こんにちは。
当記事では大学生のTOEIC平均点や大学生はTOEIC何点からすごいと評価されるのかについて解説します。
大学生がTOEICの高スコアを取得する大きなメリットは、就職の際にTOEICの高スコアがアピールポイントになり、有利に働くことが多いからです。
近年では採用の足切りにTOEICのスコアが設定されていることも多く、TOEIC 700点や750点以上を持っていないと応募することさえできないこともあります。
大学生のTOEIC平均点を大幅に上回ることで希望の職種に就ける可能性が高くなりますので、本気でTOEICの高スコアを目指している方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
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1.大学生のTOEIC平均点

まずは、大学生のTOEIC平均点について詳しくご紹介していきます。
なお、参考データはTOEICの公的機関であるETS(Educational Testing Service)のスコア分布データ(TOEIC L&R 公式データ)です。
参考データは2023年に公表された総括データ(TOEIC Program DAA2023)ですが、平均スコアなどの数字は年度で多少は変わりますのでご注意ください。
1-① 大学生のTOEIC平均点
結論として、大学生のTOEIC平均点はリスニング318点・リーディング269点の合計588点です。
| 受験人数 | リスニング | リーディング | 合計 | |
| 小学校 | 174人 | 381点 | 274点 | 655点 |
| 中学校 | 770人 | 352点 | 258点 | 610点 |
| 高校 | 12,068人 | 291点 | 218点 | 508点 |
| 高専 | 15,012人 | 280点 | 203点 | 483点 |
| 短大 | 3,630人 | 281点 | 201点 | 482点 |
| 大学 | 281,122人 | 318点 | 269点 | 588点 |
| 大学院 | 29,132人 | 336点 | 294点 | 630点 |
| 語学学校 | 2,751人 | 310点 | 255点 | 565点 |
| 専門学校 | 6,423人 | 301点 | 213点 | 514点 |
TOEIC全体の平均点が608点なので、全体の平均点より大学生の平均点は若干低いくらいとなります。
1-② 大学生のTOEIC平均点(学年別)
次に、大学1年生・2年生・3年生・4年生と学年別のTOEIC平均点を確認しましょう。
| 受験人数 | リスニング | リーディング | 合計 | |
| 大学1年生 | 27,223人 | 297点 | 247点 | 545点 |
| 大学2年生 | 45,603人 | 312点 | 259点 | 571点 |
| 大学3年生 | 125,163人 | 319点 | 271点 | 591点 |
| 大学4年生 | 75,576人 | 327点 | 277点 | 603点 |
学年別の平均点は大学1年生が545点・大学2年生が571点・大学3年生が591点・大学4年生が603点となります。
受験人数が急増するのが大学3年生からなので、多くの大学生は就活を見据えてTOEICを受験しているのが分かります。
1-③ 大学生のTOEIC平均点(学部別)
次に大学生の学部別のTOEIC平均点を見ていきましょう。
| 受験人数 | リスニング | リーディング | 合計 | |
| 教育・美術・言語 文学・音楽・心理学 | 66,993人 | 331点 | 270点 | 601点 |
| 社会・国際 法律・政治 | 44,880人 | 333点 | 282点 | 614点 |
| 会計・ビジネス 経済・財政・貿易 マーケティング | 43,359人 | 324点 | 274点 | 597点 |
| 農業・数学 データサイエンス 物理・統計 | 50,183人 | 305点 | 260点 | 565点 |
| 保険・医療 | 15,103人 | 317点 | 272点 | 589点 |
| 工学・建築 | 72,231人 | 296点 | 247点 | 543点 |
| その他 | 9,401人 | 301点 | 233点 | 534点 |
最もTOEICの平均点が高い学部は文系の中でも社会学・法学・政治学という結果になっています。
1-④ 出身大学別スコアランキング
実際に各大学の出身者別の平均スコアデータがありますので、そちらも参考にしてみましょう。
2022年の日経転職版の調査によりますと、出身大学別のTOEIC平均スコアは以下の通りとなります。
| 順位 | 大学 | 平均スコア | 順位 | 大学 | 平均スコア |
| 1位 | 国際基督教大学 | 889.0点 | 21位 | 立教大学 | 724.4点 |
| 2位 | 東京大学 | 848.2点 | 22位 | 九州大学 | 722.3点 |
| 3位 | 東京外国語大学 | 847.7点 | 23位 | 獨協大学 | 717.3点 |
| 4位 | 上智大学 | 827.9点 | 24位 | 関西学院大学 | 715.8点 |
| 5位 | 一橋大学 | 813.9点 | 25位 | 大阪市立大学 | 714.6点 |
| 6位 | 慶應義塾大学 | 799.1点 | 26位 | 同志社大学 | 710.9点 |
| 7位 | 京都大学 | 795.7点 | 27位 | 明治学院大学 | 709.7点 |
| 8位 | 早稲田大学 | 784.7点 | 28位 | 立命館大学 | 708.8点 |
| 9位 | 関西外国語大学 | 781.3点 | 29位 | 中央大学 | 708.5点 |
| 10位 | 大阪大学 | 772.6点 | 30位 | 明治大学 | 703.8点 |
| 11位 | 青山学院大学 | 771.0点 | 31位 | 法政大学 | 700.6点 |
| 12位 | 筑波大学 | 761.4点 | 32位 | 千葉大学 | 698.5点 |
| 13位 | 南山大学 | 757.6点 | 33位 | 広島大学 | 694.5点 |
| 14位 | 名古屋大学 | 754.6点 | 34位 | 東京理科大学 | 687.2点 |
| 15位 | 東京工業大学 | 752.1点 | 35位 | 成蹊大学 | 682.7点 |
| 16位 | 神戸大学 | 744.4点 | 36位 | 関西大学 | 676.3点 |
| 17位 | 学習院大学 | 742.5点 | 37位 | 神奈川大学 | 649.0点 |
| 18位 | 横浜国立大学 | 729.7点 | 38位 | 専修大学 | 644.2点 |
| 19位 | 北海道大学 | 729.0点 | 39位 | 日本大学 | 642.3点 |
| 20位 | 東北大学 | 726.6点 | 40位 | 東洋大学 | 626.8点 |
(参考:TOEICスコア調査2022)
日本には約800校の大学があり、上位40校の大学出身者がTOEIC 600点を突破しています。
ただし、こちらのデータはあくまで日経転職版の会員データが基になっており、全体的にスコアが高く出ているため、実際の各大学の平均スコアはこちらのデータよりも低いスコアであると考えられます。
2.大学生のTOEIC目標スコア

次に、大学生のTOEIC目標スコアについて見ていきましょう。
2-① 大学生のTOIEC目標スコア(業種別)
日経転職版の会員データによると、業種別のTOEIC平均スコアは次の表の通りです。
| 順位 | 業種 | 平均スコア |
| 1位 | 総合商社 | 835.3点 |
| 2位 | 投資・投信・投資顧問 | 808.4点 |
| 3位 | コンサルティングファーム・シンクタンク | 807.5点 |
| 4位 | 監査法人 | 780.9点 |
| 5位 | 放送・新聞・出版・映像・音響 | 764.6点 |
| 6位 | 公社・官公庁・独立行政法人 | 764.5点 |
| 7位 | 証券会社 | 762.5点 |
| 8位 | 金融・証券・保険 | 760.8点 |
| 9位 | 学校・教育 | 760.6点 |
| 10位 | 医薬・バイオ | 757.2点 |
| 11位 | IT・ソフトウェア インターネット | 756.5点 |
| 12位 | 医療・ヘルスケア・介護機器 | 756.1点 |
| 13位 | Webメディア・サービス | 755.3点 |
| 14位 | 旅行 | 753.5点 |
| 15位 | コンサルティング 会計・法律関連 | 752.1点 |
(参考:TOEICスコア調査2022)
こちらのデータも日経転職版の会員データが基になっているため、一部上場企業などの大企業に在籍している方の平均スコアとなっており、業界全体の平均スコアより高くなっていると考えられます。
逆に言えば、一部上場企業などの大企業やグローバル展開している人気の企業に就職したい方は、TOEIC750点~800点が一つの目安になると言えます。
2-② 大学生のTOIEC目標スコア(職種別)
次に大学生のTOEIC目標スコアの参考として社会人の職種別のTOEIC平均スコアを見ていきましょう。
| リスニング | リーディング | 合計 | |
| 海外 | 393点 | 338点 | 731点 |
| 教育 | 382点 | 331点 | 713点 |
| 法務 | 364点 | 328点 | 692点 |
| 財務 | 361点 | 324点 | 684点 |
| 経営 | 363点 | 317点 | 679点 |
海外に関わる職種・部門に就いている人はやはり最も高いTOEIC平均スコアとなっています。
しかも、こちらのデータは社会人のTOEIC受験者全体のスコア平均なので、一部上場企業などの大企業に限定すれば、平均スコアは更に高くなると推測できます。
グローバル展開している大企業に就職したい場合は、TOEIC 800点台を一つの目安にすると良いでしょう。
3.大学生はTOEIC何点からすごい?

次に大学生はTOEICが何点から凄いのか解説していきます。
3-① 学生のTOEICスコア分布
まずは学生のTOEICのスコア分布を確認してみましょう。
大学生のみのデータはないため、学生全体のスコア分布をご紹介します。

最も多いスコア帯はTOEIC 545~595点で、受験者の11.4%が500点台後半のスコア帯となっています。
3-② 学生のTOEICスコアを偏差値換算
次に学生のTOEICスコア分布を偏差値に換算してご紹介します。
| 上位% | 偏差値 | |
| 895点~ | 2.6% | 69以上 |
| 845点~ | 5.9% | 65以上 |
| 795点~ | 10.9% | 62以上 |
| 745点~ | 17.5% | 59以上 |
| 695点~ | 25.9% | 56以上 |
| 645点~ | 36.0% | 53以上 |
| 595点~ | 47.2% | 50以上 |
| 545点~ | 58.6% | 48以上 |
| 495点~ | 69.5% | 45以上 |
「すごい」というのは主観的な評価なので明確に何点と言うことはできませんが、TOEIC 800点以上で偏差値62以上、850点以上で偏差値65以上なので、イメージとしてはTOEIC 850点以上から上位5%の実力者と言えます。
3-③ TOEICスコアとコミュニケーション能力レベル
大学生がTOEIC何点からすごいという評価に関して、TOEIC公式サイトの「スコアとコミュニケーション能力レベルとの相関表」が参考になります。
TOEIC 860点以上のスコア帯はレベルAに分類され、非英語ネイティブとして十分な英語の実力が身に付いていると評価されます。
大学生だけでなく、社会人もTOEIC 860点以上を取得できる人は「英語ができる人」というイメージが付いています。
TOEIC 860点以上のスコア保持者は、ほぼ全ての大手企業の採用基準をクリアできますので、就活を有利に進めたい・英語を使う企業に入りたい・待遇の良い大企業に就職したいなど、キャリアアップを目指している方は、TOEIC 860点を目安にすると良いでしょう。
4.大学生でTOEIC平均点以上を目指すならコーチングがおすすめ

就職などのキャリアアップに利用するために短期間でTOEICのスコアを大きく伸ばしたい方は、英語コーチングスクールの受講がおすすめです。
コーチングスクールは、受講生一人ひとりに英語指導のプロフェッショナルな専属コーチが付いて、英語学習を丁寧にサポートしてくれる最新型の英語スクールです。
勉強で忙しい大学生や仕事で忙しい社会人でも数ヶ月間でTOEICのスコアを200~300点伸ばすことが可能なため、近年では非常に人気を集めたいるタイプのスクールとなります。
4-① 原因の分析と解決は難しい
独学で自分にとって最適なTOEIC対策を実施するのは難しいものです。
大半の人が「こういう勉強方法の方が楽そう」「こっちの方がお金がかからない」「Youtubeを見て勉強しよう」など、感情に流されてなんとなく勉強方法を選びがちです。
正直に言えば、単語・文法・発音などの基礎学習をコツコツと勉強するのは面倒ですよね。すぐに学習効果が表れてTOEICのスコアが伸びるわけもないので、モチベーションの維持も難しくなります。
ですが、TOEICで800~900点を取得できる力を身に付けるためには、基礎から英語ができない原因を正確に分析して、その原因を解決するための最適なトレーニングを毎日継続することが必要です。
そして多くの人はまずは基礎学習が必要であり、めんどうでも地道な学習から逃げずに毎日勉強を継続しなければなりません。
コーチングスクールでは、第二言語習得論に精通したプロ講師がカウンセリングを通して英語が苦手な原因を正確に分析し、その原因を解決する適切なトレーニングを実施してくれます。
そして、弱点克服・課題解決のための学習プランを作成して毎日の勉強の内容を明確にしてくれるため、自分にとって必要な英語学習を適切に実施する習慣を身に付くため、短期間でも大きくTOEICのスコアがアップするのです。
4-② 専属コーチがサポート
コーチングスクールでは専属コーチが付いてくれて、専用の学習カリキュラムの作成から日々の学習アドバイスまで丁寧にTOEIC対策のサポートをしてくれます。
専属コーチはTOEIC満点取得者など英語指導のプロフで、自身が英語学習を通して英語を身に付けた経験から「英語習得者の学習方法の再現性」があるやり方でサポートしてくれます。
カウンセリングやチャットサポートを通して、本質的な英語力を伸ばすためのシャドーイングやチャンクリーディングなど独学では難しいトレーニングを実施してくれるため、短期間でもスコアが数百点伸びるレベルで英語力が身に付く人も多いです。
コーチングスクールは受講料金が一般的なスクールより高額ですが、数十万円の自己投資でTOEICのスコアが伸びた方が人生の選択肢が広がり、今後数十年の人生が大きく変わるチャンスも生まれます。
理想のキャリアを実現したい・達成したい目標がある・絶対に入りたい企業があるという気持ちが強い人や、TOEICのスコアを伸ばしたい理由が明確な人は、コーチングスクールの受講を検討してみてください。
5.大学生でTOEIC平均点以上を目指せるスクール

最後にTOEICのスコアを大きく伸ばしたい方におすすめのスクールをご紹介します。
当記事で紹介するのは英語コーチングスクールと呼ばれる、専属コーチがついて丁寧に学習サポートをしてくれるタイプのスクールであり、短期間でTOEIC 200点~300点以上のスコアアップを達成したい方におすすめです。
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6.まとめ:最高の環境でTOEICの高スコアを目指そう

当記事では、大学生のTOEIC平均点や大学生はTOEIC何点からすごいかについて解説してきました。
結論としては、大学生の平均点は588点ですが、何点からすごいかと言われると、偏差値62以上の800点以上や、偏差値65以上の850点以上が一つの目安となります。
また、英語コミュニケーション力レベルAと評価されるTOEIC 860点以上を取得することで、非常に高い評価を受けることでしょう。
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