こんにちは。
当記事では、大手オンライン英会話「DMM英会話」を利用したTOEIC L&R TEST対策がおすすめかどうかを解説していきます。
結論から言いますと、DMM英会話を利用したTOEIC L&R TEST対策はおすすめしません。
その理由は、DMM英会話にはTOEIC Speaking Testの教材はあるものの、TOEIC L&R TEST対策専用の教材やカリキュラムは用意されていないからです。
DMM英会話の文法や語彙などの教材を利用して基礎知識を身に付けることで英語力の底上げを図ればTOEIC L&R TESTのスコアも伸びることが期待できますが、それならばTOEIC L&R TEST対策に特化したコースを受ける方が大幅なスコアの伸びが期待できます。
特に短期集中で200~300点のスコアアップを目指したい方やTOEIC L&R TEST 700点以上の高スコアが目標の方は、Liberty English AcademyのようなTOIEC L&R TEST対策専門スクールの受講がおすすめです。
この記事では、DMM英会話を利用したTOEIC L&R TEST対策方法について解説しつつ、他のTOEIC L&R TEST対策におすすめなスクールもご紹介していきますので、就職・転職・昇格などのキャリアップのために本気でスコアアップを目指している方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
なお、記事の本文ではTOEIC L&R TESTをTOEICと省略して記載しますのでご了承ください。
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DMM英会話
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1.DMM英会話のTOEIC対策の基本情報
DMM英会話は効果なし?初心者におすすめしない理由を解説
2024/4/17
まずはDMM英会話の基本情報を見ていきましょう。
1-① DMM英会話の概要
DMM英会話は、2013年にスタートした大手オンライン英会話サービスです。
アメリカ・イギリス・カナダ・オーストラリアなどの英語ネイティブから、フィリピン出身講師を中心とする非英語ネイティブまで、世界124ヵ国・10,00名以上の講師が在籍しています。
入会金・教材費無料の月額6,980円で毎日レッスンができるなどコスパが非常に高く、24時間・365日いつでもレッスンを受けられるため、仕事や予定で毎日が忙しい方でも利用しやすいのもポイント。
アンケート調査では「価格満足度」「レッスン充実度」「講師のバリエーション」など、16部門で顧客のサービス評価No.1を獲得しており、金融庁をはじめとする官公庁や法人企業が導入している実績が豊富なサービスとなります。
1-② DMM英会話の基本情報・料金体系
続いて、DMM英会話の基本情報や料金体系を見ていきましょう。
DMM英会話 | |
入会金 | 無料 |
スタンダード | 月8回レッスン:4,880円 毎日1回レッスン:6,980円 毎日2回レッスン:11,980円 毎日4回レッスン:19,980円 |
プラスネイティブ | 月8回レッスン:12,980円 毎日1回レッスン:19,880円 毎日2回レッスン:38,980円 毎日4回レッスン:72,980円 |
教材費 | 無料 |
TOEIC対策教材 | TOEIC Speaking Actual Test |
レッスン時間 | 25分間 |
講師 | 124ヵ国・10,000人上(2024年9月1日時点) |
レッスン可能時間 | 24時間可能 |
オンライン | オンライン完結 |
スタンダードプランは世界114ヵ国の非ネイティブ講師とレッスンができるプランで、主にフィリピン人講師が多く在籍しています。
スタンダードプランでは日本人講師とネイティブ講師とはレッスンできないため、TOEIC対策として日本人講師からレッスンを受けたい場合は、プラスネイティブプランを選択するのがおすすめです。
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2.DMM英会話を利用したTOEIC対策方法
続いて、DMM英会話を利用してTOEIC対策をする方法について見ていきましょう。
2-① TOEIC対策に役立つ教材を選ぶ
DMM英会話は基本的にDMMが用意した無料教材を利用してレッスンを進めていきます。
しかし、DMM英会話にはTOEIC対策専用教材がありませんので、何かしらの教材をTOEIC対策の代用として選ぶ必要があります。
そこで、おすすめなのが以下の教材です。
教材 | 学べること |
Grammer (文法) | 【基礎学習】 英文法の理解を深める |
Pronunciation (発音) | 【基礎学習】 発音を上達させるためのコツを学ぶ |
写真描写 | 【リスニング Part 1】 中級:写真や絵にある物や状況を説明することでスピーキング力を伸ばし、語彙を学ぶ 上級:いろいろな写真について説明しながらスピーキングの練習 |
Business (ビジネス) | 【リスニング Part 2・3】 ・英語のスキルを伸ばしながら、夢の職業に就くためのヒントとコツを学ぶ ・ビジネス界で耳にする色々なフレーズと使い方を学ぶ ・職場における心理学やその他の興味深いトピックについて話し合い ・英会話スキルの練習をしつつ、世界で最も成功している企業についても学ぶ ・ビジネスと職場のシーンに必要不可欠な英語を学ぶ |
Daily News (デイリーニュース) | 【リーディング Part 7】 世界の最新ニュースを題材に講師と議論し、語彙や表現を学ぶ |
英語力の基礎を学びたい方は「文法」や「発音」の教材を利用することで、リスニング力やリーディング力の底上げを図ることができます。
また、リスニング問題Part 1は写真描写が出題されるため、「写真描写」がテーマの教材を利用したり、リーディング問題Part 7は長文読解が出題されるため、「デイリーニュース」の教材を利用して様々なテーマの語彙や表現を習得するといった勉強も可能です。
このように、TOEIC対策専用のカリキュラムはDMM英会話にはありませんが、無料教材を利用することでTOEIC対策に近いレッスンを受けることができるでしょう。
2-② 講師を選ぶ
DMM英会話は基本的には英会話目的のサービスであり、講師の条件設定は「年齢」「性別」「上級者向け」「初心者向け」「ビジネス英会話」「講師歴3年以上」「新人講師」など、あくまで英会話を前提としたソートしかできません。
ですが、フリーワードの検索欄がありますので、「TOEIC」や「950」などと検索することで、自己紹介欄にTOEICのスコアを記載している講師を探すことができます。
TOEICの高スコア保持者であれば、TOEICの各問題の解き方やスコアを伸ばすテクニックなどを熟知していますので、「TOEIC対策をしてほしい」という要望を伝えることで、TOEIC対策のレッスンを受けられる可能性があります。
2-③ TOEICのスコアアップは副次的な効果と割り切る
就職・転職・昇格などのキャリアップのために短期間でスコアアップを目指しているわけではなく、1~2年とった長期的なスパンでTOEICのスコアが伸びれば良いのであれば、DMM英会話でスピーキングの練習をメインに英語学習をするのもアリでしょう。
英会話が上達すれば、当然ながらリスニング力は向上しますし、語彙や表現が増えることでリーディング力も伸びます。
あくまで実践的な英会話を鍛えつつ、英語力が伸びれば必然とTOEICのスコアも伸びると割り切って、DMM英会話のレッスンを受けるのも一つの選択肢です。
3.DMM英会話のTOEIC対策の強み
次に、DMM英会話を利用したTOEIC対策の強みについて見ていきましょう。
3-① スタンダードプランは安い
日本人講師ではなく、フィリピン人講師からレッスンを受けるスタンダードプランは月額6,980円で1日1回のレッスンとオンライン業界でも最安レベルの料金で受講することができます。
かりにDMM英会話のスタンダードプランを1年間利用する場合、6,980円×12ヶ月 = 83,760円とコスパとしては非常に優秀です。
フィリピン人講師でもTOEICの高スコアを保持している方がいますので、フリーワード検索でTOEICについて言及しているフィリピン人講師を探してみましょう。
3-② 自由にレッスンを受講できる
一般的な英会話教室はレッスンのスケジュールが「火曜日の19時から」などと固定されているため、仕事や予定で忙しい方はレッスン開始時間を気にすることがストレスになる場合もあるでしょう。
しかし、DMM英会話は365日・24時間いつでも受講することが可能であり、出社前の早朝や休日前の深夜など、自由にレッスンを受けられる強みもあります。
従って、スケジュールに縛られたくない方はDMM英会話の利用に向いていると言えます。
3-③ 教材が全て無料
DMM英会話の教材は全て無料です。
残念ながらTOEIC L&Rに対応した教材は用意されていませんが、文法・発音・写真描写・デイリーニュースなどの教材を代用することで、TOEIC対策に適したレッスンを受けることができます。
受講料金自体も格安であり、上手く利用すれば追加料金も発生しないことから、予算をできるだけ抑えたい方にDMM英会話はおすすめです。
3-④ TOEIC 900点~990点の講師も在籍
DMM英会話のフリーワード検索で講師を探すと、TOEIC 900点・950点・990点などの高スコア保持者がヒットします。
基本的には日本人講師が多いですが、フィリピン人講師にもTOEIC高スコアを持っている方がいますので、TOEIC対策をする場合はTOEICの高スコアを一つの目安にするのが良いでしょう。
4.DMM英会話のTOEIC対策のデメリット
続いて、DMM英会話を利用してTOEIC対策をするデメリット部分についても確認しましょう。
4-① プラスネイティブプランは高め
TOEIC初心者~初級者レベルの方は、フィリピン人講師と全て英語でコミュニケーションするのは難しく、日本語でレッスンを受けたい方も多いと思います。
しかし、日本人講師からレッスンを受けられるプラスネイティブプランは、1日1回だと月額19,880円と少し高めの価格設定となっています。
プラスネイティブプランを1年間継続した場合、19,980円×12ヶ月 = 237,600円と約25万円かかるため、決して安いとは言えない予算が必要です。
レッスンの質を高めるために日本人講師を選択すると予算が高くなるという点は、DMM英会話のデメリットの1つと言えるでしょう。
4-② 評価が高い講師は予約しづらい
DMM英会話は講師のプロフィール欄でユーザーの評価やコメントを確認できますが、人気講師になると受講生の予約が集中するため、なかなか予約を取ることが難しくなります。
特にTOEICの高スコアを保持している講師は人数が少ないため、TOEICの高スコアを持っていて人気講師となると、思ったように予約を取れない可能性が非常に高いです。
そのため、評価が高い講師は諦めて、自分なりにお気に入りの講師を探すなどの手間がかかるリスクがある点はDMM英会話の大きなデメリットと言えるでしょう。
4-③ TOEIC対策の専門家ではない
DMM英会話はあくまで英会話目的のサービスを提供しており、プロフィール欄にTOEICのスコアが記載されていたとしても、TOEIC対策の専門知識があるとは限りません。
そもそも、DMM英会話の講師は基本的には非正規雇用であり、アルバイト感覚の講師も在籍しているため、質の高いTOEIC対策のレッスンを受けられない可能性も十分にあります。
一方でTOEIC対策専門のコースがある資格対策スクールでは、国内外の大学や大学院で言語学を修了した講師も在籍しており、英語を指導する専門的な知識やスキルが備わっている講師から指導を受けることが可能です。
本当に高品質なTOEIC対策のレッスンを受けたいのであれば、Liberty English Academyのような言語学に基づいてハイレベルな指導を受けれるスクールの受講も検討してみましょう。
4-④ 自主学習のサポートがない
DMM英会話では、教材や講師を選ぶことでTOEIC対策に近いレッスンを受けられるものの、自主学習のサポートはありません。
短期間でスコアを大きく伸ばすためには、自主学習の質を上げて毎日の勉強内容や目的を明確にする必要があります。
しかし、特に英語初心者やTOEICのスコアが伸び悩んでいる方は、自分の英語ができない課題を解決する最適な自主学習を続けるのは難しいため、DMM英会話のレッスンを受講しても期待するほどスコアが伸びない可能性が高いです。
短期集中でTOEICのスコアを伸ばしたい方は、専属のコンサルタントが付いて適切な自主学習ができるようになるコーチングタイプのスクールを受講するのがおすすめです。
4-⑤【結論】DMM英会話はTOEIC対策としては不向き
結論として、DMM英会話はTOEIC対策のカリキュラムや教材がなく、TOEIC対策の専門知識がある講師も在籍していないことから、TOEIC対策としてレッスンを受けるのは不向きなサービスと言えます。
英会話目的でレッスンを受けて英語コミュニケーション能力が伸びた結果、副次的にスコアが伸びることは十分に期待できますが、TOEICのスコアを伸ばすために受講するのであれば、素直にTOEIC対策の専門的なコースが用意されているスクールの受講がおすすめです。
5.DMM英会話以外のTOEIC対策におすすめサービス
ここまでDMM英会話のTOEIC対策について解説してきましたが、「初心者レベルからでもTOEICのスコアを大きく伸ばしたい方」や「TOEIC 700点・800点・900点以上の高スコアを目指したい方」は、専属コンサルタントがTOEIC対策を総合的にサポートしてくれるコーチングタイプのスクールがおすすめです。
コーチングサービスがおすすめな理由も解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
なお、TOEIC対策におすすめなスクールが知りたい場合は、こちらの記事(【TOEICコーチング】最高峰のコーチングスクール16選)も参考にしてみてくださいね。
5-① 専属コンサルタントのサポート
TOEICの高スコアを短期間で達成するためには、スコアで伸び悩んでいる弱点部分や課題を分析して、弱点克服・課題解決のために適切な対策を実施する必要があります。
コーチングスクールはTOEIC対策に特化したコースがあり、TOEICの指導に熟知したコンサルタントが専属で付いてくれます。
専属コンサルタントは受講生一人ひとりの弱点や課題を客観的に分析し、第二言語習得論などの言語習得論をベースに「学習プランの作成」「弱点や課題を言語学の知見から解決する勉強法をアドバイス」「定期面談で進捗状況の確認・学習プランの修正」など適切な対策をサポートしてくれます。
結果として自主学習の質が最大化し、独学や英会話教室を利用するよりも、遥かに効率的にTOEICのスコアを伸ばすことが可能になります。
5-② TOEIC対策の専門知識を持つ日本人コンサルタント
DMM英会話にもTOEICの高スコアを保持している講師は在籍していますが、第二言語習得論など言語学の専門的な知識がある講師は多くは在籍していません。
英語と日本語は言語のルーツが根本的に異なるため、日本人が英語を第二言語として身に付けるのは非常に難しいと言われています。
コーチングスクールでは、日本人に対する英語指導の実績が豊富なコンサルタントが第二言語習得論などの言語学をベースにTOEIC対策をサポートしてくれる点からもおすすめです。
5-③ TOEIC対策の客観的な実績
厚生労働省が管轄している一般教育訓練給付制度のデータを確認すると、コーチングスクールは客観的に高い目標達成率を残していることがわかります。
当サイトでおすすめしているスクールのデータを抽出しましたので、参考にしてみてください。
スクール | 対象講座 | 受講料金 | 目標 | 受験者 | 達成者 | 目標達成率 |
LIBERTY | TOEIC対策 | 476,000円 | TOEIC 895 以上 | 43名 | 37名 | 86.0% |
TOEIC対策 (オンライン) | 476,000円 | TOEIC 895 以上 | 45名 | 41名 | 91.1% | |
ENGLISH COMPANY | 90日間集中 | 516,000円 | TOEIC 645~694 | 351名 | 242名 | 68.9% |
180日間集中 | 634,800円 | TOEIC 645~694 | 97名 | 61名 | 62.9% | |
ストレイル | TOEIC | 281,600円 | TOEIC 645~694 | 93名 | 49名 | 52.7% |
- LIBERTYは入会金無料キャンペーン込みの受講料金
- 令和4年度の実績
- 参考:教育訓練給付制度[検索システム]
たとえばLIBERTYはTOEIC 895点以上の目標達成率が約90%と非常に高い実績を誇っています。
TOEIC対策の客観的な実績データがあるスクールの方が信用度が高く、目標スコアを達成できる可能性も高いと言えるでしょう。
コーチングスクールはDMM英会話よりも受講料金は高いですが、就職・転職・昇格・海外転勤など理想のキャリアを実現するためにTOEICの高スコアを目指したい方には、価値のある自己投資とし受講を検討してみてください。
6.まとめ:DMM英会話のTOEIC対策はあまりおすすめではない
当記事では、DMM英会話を利用したTOEIC対策が可能かどうか解説してきました。
DMM英会話は料金が安く、無料教材を利用してTOEIC対策に近いレッスンを受けることができますが、TOEIC対策専用のカリキュラムや教材が用意されているわけではありません。
英語コミュニケーション能力が向上する副次的効果としてTOEICのスコアが伸びることは期待できますが、短期集中で200~300点のスコアアップを目指したい方や、TOEIC 800点~900点以上などの高スコアを目指したい方は、価値のある自己投資をしてコーチングタイプのスクールの受講も検討してみてください。
せっかくTOEICの高スコアを目指して勉強をするのであれば、最高の環境で最高の結果を出しましょう。
こちらの記事(【TOEICコーチング】最高峰のコーチングスクール16選)にTOEIC対策におすすめのスクールをまとめてありますので、興味があるスクールがあればぜひ無料カウンセリングを受けて、スクールの雰囲気やサービス内容を確かめてみてくださいね。
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