年程度でめちゃくちゃ英語力がアップします。
大学受験に本気で合格したい気持ちがある方は、ぜひ当記事を参考にしてみてくださいね。
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1.英語が全くできなくても落ち込む必要はない
そもそも、日本人の私たちにとって英語が難しい理由は、根本的に日本語と英語は言語のルーツが異なるため、言語の親和性が全くないからです。
英語はオランダ語やポルトガル語、スペイン語、イタリア語、ノルウェー語などと同じくインド・ヨーロッパ語族の「語順支配型」の言語となります。
アルファベットで構築された「主語」「述語」「目的語」などの単語が並ぶ順番が重要で、順番が正確でなければ意味が成立しないという特徴があります。
たとえば、「I love you」は通じますが、「Love I you」「I you love」「You love I」と語順が変わると意味が全く通用しません。
そもそも、日本語と英語は単語の一つ一つの成り立ちから文法構成まで全くことなるので、理解が難しいのは当たり前なのです。
一方、中国語で「我愛你」という言葉があるのですが、なんとなく意味は想像できるのではないでしょうか。
答えは「愛している」です。
このように、日本語と中国語は言語が多少似ている部分があるので、全く勉強していなくても意味を推察できたりします。日本語のルーツは中国にあるという説もありますしね。
まとめると、平仮名・カタカナ・漢字を使う日本語とアルファベットを使う英語は、そもそも言語の成り立ちも構造も全く異なるため、日本人にとって英語は難しいのが前提にあるのです。
だから、どうして自分は全く英語ができないのだと、過度に落ち込む必要はありません。
日本人はみんな、最初は英語ができないのです。
2.英語が全くできない原因を知ろう【大学受験】
とはいえ、大学受験に合格するためには、他の受験生よりも英語で得点を稼ぐ必要があります。他の教科が得意だとしても、少なくとも平均点以上は取りたいところですよね。
英語はあらゆる大学において配点の比率が大きいですから、英語が苦手であることは致命的な弱点になりえます。
そこで、まずは英語ができない「症状」とその「原因」について、詳しく見ていきましょう。
2-① 英語を読んでも聞いても全く意味が理解できない【単語不足】
長文読解にしろ、リスニングにしろ、英語を読んでも聞いても意味が理解できない場合、まず考えられる大きな原因は英単語の圧倒的な知識不足です。
英単語の知識不足を自覚している人は、英単語を暗記するしかありません。
英単語はすべての英語学習の土台となりますし、独学で勉強を進める場合も、英語スクールや予備校に通う場合も、英単語の記憶は必要不可欠です。
一つコツをご紹介すると、英語のコアイメージを掴むと、単語の意味を捉えやすくなるでしょう。
たとえば、willは「~する予定です」「~するつもりです」「たぶん~だろう」なんて、いちいち日本語訳を何通りも覚えていたらきりがありません。
ですが、willには「意思の力」というコアイメージがあるとことを知れば、未来形にしても予定にしても、そこに主語の意思が反映されているイメージを捉えることができます。
mustは「~しなければならない」「~する必要がある」「~に違いない」と色々な日本語訳がありますが、コアイメージは「強い圧力」です。
mustは「強い圧力」というコアイメージを持っているため、義務・禁止・強い確信といった日本語訳につながるわけですね。
こんな感じで、英単語を覚える時に何個もある日本語訳を全部覚えようとすると嫌になってしまいますが、コアイメージを掴むと英単語の意味を捉えやすくなりますよ。
ただ、英単語のコアイメージって受験用の参考書には載っていません。英単語の勉強一つとっても、英語をよく知っている講師にいつでも質問できる環境にいることが、英語の成長速度がぐんと速まることに繋がるのです。
2-② 英語の読解に時間がかかる・聞き取りが追い付かない【文法の理解不足】
次に、リーディング問題の読解に時間がかかってしまったり、リスニング問題で英語の聞き取りが追い付けない場合、文法の理解不足が考えられます。
日本語と英語は根本的に言語のルーツが異なるという話をした通り、日本語と英語は文法構造が全く違います。
具体的には、日本度は主語・目的語・述語の語順ですが、英語は主語・述語・目的語という語順になります。そこに過去完了やら関係代名詞やら、日本語では意識しない文法が混ざり込んでくるので、なんだか複雑で理解しづらい文章になっているわけです。
じゃあ、どうすれば英語の文法を理解できるのかと言えば、まずは中学生レベルの文法の基礎を固めることです。
文法も英単語と同じく、ある程度は暗記しないと英語を理解できるようにはなりません。
文法の基礎を身に付けたうえで、英語の読解に時間がかかる・英語のリスニングが追い付かないという原因を解決してくれるトレーニングが「音読」と「チャンクリーディング」となります。
日本人は英語を黙読する時でも、頭の中で英語を音声化しています。つまり、音読の速さがリーディングの速度の上限を決定しているため、音読がスムーズになることで、リーディングもスピードも必ず上がります。
チャンクリーディングは、英語の意味を単語ずつではなく、かたまり(チャンク)で捉える読み方です。英語を意味のかたまりで捉えられるようになると、日本語とは語順が違う英語を前から順に理解する力が身に付きますので、英語を読む時に文章を行ったり来たりすることもなくなりますし、リスニングでも意味の理解が追い付くようになります。
英語を効率よく習得する第二言語習得論においても、音読やチャンクリーディングの有効性が示されています。
もはや、英語は科学的に学ぶ時代となっているのです。
2-③ 英語を聞き取れない【発音の理解不足】
リスニングが苦手な方は、英語が全く聞き取れずに悩んでいる方も多いでしょう。
リスニングにおいて、聞き取った英語を理解できないことと、そもそも英語を聞き取れないことは、原因が全く別と言えます。
聞き取った英語の意味が理解できないのは、英単語の知識不足や文法の理解不足が原因ですが、英語を聞き取れないのは発音の知識不足が原因となります。
「発音ってスピーキングに関係あるんじゃないの?」って思われるかもしれませんが、発音はリスニングに大きく関わるスキルなのです。
たとえば、「for all of your」という英語を頭の中で発音してみてください。
おそらく、「フォー オール オブ ユア」と発音したのではないでしょうか。
ですが、実際の英会話では「フォ オーロ ビュア」と発音されます。
英語は実際に話される際に、音の連結や脱落、音の弱化など様々な音声変化が起こります。
このようなリアルな英語の発音を知らないと「オーロ ビュア? なに言ってるの? どういう意味?」と頭がパニックに。たった4節の単語で、しかも、for・all・of・youという中学校で習う超簡単な単語でさえ、音声変化により聞き取りづらくなってしまうのが英語なのです。
英語を聞き取るためには「for all of your」という英語が「フォ オーロ ビュア」と発音されることを知らなければなりません
実際の発音を知らずにリスニング教材を何度も聞いたり、英語のニュースやドラマ、映画などを字幕なしで聞いたところで、リスニング力は全く向上しないのです。
3.英語が全くできない大学受験生がやりがちなミス
英語ができない原因を見てきたところで、英語が全くできない大学受験生がやりがちなミスについて解説していきます。
3-① なんとなく良さような教材を選ぶ
色々なサイトで大学受験生におすすめの教材が紹介されていますが、自分でなんとなく教材を選ぶのはできれば辞めておいた方が無難です。
なぜなら、繰り返しお伝えしていますが、英語学習は自分の英語ができない原因を特定し、その原因を解決するために最適な学習方法を選択すべきだからです。
もちろん、それが自分で出来る人もいます。塾や予備校に行かなくても、偏差値が高い高校や大学に合格できる人は、あらゆる勉強において、自分の苦手分野や弱点を発見し、弱点克服・課題解決のための最適な勉強ができる人です。
でも、そんなことができる人は一握りです。
塾や予備校に行かなくても東大や京大に行ける頭脳があるなら別に英語スクールに通う必要はありませんが、そんな天才であれば、現時点で英語が全くできないと悩んでいるわけがありません。
世の中の99%以上は天才ではないのですから、根拠もなく適当に教材を選んで、独学で勉強しても、たいていの場合は失敗します。
3-② 暗記だけ頑張る
単語にしても文法にしても発音にしても、暗記は重要です。
実際、ある程度の暗記は大学受験に合格するためには必要ですし、暗記さえすればそこそこ点数を取れるのも事実です。
ですが、英語で平均点以上を取り、できれば英語で高得点を取るためには、やはり暗記だけでは不十分です。
前述の通り、単語であればコアイメージを覚えたり、文法であればチャンク(かたまり)ごとに意味を捉える練習をしたり、実際に使われる発音の知識を身に付けたりと、教科書や参考書を暗記するだけの学習では、英語を読むスピード・読解力やリスニング力の正確性に限度があります。
3-③ 自己流でトレーニングをする
特に絶対に辞めてほしいことの一つが、自己流で英語学習のトレーニングをすることです。
近年はYoutubeやpodcastなどで様々な英語学習のコンテンツを無料で視聴することができますが、たとえば、シャドーイングやディクテーションといった英語トレーニングは、やり方が正しければ確かに有効な英語学習方法となります。
ですが、英語学習のトレーニングを自己流で間違ったやり方をすると、英語の化石化が起きる可能性があります。
英語の化石化とは、一度間違った知識を身に付けると、癖がついていつまでも正しい知識が身に付かない現象です。
英語の発音や意味、コアイメージなどを自己流で間違って覚えてしまうと、取り返しがつかなくなる場合があるので注意しましょう。
4.英語が全くできない人が大学受験に合格するためには?
結論、英語が全くできない高校生におすすめするのは英語コーチングスクールの受講です。
大学受験を控えている高校生は、学習塾・予備校・英語塾・家庭教など様々な選択肢がありますが、英語コーチングスクールは一般的な塾や予備校とは異なり、専属トレーナーが受講生一人ひとりについて英語学習を丁寧にサポートしてくれます。
コーチングスクールの具体的なサービス内容を見ていきましょう。
4-① 英語習得の「再現性」がある
前述の通り、日本語と親和性がない言語を身に付けるわけですか、間違った勉強法や効率の悪いやり方で頑張っても、一向に英語が上達することはありません。
ですが、コーチングスクールでは英語指導のプロフェッショナルである専属コンサルタントが、「英語習得者の学習方法の再現性」がある指導をしてくれます。
受講生一人ひとりの英語ができない原因や、原因を解決するための的確なトレーニングを正確に把握しているので、学校教育や一般的な学習塾の非効率的な英語学習とは異なり、短期間で効率よく英語力を上げることが可能となります。
ようは、「誰でも習得できる言語というものを、正しい方法で身に付けることができる」というわけですね。
4-② 適切なPDCAサイクルを回す
コーチングスクールでは、専属コンサルタントのサポートのもと、適切なPDCAサイクルを回すことで効率的な自主学習を可能とします。
PLAN | 現在レベルや目標に合わせて、最適な学習計画を作成 |
DO | 学習計画をベースに自主学習やレッスンを実施 |
CHECK | 定期カウンセリングや定期テストで進捗状況の確認 課題や弱点の発見・検証 |
ACT | 発見された課題解決・弱点克服のために学習計画を修正 |
受講生一人ひとりによって、「単語の知識不足」「発音が苦手」「文法を理解していない」など弱点や課題が異なります。
コーチングスクールでは、初回カウンセリングや診断テストで苦手分野や弱点、課題を分析。専属コンサルタントが目標達成に最適なオリジナルカリキュラムを作成してくれます。
カリキュラムに沿って単語や発音、文法などのインプット学習を実施し、定期カウンセリング・テストで学習進捗状況を確認。弱点克服・課題解決のために学習計画を修正し、日々の学習に落とし込んでいく。
このように適切なPDCAサイクルを回しつつ、質問や疑問にもいつでも対応してくれるので、めちゃくちゃ効率的な学習が可能となるわけです。
一般的な予備校や学習塾では、基本的に講義をしたら終わりで、後は受講生にお任せって感じですが、コーチングスクールでは定期面談を通して、現状の英語レベルや目標を理解している専属コンサルタントが常にサポートしてくれるので、正しい学習方法で効率的に英語を学べるのです。
4-③ 科学的理論に基づいた学習メソッド
コーチングスクールのもう一つの特徴は、第二言語習得論に基づいた科学的なアプローチで英語の効率的な習得を目指すことです。
第二言語習得論
人間がどのように第二言語を習得していくのか、言語学・心理学・認知科学などの科学的観点から追求する学問。「聞く」「読む」というインプット学習を実施した上で、「書く」「話す」というアウトプット学習を進めることで、効率的な英語習得を実現する。
コーチングスクールは、受験英語の勉強だけを目的としません。
そもそも、英語の本質的な力が身に付けば、受験に合格できる力が備わります。
つまり、東大の試験対策をして、早稲田の試験対策をして、慶応の試験対策をして、大学入学共通テストの対策をしてと、それぞれの英語の試験対策をせずとも、単語・文法・発音の基礎がしっかりとできていて、読解力やリスニング力が身に付いていれば、どんな試験も問題なく対応できます。(もちろん、過去問を解いて試験の傾向に慣れるのは効果がありますが)
そして、本質的な英語を身に付けるために、シャドーイング・チャンクリーディング・ディクテーション・瞬間英作文・音読・多読といった、第二言語習得論に基づく効果的なトレーニングを実施してくれるのがコーチングスクールの最大の魅力なのです。
4-④ 個別指導塾とコーチングスクールは全く違う
よくある現役東大生、慶応、早稲田の学生が専属コーチをやっているような個別指導タイプのスクールは、コーチングスクールとは全く異なります。
そもそも、現役の学生は英語指導についての素人です。受験勉強ができることと、英語を教えることは全くの別物で、現役東大生だから安心とは全くなりません。
コーチングスクールの講師は海外の大学や大学院で言語習得の専門領域を学んでいたり、英語指導に長く携わっていたりと、英語のプロフェッショナルです。
アルバイト感覚でコーチを担当している現役学生とは指導レベルが圧倒的に異なるので、しっかりと英語を身に付けたい場合は個別指導塾ではなく、コーチングスクールを私はおすすめします。
4-④ おすすめの英語コーチングスクール
具体的にはこちらの記事(高校生向けの英語専門塾|大学受験におすすめの英語塾3選)で高校生におすすめの英語コーチングスクールをご紹介しています。
高校生向けの英語専門塾|大学受験におすすめの英語塾3選
2024/10/1
それぞれのスクールで無料体験を受けられますので、気になるスクールの無料体験を受けてみてサービス内容や雰囲気を確認してみましょう。
5.まとめ:最高の環境で大学受験に合格しよう
当記事では、英語が全くできない高校生が大学受験に合格するための学習方法について解説いたしました。
繰り返しになりますが、英語は正しい方法で勉強すれば必ずできるようになります。
ただし、ほとんどの日本人は正しい方法で勉強できていないから、英語が一生、苦手なままなのです。
ご紹介した3つのコーチングスクールは、大学受験対策はもちろん、英語の本質的な力が身に付きますので、ぜひ無料カウンセリングを受けてみてください。サービス内容やスクールの雰囲気を確認することができますから。