こんにちは。
当記事では、レアジョブ英会話を利用したIELTS対策がおすすめかどうかを解説します。
結論として、レアジョブ英会話でIELTS対策をするのはあまりおすすめではありません。
レアジョブ英会話にはIELTS対策専用の教材やカリキュラムがなく、IELTS対策に熟知した講師もなかなか見つからないのが現状だからです。
スピーキングセクションの対策としてディスカッションや質疑応答など限定的なレッスンを受けることは可能ですが、IELTSは4技能の総合的な実力が求められます。
特に、「留学」「海外でMBA取得」「外資系に就職や転職」などの目標のためにIELTS OA 6.5や7.0以上の高スコアを取得したい方は、IELTSの専門的な知識あり、専属でサポートしてくれるコーチングタイプのスクールの受講がおすすめです。
レアジョブ英会話の受講料金の安さは強みの一つですが、本気でIELTSのスコアアップを目指したい方は自己投資を惜しまずに、IELTS対策の実績があるスクールを選ぶようにしましょう。
この記事では、IELTS対策におすすめのスクールもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
1.レアジョブ英会話の基本情報
まずはレアジョブ英会話の基本情報を確認しましょう。
1-① レアジョブ英会話の概要
レアジョブ英会話は2007年10月に設立されたオンライン英会話サービスで、オンライン英会話業界の中でも老舗のスクールです。
特徴はホスピタリティの高いフィリピン人講師からレッスンを受けられることでしたが、ネイティブ講師からもレッスンを受けたいという要望を踏まえて、2023年9月には「ネイティブパス」というオプションプランが登場。
受講料金は少し高くなりますが、ネイティブ講師とレッスンするプランも利用可能になりました。
一番人気のプランは月額7,980円で毎日25分間のレッスンと非常にリーズナブル。
ネイティブパスに加入しても月額15,980円でネイテイブ講師から毎日レッスンを受けられるので、受講料金の安さが魅力のスクールと言えます。
6,000人以上のフィリピン人講師が在籍しており、累計会員数100万人以上・法人の導入数は3,100社以上と実績も抜群なので、安価で信用度の高いサービスを受けたい方におすすめです。
1-② レアジョブ英会話の基本情報
続いて、レアジョブ英会話の基本情報を見ていきましょう。
レアジョブ英会話 | |
入会費 | 無料 |
日常英会話コース (通常) | 月8回25分:4,980円 毎日25分 :7,980円 毎日50分 :12,980円 毎日100分:21,480円 |
ビジネス英会話コース (通常) | 毎日25分 :12,980円 |
日常英会話コース (ネイティブパス) | 毎日25分 :15,980円 毎日50分 :20,980円 毎日100分:29,480円 |
ビジネス英会話コース (ネイティブパス) | 毎日25分 :20,980円 |
チケット料金 | 1枚:660円 6枚:3,300円 13枚:6,600円 |
レッスン(ネイティブ) | チケット3枚 / 回 |
レッスン可能時間 | 6:00~25:00 |
レッスン予約 | 5分前まで |
レッスンキャンセル | 30分前まで |
レッスン講師の国籍 | フィリピン人 / ネイティブ |
ツール | レアジョブ独自ツール |
オンライン対応 | オンライン完結 |
1番人気のプランは日常英会話コースの毎日25分プランです。
レアジョブ英会話でIELTS対策のレッスンを受けたい場合は、ネイティブ講師からレッスンを受けられる毎日25分・月額15,980円のプランがおすすめと言えます。
2.レアジョブ英会話を利用したIELTS対策
レアジョブ英会話にはIELTS対策に対応した教材やカリキュラムがありません。
そのため、レアジョブ英会話でIELTS対策をする場合は、教材を自分で決めて、IELTS対策が可能な講師を選び、具体的なレッスン内容をこちらから提示する必要があります。
2-① 教材の選定
前述の通り、レアジョブ英会話にはIELTS対策として作られた教材がありません。
従って、レッスンで利用する教材は、レアジョブの教材をIELTS対策の代用として利用するか、自分で買った参考書や問題集を利用する必要があります。
たとえば、日常や学術的なテーマで講師と質疑応答をする「カンバセーション・クエスチョン」や話題のニュースをテーマに講師とディスカッションをする「デイリーニュースアーティクル」などの教材を利用することで、疑似的なIELTSのスピーキング対策が可能でしょう。
また、IELTSの参考書や問題集を利用して、たとえばリーディングセクションで解けなかった問題の解説をお願いしたり、文法について教えてもらったりするなど、自分で学びたい内容を提案することもできます。
2-② IELTS対策ができるレアジョブの教材
レアジョブにはIELTS対策に特化した教材はありませんが、IELTSのスピーキング対策として「デイリーニュースアーティクル」はおすすめと言えます。
デイリーニュースアーティクルは、CEFR B1 high ~ B2 high and above(IELTS 5.0点以上に相当)に対応した中級者向けの教材であり、IELTSの高スコアを目指すのに適したレベルと言えます。
最近で話題のニュースをテーマに講師とディスカッションをして、自分の意見や考えを伝える力を鍛えることができますので、IELTSのスピーキングセクションの対策の一つとして有効です。
流れとしては、まずは記事を音読して内容を把握したのち、内容が理解できているか講師から質問がありますので、その質問に答えます。
また、記事の内容に関する4つのトピックが用意されているので、1つトピックを選んで講師とディスカッションをします。
IELTSのスピーキングセクションの採点基準は「一貫性・流暢さ」「語彙力」「文法」「発音」の4つあり、ただ英語を話せるようになればいいわけではありません。
IELTSで高スコアを取得するには、自分の意見を述べた後に意見を補強する具体例を挙げる論理性、最初と最後で意見が変わらない一貫性、同じ意味でも多様な言い回しをする表現の多様さ、文法の正確性、発音の自然さなど総合的な力が求められます。
デイリーニュースアーティクルは「自分の意見とその理由を論理的に述べられるようになること」を目的としている教材のため、IELTSのスピーキング対策に合ったレッスンを受けることができるでしょう。
2-③ IELTS対策が可能な講師を見つける
レアジョブでは講師がIELTS対策でカテゴライズされていないため、IETLS対策が可能な講師をソートすることはできません。
しかし、レッスン予約の検索画面で「さらに詳しい条件を指定する」をクリックし、フリーワード検索の「自己紹介から検索」でIELTSと入力すれば、プロフィールにIELTSと記載している講師がヒットします。
たとえば、プロフィール欄にIELTSのスコアが乗っていたり、IELTSの指導が可能な旨が記載されている講師を検索することが可能です。
中にはIELTS Examiner(試験官)と記載されている場合があり、バンドスコアの採点基準を知っている講師がいる場合もありますので、講師を探す際は「自己紹介から検索」を利用するようにしましょう。
2-④ ライティング添削(チャット機能)
レアジョブ英会話では基本的にスピーキング対策が可能ですが、チャット機能を利用することでライティング対策も可能です。
まずは講師にライティング添削が可能か尋ねてみましょう。
ライティングの添削が可能と答えてくれたら、前もって準備しておいたエッセイをチャット機能を使って講師に送信します。
レッスン中にエッセイを添削してもらい、論理構成や文法などのフィードバックを貰ったら、フィードバックをもとに次回のレッスンまでにエッセイを書き直しましょう。
そしてまた添削してもらい、一つのテーマの作文が完璧になったら次のテーマに進むことで、どんどんライティング能力がブラッシュアップされるはずです。
IELTSのライティングセクションは「課題の達成度」「一貫性」「語彙力」「文法」の4つの採点基準があり、日本人はライティングで6.0以上のスコアを取るのは非常に難しいと言われています。
できればIELTS対策に熟知した講師を見つけて、同じ講師に何度もエッセイを添削してもらうことで、IELTSの採点基準を満たす作文能力を身に付けることを目指しましょう。
3.レアジョブ英会話のIELTS対策をおすすめしない理由
前述の方法でレアジョブ英会話を利用したの限定的な対策を実施することは可能です。
しかし、本気でIELTS OA 6.5や7.0などの高スコアを目指したい方には、レアジョブ英会話を利用しての対策はおすすめしません。
その理由について具体的に解説していきます。
3-① IELTS対策の専用コースがない
デイリーニュースアーティクルなどの無料教材を利用したディスカッションやチャット機能を利用したライティング対策など、限定的なスキル対策はレアジョブ英会話でも可能です。
しかし、IELTS対策の専用教材やカリキュラムが用意されておらず、単発のレッスンしか受けられないことから、オーバーオールで高得点を目指すのはレアジョブ英会話のみの利用では難しいと言えるでしょう。
特に短期間でスコアを伸ばしたい方や現在スコアが伸び悩んでいる方は、IELTS対策に特化したコースがあるスクールの受講がおすすめです。
3-② レッスン内容を自分で決める必要あり
IELTSのスコアを伸ばすためには、スコアが伸び悩んでいる原因を特定し、原因を解決する適切な英語学習を実施する必要があります。
しかし、レアジョブ英会話でIELTS対策を実施する場合、正確な自己分析ができず闇雲に「ディスカッションをしよう」「ライティング添削をお願いしよう」と、その時のレベルに応じて本当に必要な対策ができない可能性が高いです。
レッスンの内容を決めるという入り口の時点で道を間違ってしまうと、いくら勉強しても効果が出ずにIELTSの学習に挫折してしまうリスクがあります。
IELTSの高スコアを目指すのであれば、専属のコンサルタントがついて「スコアが伸びない原因の発見」「解決する適切な勉強の提示」「日々の学習プランの作成」などIELTS対策を総合的にサポートしてくれるLiberty English Academyのようなコーチングタイプのスクールがおすすめです。
3-③ IELTS対策に対応した講師がいない(非常に少ない)
レアジョブ英会話の講師をIELTSで検索してプロフィールを確認しても、IELTS対策に言及している講師が少ないのが現状です。
IELTS対策の指導が可能だったり、IELTSの試験官の経験ありと記載している講師もいるのですが、あくまで自己申告であり、IELTS指導の専門的な知識を持っているかどうかはわかりません。
しっかりとIELTS対策の専用コースがあるスクールを受講した上で、補助的にレアジョブ英会話を利用して実践的なスピーキングの機会を増やすといった使い方は良いと思いますが、レアジョブ英会話のみで英語4技能を伸ばすのは難しいです。
従って、IELTSのオーバーオールの高スコアを目指すのであれば、IELTS指導の専門知識や実績がある講師が在籍しているスクールを受講するのがおすすめと言えます。
3-④ 毎回同じIELTS対策の講師からレッスンを受けられない
運よくIELTS対策が可能なお気に入りの講師が見つかったとしても、講師が毎日レッスン可能とは限りません。
人気講師はすぐに予約が埋まってしまいますし、講師の出勤スケジュールが不定期な場合もありますので、定期的にレッスンを受けたくても受けられずにストレスが溜まる可能性があります。
レアジョブの予約システム上、レッスンが終わらないと次のレッスンが予約できないため、せっかく見つけたIELTS対策ができる講師からなかなかレッスンを受けられないリスクがあるわけですん。
とはいえ、IELTS対策が可能な講師以外の講師を予約しても、思ったような対策ができない可能性が高いため、思ったようにIELTS対策を進められないというデメリットにも気を付けましょう。
特に、留学や就職などでIELTSのスコアを取得したい期限が決まっている場合は、スケジュール通りに勉強できない可能性があるレアジョブはあまりおすすめできません。
3-⑤ 自主学習のサポートがない
レアジョブ英会話ではディスカッションなどアウトプットスキルのレッスンを受講できますが、単語や文法など基礎学習やリーディング・リスニングなどのインプット学習のサポートがありません。
短期間でIELTSのスコアを伸ばすためには、1日1~3時間ほどの勉強が目安になってきますが、自主学習の質が低ければスコアは伸びません。
そして、独学では効果的な自主学習が難しいため、IELTSのスコアがなかなか伸びないという問題があります。
IELTSのスコアが伸び悩んでいる方や短期集中でスコアを伸ばしたい方は、専属コンサルタントが付いて自主学習の質を最大限に高めてくれるコーチングタイプのスクールを受講するのがおすすめです。
4.レアジョブ英会話以外のIELTS対策におすすめサービス
結論として、本気でIELTSのスコアアップを目指したい方はレアジョブ英会話ではなく、専属コンサルタントがついて丁寧にIELTS対策をサポートしてくれるコーチングタイプのスクールがおすすめです。
コーチングサービスがおすすめな理由も解説していきますので、参考にしてください。
なお、IELTS対策におすすめなスクールが知りたい場合は、こちらの記事(IELTS対策におすすめのコーチングスクール・塾・予備校15選)も参考にしてみてくださいね。
IELTS対策におすすめのコーチングスクール・塾・予備校15選
2024/10/1
4-① IELTS対策に特化したコース
IELTS OA 6.5や7.0以上のスコアを達成するため、自分の弱点・課題を正確に分析し、弱点克服・課題解決のために適切なIELTS対策を継続する必要があります。
コーチングスクールはIELTS対策に特化したコースがあり、IELTSの指導に熟知したコンサルタントが専属で付いてくれます。
専属コンサルタントは受講生一人ひとりの弱点や課題を客観的に分析し、第二言語習得論などの言語習得論をベースに「学習プランの作成」「弱点や課題を言語学の知見から解決する勉強法をアドバイス」「定期面談で進捗状況の確認・学習プランの修正」など適切なIELTS対策をサポートしてくれます。
結果として自主学習の質が最大化し、独学やオンライン英会話を利用するよりも遥かに効率的にIELTSのスコアを伸ばすことが可能になります。
4-② 英語4技能を効率よく伸ばす学習メソッド
IELTSのスコアを伸ばすために、「リスニングを伸ばしたいから英語をたくさん聞く」「スピーキングを伸ばしたいから英会話レッスンをたくさん受ける」「ライティングを伸ばしたいから、英作文をたくさん書く」などスキルごとの対策を実施します。
もちろん、スキルごとの対策も必要なのですが、最初からスキルに特化した対策をしてもスコアの伸びが期待できない可能性が高いです。
その理由は、英語4技能は独立したスキルではないからです。
それぞれのスキルは枝葉のようなもので、幹から枝分かれしているにしか過ぎません。
木の幹の部分、すなわち、英語の「核」を身に付ければ、枝葉のスキルの向上速度が飛躍的に高まります。
たとえば、Liberty English Academyの「グラマーテーブル」のように、最初に英語の「核」を身に付けてから具体的にIELTS対策を実施することで効率的なスコアアップを期待できます。
4-③ IELTS対策の客観的な実績
レアジョブ英会話にはIELTS対策の教材がありませんし、専門的な知識や指導経験がある講師もほぼいません。
IELTSに限らず、何かを学ぶ際にはその道のプロに教えてもらうのが最も上達が早いですよね。
たとえばLIBERTYでは創設者の藤川代表から直接「グラマーテーブル」のレッスンを受けることができます。また、トライズでは官公庁で英語指導をしていた実績を持つ英語ネイティブコーチからレッスンを受けられます。
IELTS対策の専門的な知識を持っている講師から指導してもらうことで、独学よりも圧倒的に効率的なスコアアップが期待できます。
実際、厚生労働省が管轄している一般教育訓練給付制度のデータを確認すると、LIBERTYはIELTSの目標スコア7.0の達成率が80%以上と非常に高い実績を誇っています。
スクール | 対象講座 | 受講料金 | 目標 | 受験人数 | 達成人数 | 目標達成率 |
LIBERTY | IELTS対策 | 476,000円 (4-6ヶ月) | IELTS 7.0 以上 | 91人 | 78人 | 85.7% |
(オンライン) | 476,000円 (4-6ヶ月) | IELTS 7.0 以上 | 103人 | 90人 | 87.4% |
- LIBERTYは入会金無料キャンペーン込みの受講料金
- 参考:教育訓練給付制度[検索システム]
IELTS対策の客観的な実績データがあるスクールの方が信用度が高く、目標スコアを達成できる可能性も高いと言えます。
レアジョブ英会話と比較すると受講料金は高いですが、留学や就職・転職・海外転勤など理想のキャリアを実現したい人には価値のある自己投資としてコーチングスクールをおすすめしています。
4-④ 留学サポートがある
たとえば、Liberty English AcademyではIELTS対策だけでなく、大学選定・出願手続き・入学手続きなどのサポートやエッセイ添削・現地の住居選定などIELTSの受験から留学まで総合的なサポートを受けることが可能です。
レアジョブ英会話を受講しても留学サポートは全くありませんので、海外留学を検討している方はフルサポートを受けられるスクールの受講が安心と言えます。
5.レアジョブ英会話のIELTS対策はおすすめではない
当記事では、レアジョブ英会話がIELTS対策におすすめではない理由について解説してきました。
教材や講師を選ぶことでディスカッションやライティングの限定的な対策を実施することは可能ですが、IELTSのオーバーオールで高スコアを目指すには物足りないサービスと言えます。
受講料金の安さは魅力の一つですが、IELTS 6.5や7.0などの高スコアを取得して夢を本気で実現したいのであれば、自己投資をしてIELTS対策の高い実績があるスクールを受講するのがおすすめです。
せっかくIELTSの勉強を勉強するのであれば、最高の環境で最高の結果を出しましょう。
こちらの記事(IELTS対策におすすめのコーチングスクール・塾・予備校15選)にIELTS対策におすすめのスクールをまとめてありますので、興味があるスクールがあればぜひ無料カウンセリングを受けて、スクールの雰囲気やサービス内容を確かめてみてくださいね。
IELTS対策におすすめのコーチングスクール・塾・予備校15選
2024/10/1