こんにちは。
当記事では、IELTSは何点からすごいと言えるのか、スコア別の難易度各や目標スコアの決め方について詳しく解説していきます。
イギリスで開発されたIELTSは、海外留学やグローバル企業・外資系企業への就職、英語圏の国への移住を目指す際に必要となる英語力の指標の一つです。
英語4技能(リーディング・リスニング・ライティング・スピーキング)のレベルを総合的に測定するIELTSは非常に難易度の高いテストですが、世界的な信用度があり、英語に深く関わる仕事や生活をしたい人には必須の試験と言えるでしょう。
記事の後半ではスコアを効率よく伸ばすおすすめの英語スクールも併せてご紹介しますので、本気でIELTSの高スコアを取得したい方はぜひ参考にしてみてくださいね。
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1.IELTSは何点からすごい?オフィシャルの基準から解説
「IELTSは何点からすごいのか」について、客観的な指標となるのが公的機関である(British Council、IDP Education、Cambridge Assessment English)が定めたスコアレンジです。(参照:IELTS Home of the IELTS English Language Test)
まずは、IELTSのオフィシャルな基準から見ていきましょう。
1-① IELTSとは何か?
IELTS(International English Language Testing System)は、英語が非母国語である人々の英語力を測定する世界共通の試験です。
British Council、IDP Education、Cambridge Assessment Englishが共同で運営しており、世界150以上の国や地域で認められています。
日本ではTOEICや英検の方が知名度が高いですが、世界的に見ればIELTSの方が遥かに浸透しており、留学や就職、移住などで一定の英語力を求める場合、IELTSのスコアを求められることが多くあります。
リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの4つの技能を測定するため、特にライティングやスピーキングを苦手とする日本人にとっては非常に難易度の高いテストと言えますね。
1-② IELTSのスコアレンジと各レベルの英語力
さて、British Council、IDP Education、Cambridge Assessment Englishが設定しているIELTSのスコアレンジと各レベルの英語力は以下の通りです。
スコア | レベル | 詳細 |
1.0 | Non User | 単語の羅列のみ可能 |
2.0 | Intermittent Use | 単語の羅列になってしまい、コミュニケーションが困難 |
3.0 | Extremely Limited User | コミュニケーションをスムーズに行なうことができない |
4.0 | Limited User | コミュニケーションは可能だが、複雑な表現は困難 |
5.0 | Modest User | 英語で基本的なコミュニケーションが可能 |
6.0 | Competent User | 日常生活において問題なく英語を使いこなせる |
7.0 | Good User | 複雑な議論も可能だか、時折、不適切な表現もある |
8.0 | Very Good User | どのような場面でも英語を問題なく使いこなせる |
9.0 | Expert User | ネイティブ同様の完璧な英語能力 |
2021年のデータによると、IELTSの受験者のスコア分布は、7.0以上を獲得した受験者の割合は約25%、6.0以上を獲得した受験者の割合は約63%となっています。
ただ、IELTSを受験する人自体、留学やグローバル企業の就職を目指している英語力が高い人のため、総じてスコア分布は高くなる傾向にあります。
実際の平均スコアはもっと低いと言えるでしょう。
1-③ 日本人の平均的なIELTSのスコア
2022年のIELTS受験者のデータによりますと、日本人の平均的なIELTSのスコアは次のとおりです。
技能 | スコア |
リスニング | 6.0 |
リーディング | 6.1 |
ライティング | 5.7 |
スピーキング | 5.5 |
オーバーオール | 5.9 |
(参考:Test taker performance 2022)
傾向としては、やっぱりリスニングやリーディングと比較してライティングやスピーキングのアウトプットスキルが苦手であることがわかりますね。
1-④ IELTSは7.0点からすごいと言える
基本的に英語をしっかりと勉強している人が受験して平均スコアが5.9ですから、IELTSの高スコアを取得するのがいかに困難であるかが分かります。
特にIELTS 7.0以上のスコアを持っている人は、複雑な議論が可能なレベルと認定され、優秀な英語能力を持っていることの証明となります。
たとえば、英語圏の大学・大学院に入学するためには一般的に7.0以上のスコアが必要とされるので、イメージとしてはIELTS 7.0で英語の講義を理解し、専門分野におけるディスカッションやプレゼンを行えるレベルと言えるでしょう。
ただし、大学によって必要なスコアは異なりますし、就職においても職種や業界によって必要とされるスコアの基準が変わってきます。
また、移民や永住権を取得するためのスコア要件も国によって違うので、「IELTSは7.0からすごい!」と7.0をスコアの目標にするのではなく、まずはどの大学に留学したいのか、どの企業に就職したいのか、どの国のVISAを取得したいのか、具体的な目標を定めることが非常に大切となってきます。
1-⑤ IELTSのスコアと大学の出願条件
海外の大学は非英語ネイティブに対して、出願の際にTOEFLやIELTSのスコアを求めるのが一般的です。
特に、世界大学ランキング上位10位以内の大学に入学するためには、かなり高いスコアが求められます。
世界大学ランキング上位10位にランクインしている大学と、それぞれのIELTSの目安スコアを紹介しますので、参考にしてみてください。
世界大学 ランク | 大学 | TOEFL | IELTS |
1位 | オックスフォード | 100点 | 7.0 |
2位 | ハーバード | 80点 | 6.5 |
3位 | ケンブリッジ | 100点 | 7.0 |
4位 | スタンフォード | 100点 | 7.0 |
5位 | マサチューセッツ 工科大学 | 100点 | 7.5 |
6位 | カルフォルニア 工科大学 | 90点 | 7.0 |
7位 | プリンストン | 100点 | 7.5 |
8位 | カリフォルニア大学 バークレー校 | 90点 | 7.0 |
9位 | エール大学 | 100点 | 7.0 |
10位 | インペリアル・カレッジ ロンドン | 100点 | 7.0 |
多くの大学がIELTS 7.0を最低ラインに設定していることから、留学生に対して複雑な議論に対応できるレベルを求めていることがわかります。
IELTS以外にもTOEFLやCambridge English Qualificationsなどのスコアが認められている大学も多いですが、基本的に求める英語レベルは変わりません。
気になる海外の大学がある場合は、しっかりと出願条件を確認するようにしておきましょう。
1-⑥ IELTSは日本の就職に有効である
日本の企業は一般的にTOEICのスコアを求めますが、近年ではIELTSのスコアも英語力を示す指標として受け入れられてきています。
特に、外資系企業やグローバル企業の就職を希望する場合、TOEFLやIETLSが必要条件となることもあります。
外国人とのコミュニケーションが頻繁に発生するため、読み書きだけの英語レベルの指標となるTOEICでは不十分と考える企業もあるからですね。
たとえば、外務省では採用基準の一つとしてIELTS 7.0以上ないしTOEFL 100点以上の取得を推奨しています。(参考:平成29年度外務省専門職員採用試験実施計画)
外務省に限らず、IELTSは英語4技能を測定する難易度の高いテストのため、総合的な英語力の高さをアピールすることが可能となります。
就職の選考の際に有利になることが多いため、留学希望者だけでなく、外資系企業やグローバル企業への就職・転職・キャリアアップを考えている方もIELTSの受験は非常におすすめです。
2. IELTSのスコア別の英語レベルと基本対策
続いて、IELTSのスコアと英語レベルの関係性を具体的に見ていきましょう。
人によって苦手分野や弱点は異なりますので、このスコア帯だからこの対策が必要だと一概には言えませんが、参考として基本的な対策の指針もあわせてご紹介しますね。
2-① IELTS 4.5以下
IELTSのスコアが4.5点以下の場合、英語力は初級レベルに該当します。
4.0~4.5くらいのスコアを取れる力があれば、基本的な英単語や文法を理解し、簡単なフレーズを使っての会話や英文を作成することは可能ですが、日常的なコミュニケーションを取るのは難しいでしょう。
また、発音が苦手しっかりと身に付いていないため、スピーキングもリスニングも苦手意識がある場合が多いと言えます。
まずは英語の基礎を学ぶことが大切であり、基礎的な単語量を増やす、中学生レベルの文法をやり直す、アルファベットの発音記号を学ぶといった初歩的な英語学習を徹底しましょう。
2-② IELTS 4.5~5.0
IELTS4.5~5.0の場合、基本的な日常英会話ができるレベルと言えます。
簡単な英語の文章の読み書きは可能ですが、まだまだ英語力に自信がない人が多いでしょう。具体的な英語力はこんな感じです。
- 簡単な挨拶や感謝を伝えるなどの日常会話は可能
- 短い英文の読解やメールの読み書きくらいならできる
- 簡単な質疑応答はこなせるが、詳しい説明ができない
- ネイティブの英語を聞き取ることは難しい
このレベルの人がIELTSのスコアを上げるためには、英語4技能の全ての分野で基礎的な英語力を向上させる必要があります。
単語・文法・発音の基礎を徹底して学習し、これから先で発展的な内容を扱えるようになるための土台作りを意識しましょう。
2-③ IELTS 5.0~5.5
IELTS 5.0を超える人は、基本的な英語表現は身に付けていると言えます。日常的な英会話であれば、なんとかこなすことができるでしょう。
具体的には、自己紹介、家族や友人の紹介、趣味、仕事など、個人的なトピックについてなら話すことができますが、ビジネスや政治経済などの専門的な分野だったり、複雑なトピックについて話すことは困難です。
リーディングもリスニングもまだ基礎的なレベルで、簡単な文章や日常会話については理解できるものの、複雑な文法構造の英文や専門性の高い内容は理解が難しい場合があります。
このレベルからスコアを上げるためには、英語の基本文法を徹底的に理解し、英単語の語彙力を増やすことが重要となります。
また、英会話や英作文など、徐々にアウトプット量を増やして、英語を話すことや書くことに慣れていくことも必要と言えます。
2-④ IELTS 5.5~6.0(日本人の平均レベル)
IELTS 5.5~6.0は、日本人の平均的な英語レベルです。
日常生活での基本的なコミュニケーションやビジネスにおける業務上のメールや電話のやり取りは可能ですが、専門的な内容や複雑な英文の読解にはまだまだ苦労するでしょう。
このレベルになると、具体的には、次のようなことができます。
- 日常会話や海外旅行、ショッピングなどはできる
- ビジネスメールや手紙、レポートなどの簡単な英文の読み書きは可能
- 洋画やドラマなどの娯楽コンテンツをなんとなく理解できる
- ビジネスにおいて、簡単な質疑応答は対応できる
IELTS 6.0からスコアを上げていくためには、IELTSの問題に対する理解力も求められます。
単語、文法、発音の基礎スキルに加えて、リスニングやリーディング問題では正確かつスピーディに理解し、スピーキングやライティング問題では、問題に対して正確性に加えて論理的に回答することを意識する必要があります。
日本人にとって、IELTS 6.0以上を突破できるかが一の大きな壁と言えます。
さらにレベルを上げるのは独学だとかなり難しくなってくるので、効率的なスコアアップを目指すのであればIELTS対策コースがある英語コーチングスクールなどを受講し、スピーキングやライティングに関してプロの英語講師に添削 & フィードバックをしてもらうのが有効となります。
2-⑤ IELTS 6.0~6.5
IELTS 6.0~6.5以下のスコアを持つ人は、英語の基礎が身に付いていて、一定の理解力と応用力を持っているレベルです。ただし、まだ英語能力には不安が残っていて、高度な内容や専門的な分野には対応できないことも多いでしょう。
具体的にできることはこんな感じとなります。
- 一般的な日常会話や簡単なビジネス会話は可能
- 簡単な英語の文章であれば読み書き可能
- 一般的なトピックについてなら話すことができるが、語彙や文法に不安が残る
このレベルからIELTS 7.0を目指すにあたって必要な学習は、多岐にわたります。
たとえば、IELTSのリーディング問題はアカデミックなテーマが多いので、専門的な内容の論文や雑誌を読んで、複雑な文法構造の英文に慣れる必要があります。
リスニング問題についても同様にテーマの専門性が高く、複数の話者がアカデミックな内容に関して会話する形式もあります。難しい単語や文法が含まれる英語のスピードについていくためにも、チャンクリーディングなどの学習方法で、英語の語順で塊ごとに瞬時に理解する力を養うことが必須です。
また、ライティングやスピーキングに関しては、幅広いテーマにおいて、自分の意見を多様な表現で論理的に伝える力が求められます。
これまで身に付けた英語の知識を積極的にアウトプットして、自分の弱点や課題を発見し、弱点克服・課題解決のための英語学習を継続することが重要です。
2-⑥ IELTS 6.5~7.0
IELTS 6.5点~7.0点のスコアを持つ人は、ある程度は自分の意見を正確に表現することができ、相手と議論をすることが可能と言えます。
長文の読解も可能となり、趣旨を把握する読解力が身に付いています。日常生活における英会話や読み書きは問題なく、ビジネスにおいても質疑応答に対応できるレベルですが、自分の意見を細かく説明することはできず、議論の深い部分にまで踏み込んで話し合うことは難しいでしょう。
さらにIELTSのスコアを伸ばしていくためには、より専門性の高い英単語や表現を記憶し、条件文や間接話法などの複雑な文法にも対応できる力を養いましょう。
また、スピーキングに関しては自分の意見を詳細に説明できる表現力や論理性はもちろん、相手の意見に対して適切に反論する練習を行い、自分の意見を深く掘り下げて伝える練習が必要となります。
独学ではまず難しいので、IELTS 7.0の突破を目指すのであれば、私は徹底的に英語学習をサポートしてくれる英語スクールの受講をおすすめします。
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2-⑦ IELTS 7.0~7.5
IELTS 7.0~7.5を取得できる力がある人は、英語において高いレベルのスキルを持っていると判断されます。
海外の大学・大学院が留学生に求める英語レベルであり、「英語の講義を理解」「専門分野のレポートや論文を読解」「ディスカッションに参加」といったことが可能となります。
複雑な文法を理解し、正確な英文を話したり書くことができますし、ビジネスやアカデミックな分野において、高度な英語のコミュニケーションができるでしょう。話し言葉でも流暢に自分の意見を伝えることができるため、英語圏での生活も基本的には問題ありません。
ただし、あらゆる専門分野を網羅した知識はまだ身に付いておらず、専門外の内容における議論や状況によっては意思疎通が難しくなる場合もあります。
基礎的な部分についはほぼ問題ないレベルなので、英語のディスカッションに積極的に参加したり、英語のプレゼンテーションの練習をするなど、多様な学習を取り入れて、日常的かる継続的に自分自身の英語力を高めていきましょう。
また、英語圏の文化や社会情勢についても理解を深めていくのも有効な学習となります。
2-⑧ IELTS 7.5~8.0
IELTS 7.5~8.0を取得できる人は、英語を非常に流暢に話すことができ、専門的なトピックについても議論することができます。複雑な文章や表現を理解し、適切に使用することも可能です。
英語の基礎的な部分はマスターし、高度な語彙力や文法を扱える力があるため、あらゆるビジネスシーンや学術的な内容に関しても問題なく対応できるでしょう。
さらに英語レベルを高めていくためには、英語圏のニュースや雑誌、学術論文など高度な英文の読解や聞き取りや、様々な専門領域においてネイティブスピーカーとディスカッションやプレゼンテーションを行ったり、論文や研究レポート、エッセイなどの執筆を積極的に行いましょう。
2-⑨ IELTS 8.0~9.0
IELTS 8.0~9.0は、英語をほぼ母国語として使いこなせるレベルです。
英語圏の大学・大学院に入学し、研究者向けの論文の執筆やプレゼンテーションなども問題なく行えます。英語におけるコミュニケーションになんら支障はなく、外資系企業への就職や英語圏への移住も全く問題ありません。
3.IELTSは何点からすごいと明確には言えない
さて、ここまでオフィシャルな基準やスコアレンジごとのレベル感と基本対策について見てきましたが、結局のところ、IELTSの目標スコアは「何点からすごい!」というよりも、自分の明確な目標を達成するために「どれくらいのスコアが必要なのか」を考えることが非常に重要となります。
3-① 海外の大学・大学院は基準スコアを設定
前述の通り、海外留学を目指す場合、IELTSは非常に重要な役割を果たします。
特にアメリカやイギリスなどの英語圏の大学・大学院に出願する際、IELTSやTOEFLのスコアの提出が求められることが非常に多いです。
求められるIELTSの基準を満たしていなければ、そもそも留学先の大学や大学院に出願する資格さえありませんから、「7.0をとったからすごい!」ではなく、しっかりと募集要項を見て、出願基準のスコアを目指しましょう。
3-② 英語圏の国の移住に必要な場合がある
将来、英語圏の国に移住したいと考えている方も多いと思いますが、移住先として人気のある国はビザの申請の際に英語力を求めることも多いです。その際、IELTSのスコアを利用できる国もあります。
たとえば、オーストラリアの移住の際に、ビザ申請手続きの一部として、英語力の証明としてIELTS(General traning)が認められていますが、IELTSの全セクションで6.0以上のスコアが必須条件となります。
様々な国でIELTSの利用が認められている一方、リーディング・リスニングのみのTOEICは他国ではほぼ無価値な指標であり、海外の就職・留学・移住において使い物にならないケースがほとんどです。
特に英語圏において短期的・長期的な関りを求めている方は、積極的にIELTSの勉強をすることをおすすめします。たとえIELTSのスコアが利用できなくても、IELTSで高スコアを取得力が身に付いていれば、あらゆる英語試験に対応できますので。
3-③ 目標スコアを設定するために大切なこと
IELTSを受ける上で大切なのは、目標スコアを先に決めることではなく、あたなの目的を先に決めることです。
たとえば、留学したい大学・大学院・ビジネススクール・企業・移住先の候補が決まれば、必要なIELTSのスコアは自然と決まります。
人間は漠然とした目標を持っていても、すぐにモチベーションが下がってしまう生き物です。反対に、明確な目的が定まっていれば、その目的を達成するために達成すべき目標のクリアに向って努力を積み重ねることができるのもまた人間です。
まずは、自分の人生で何を成し遂げたいのか決めましょう。
「IELTSが何点だからすごい!」なんて考え方は必要ありません。そもそも、他人から褒められるためにIELTSを勉強するわけではありませんからね。自分の人生をより充実させ、あなたの価値を高めるためにIELTSという試験があるのです。
4.IELTSのスコアがすごい人に共通する特徴とは?
さて、ここからはIELSTの高スコア保持者、つまり、IELTS 7.0点以上の人に共通する特徴について見ていきたいと思います。
4-① コツコツ努力している
IELTSのスコアが高い人は、受験前などの短期的な英語学習だけでなく、長期的な努力を惜しみません。
継続的な学習と積み重ねが重要であることは言うまでもなく、英語の総合的な力を測定するIELTSで高スコアを取得するためには、それ相応の努力が必要となります。
とはいえ、海外留学や就職・転職などを目指している方は、目標達成までの期間が明確に決まっていて、2年も3年も時間をかけられないという方も多いと思います。
そこでおすすめなのが英語コーチングスクールです。英語コーチングスクールであれば、もちろん受講前のスコアにもよりますが、IELTS 7.0を半年前後を目安に達成することも可能となります。
詳細はこちらの記事(参照:IELTS対策におすすめの英語コーチングスクール5選)を参考にしてみてください。
4-② 英語に親しんでいる人が多い
帰国子女や留学経験者はもちろん、英語圏の文化や洋画、洋楽、海外のドラマなどに長く親しんでいる人は、英語をより自然に習得しやすく、IELTSのスコアも高くなると言う話もあります。
そもそも、なぜ日本人にとって英語が難しいのかと言えば、日本語と英語は明確に言語のルーツが異なるからです。
文法の順番を大切にするインド・ヨーロッパ語族の英語と、文法の順番が入れ替わっても「て・に・を・は」の助詞がしっかりしていれば文章として成立する日本語は、根本的に言語の構造が異なるため、英語を聞き取るのも話すのも書くのも難しいわけです。
このあたりはこちらの記事(参照:Liberty English Academy(リバティ)の評判・口コミは?|魅力を紹介)を参考にしてください。
ここで気を付けたいのは、英語を勉強するために洋画や洋楽、海外のドラマを利用して勉強をすすめようとすることです。長い間、自然な英語にずっと慣れ親しんでいる人はともかく、英語を学習することを目的に英語のドラマや音楽を聴くのは遠回りです。
何年も時間をかけて英語を学ぶ余裕がある人はそれでも構いませんが、効率良くIELTSのスコアアップを目指す場合は、素直に英語スクールを受講するのが間違いなく良いです。
4-③ 自主学習ができる人
IELTSのスコアが高い人は、自分自身で学習計画を立て、自己学習に取り組むことができます。
また、自分で自分の英語ができない弱点や課題などの原因を発見でき、その原因を解決するための適切な学習を実施することで、段階的・継続的に英語力を伸ばしていくことが可能な人と言えます。
たとえば、受験勉強をイメージしてみてください。
多くの人は塾や予備校に通いますが、たまに独学で東大や京大に合格する人がいます。このような人は、ただ暗記力に優れているわけではありません。自分の弱点や苦手な分野を把握し、その分野がなぜできていないのか原因を特定し、どのように勉強すれば原因を解決できるのか理解して、適切な勉強をできるから独学でも学力が伸びるのです。
ようは、自己分析能力に秀でている人と言えます。
ほとんどの人は、自分の弱点や苦手分野を正確に把握することも、弱点や苦手分野を克服するための正しい勉強をすることもできません。
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5.IELTS対策におすすめの英語スクール
最後に、IELTS対策におすすめの英語スクールを厳選してご紹介します。
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入会金 | 22,000円 |
コース | IELTS OA スコアアップコース |
料金 | 目標 OA0.5UP:298,000円 目標 OA1.0UP:578,000円 目標 OA1.5UP:748,000円 目標 OA2.0UP:978,000円 (体験レッスンから7日以内に入会した場合の料金) |
コーチング | 常駐カウンセラーに相談可 |
レッスン | 目標 OA 0.5UP:10回(20時間) 目標 OA 1.0UP:20回(40時間) 目標 OA 1.5UP:30回(60時間) 目標 OA 2.0UP:40回(80時間) |
校舎 | 新宿区(市ヶ谷) |
オンライン | オンライン受講対応 |
次にご紹介するのはIELTS公式団体であり、IELTSテストセンターも開設している「バークレーハウス」。
外務省などの官公庁や他国と連携している政府機関、多数の大手企業がレッスンを導入している非常に信頼と実績のある英語スクールです。
バークレーハウスでは、IELTS指導歴10年以上・IELTS 9.0(満点)の正木講師が監修したIELTS特化プログラムのもと、マンツーマンレッスンでスコアアップを目指します。
レッスン講師は日本人とネイティブが在籍。リーディング対策の文法や細かい部分は日本人講師から、スピーキングやリスニング対策はネイティブ講師から指導を受けるなど、目的に合わせて最適なレッスンを受けることが可能です。
講師全員が定期的なIELTSの受験に加えて、IELTSの公式教員研修の修了者や試験官経験者も在籍しているので、まさにIELTSに特化したレッスンを受けることができるスクールと言えます。
また、自由度が高いのもバークレーハウスの魅力。
例えばOA 1.0UPコースならば20回のレッスンを好きなタイミングで受けられるので、1~2ヶ月間の超短期集中でスコアアップを実現させることも可能。常駐している日本人カウンセラーのサポートを受けながら、受講生一人ひとりが自分の弱点克服・課題解決のためのカリキュラムを組んで効率的な学習ができます。
IELTS対策からバークレーハウス公式テストセンターでの受験までワンストップでサービスを受けられるので、メンタル的にも安心して試験を受けることができるのが強みです。
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公式サイト
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6位 徹底的なコーチングスタイルの「PROGRIT」
入会金 | 55,000円 |
コース | TOEFL iBT / IELTSコース |
料金・期間 | 3ヶ月: 577,500円 6ヶ月:1,102.200円 |
コーチング | 週1回 |
校舎 | 【東京】 有楽町・新宿・神田秋葉原 六本木・渋谷・池袋 【神奈川】横浜 【愛知】 名古屋 【大阪】 梅田 【兵庫】 神戸三宮 |
オンライン | オンライン対応 |
「短期」集中で英語力を飛躍的に向上させ、「長期」的な成長へと繋げるコーチングサービスを提供する「PROGRIT」。累計で14,000人以上が受講している最大手のコーチングスクールです。
受講期間中は1日3時間の自主学習を徹底するため、プログリットは詰め込み型のスクールと思われがちですが、学習カリキュラムは科学的理論に基づいており、第二言語習得論を応用した「英語の5ステップ」が学習のベースにあります。
「音声知覚」「意味理解」「概念化」「文章化」「音声化」という5つの脳内処理のプロセスを鍛えることで、英語4技能のレベルを満遍なくアップさせ、IELTSのスコアアップに繋げます。
英語の5ステップの具体的な学習方法は、例えば専属コンサルタントと毎日の音声添削を通して徹底的なシャドーイングを実施。シャドーイングをすれば音声知覚が養われますが、これは自分が発音できる音でないと聞き取ることが難しいという脳の特性に基づいたレッスンです。
また、コーチングスクールの特徴である「最適な学習カリキュラムの作成」「進捗管理・毎日の学習サポート」「モチベーション維持」といったサービスも充実しています。
3ヶ月で60万円という高い受講料も考慮して、自分への追い込みも兼ねて、専属コンサルタントのフルサポートのもと、短期間で英語能力を飛躍的に向上させたい方におすすめなスクールです。
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PROGRIT(プログリット)の割引・入会金無料キャンペーン情報
公式サイト
PROGRIT(プログリット)
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予算重視なら「mytutor」
入会金 | 0円 |
コース・料金 | 月 8回コース: 6,980円 月12回コース: 8,980円 月16回コース:10,980円 月20回コース:12,980円 月30回コース:19,980円 |
レッスン時間 | 25分間 |
期間 | 月額制 |
オンライン | オンライン完結 |
マイチューターはIELTS・TOEFL・TOEICなど試験対策に特化したオンライン英会話スクールです。
その魅力はなんといっても、講師陣の質が非常に高い点。
マイチューターは講師の採用基準が非常に厳しく、英語の4技能のレベルが高いのはもちろん、政府公認英語教師資格者が多く採用されているため、格安のオンライン英会話スクールの中でも圧倒的に質のが高いレッスンを受けることができます。
また、お気に入りの講師を定期的に予約確保できる担任制を採用しているため、レッスンの継続性と段階性が担保されているのもポイント。教材やカリキュラムの種類も豊富で、特定のスキルに特化してレベルを上げることも、4技能を総合的に学ぶことも可能です。
月額約11,000円で月16回のレッスンを受講できるのでコスパも抜群。
本気でILETSのスコアを伸ばしたい場合は、上記の5つのコーチングスクールの受講が望ましいですが、できるだけ予算を抑えたい方はmytutorの受講も併せて検討してみてください。
公式サイト
mytutor
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6.まとめ:最高の環境で、最高の結果を出そう
当記事では、IELTSは何点からすごいのか、という視点から解説いたしました。
重要なのはIELTSで何点を取るのかではなく、あなたの人生の目的を達成するために、IELTSのスコアが何点必要になるかです。
もし、海外留学やグローバル企業への就職・転職・キャリアアップ、海外移住などの目標があり、その目標を実現するためにIELTSのスコアが必要となるのであれば、最高の環境で最高の結果を出しましょう。
ぜひ、ご紹介した英語スクールの受講を検討してみてくださいね。