こんにちは。
当記事では、英会話教室NOVA(ノバ)が過去に起こした事件・不祥事の顛末について詳しく解説します。
NOVAは2024年4月時点で全国に303校の教室を構える日本でも有数の大手英会話教室です。
NOVAの受講を検討している方やお子さんが通う英会話教室を探している方は、NOVAが過去に事件を起こしたと聞くと不安になってしまうかもしれません。
ですが、結論としては、2007年にNOVAは不祥事から経営破綻したものの、経営者の入れ替えや事業の見直しにより再興を果たしており、現在は問題なく英会話教室が運営されています。
この記事ではNOVAが経営破綻してしまった事件や背景にある不祥事を解説した後、NOVA以外にも本気で英語を話せるようになりたい方におすすめの英会話教室もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
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1.英会話教室NOVA(ノバ)の基本情報

「駅前留学」でお馴染みのNOVAは、1981年に創業した老舗の英会話教室です。
駅前留学の名の通り、全国の主要駅の近くに教室を構えており、教室数は約300校と日本でも大手の英会話教室となります。
NOVAの特徴は、ベルリッツ・ECC外語学院・シェーン英会話などの他の大手英会話教室と比べて受講料金が安いこと。
レッスンの時間割が固定のグループレッスンならば、入会金無料・月額11,000円と非常に安い料金で月4回のレッスンを受講できます。
大人向けのビジネスコースやTOEIC対策コースの他、3歳から英語を学べる子供向けのNOVAバイリンガルKIDS、中・高校生向け英会話コースなど、全年齢であらゆる目的に対応したレッスンを受けることが可能。
講師が全員が外国人のため「駅前留学」の名の通り、まるで留学しているような最適な環境で英語を学べるのが魅力的な英会話教室でです。
| 商号 | 株式会社NOVAランゲージカンパニー |
| 本社所在地 | 東京都品川区東品川2-3-12 シーフォートスクエアセンタービルディング 10F |
| 代表者 | 代表取締役社長 隈井恭子 |
| 入会金 | 無料 |
| コース・料金 | 【固定プラン】 少人数グループレッスン:11,000円 マンツーマンレッスン :23,100円~ 【フリープラン】 |
| レッスン回数 | 月4回(基本) |
| レッスン時間 | 1回40分間 |
| 講師の国籍 | ネイティブなど |
| 校舎 | 全国に約300校 |
| オンライン | オンライン受講対応 |
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2.英会話教室NOVA(ノバ)の事件の概要【経営破綻】

続いて、NOVAの事件の概要について解説いたします。
まず結論として、かつては英会話業界の約6割のシェアを握っていた業界最大手のNOVAは、2007年10月26日に経営破綻しています。
業界トップ企業だったNOVAが経営破綻した理由を一言でいえば、「身の丈に合わない過剰な投資」が原因です。
2-① 受講料金の前払い制度
かつて、NOVAは受講料の前払い(先払い)制度を導入していました。
別に受講料を現金一括で先払いする支払い方法自体は今でも多くの英会話教室が採用していますが、問題はその期間です。
NOVAは長期契約で一括払いの場合は割引価格を適用するという手法で、最長で3年というかなり長期間の前払いが可能なように設定していました。
結果として、手元に多額のキャッシュ(現金)を蓄えることに成功したわけです。
2-② 前受け金という負債を利用して事業拡大
さて、会社の経理担当の方など、会計の基本的な知識がある方は分かるかと思いますが、受講者の前払い金 = NOVAにとっての「前受け金」は、貸借対照表上は負債に計上されます。
前受け金という負債は毎月償却して徐々に売上金に計上するという仕訳が一般的ですが、細かい仕訳の説明は省くとしまして、ここで理解しておきたいのは、本来ならサービスを提供した対価として受け取るお金を先にいっぱい貰っているという点です。
そして、先にいっぱい貰ったお金をNOVAは何に使ったのかと言えば、CMをガンガン流すという広告宣伝費や全国にどんどん教室を増やすという固定資産の投資に回して、事業の急激な拡大を図りました。
その結果、前受け金として貰ったキャッシュがどんどんすり減っていたわけです。
2-③ 運転資金が不足
さて、事業を拡大したはいいものの、待ち構えていたのは運転資金不足です。
全国の教室を増やして生徒の受入数が増えた一方、「講師にお給料を支払えない」「十分なスタッフを雇用できない」といった状況に陥ります。
人件費を削減して講師やスタッフの人数を減らすとどうなるか。
生徒数に対して講師やスタッフが不足するので、レッスンの予約が全く取れない・しっかりとサポートを受けられないなど、圧倒的にサービスの質が低下してしまいました。
2-④ 前受け金を返金できない
レッスンの予約も取れなければ、満足できるサービスも受けられない英会話教室に通う価値などないため、解約を希望する受講者が激増します。
受講者の減少による収入減・人件費やテナント料などの費用増などで、キャッシュフローはカツカツに。
前受け金として貰っていたキャッシュも既に広告宣伝費や教室の拡大などの投資で使ってしまったため、受講者に対して解約金を支払う能力がなくなってしまったわけです。
ようは、負債を返済する資産がなく、多額の債務超過に陥ってしまったのです。
2-⑤ 業務停止命令⇒経営破綻
受講生との間で解約金の返金に関するトラブルが多発するようになると、訴訟問題にまで発展。
受講生側の主張が正しいとして、裁判所からはNOVAに解約金の支払いを命じる判決が相次いで出ました。
2007年6月には、「誇大広告」「契約書などの書類の記載不備」「不実告知(勧誘の際に嘘の説明をする)」などの違法行為があったとして、特定商取引法違反でNOVAに業務停止命令が下されます。
そして、2007年10月26日に負債総額439億円で経営破綻し、会社更生法の申請という流れが事件の全貌となります。
正直なところ、あまりにもお粗末な経営能力と言わざるを得ない事例ですね。
参考記事:NOVA七転び八起の再生
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3.英会話教室NOVA(ノバ)の3つの不祥事【事件の背景】

次に、NOVAが経営破綻してしまった事件の背景にある3つの不祥事について、参考までに解説いたします。
3-①【不祥事①】日本人社員や外国人講師への給与未払い
1つ目の不祥事が外国人講師への給与未払い問題です。
前述の通り、NOVAは前受け金を広告宣伝費や教室の拡大などの投資に回した結果、深刻なキャッシュ不足に陥り、英会話教室において最も大切というべき講師への給与を払えなくなってしまいました。
結果として、日本人従業員約2,300人と外国人講師約4,400人の給与の未払いを認め、未払い額の総額は約1億円とも言われています。
当時の社長は給与未払い問題で書類送検され、ニュースで給与未払い問題が騒がれていたことも相まって、NOVAの受講を新規で申し込む方ほとんどいなかったと推測できます。
3-②【不祥事②】解約金トラブル
2つ目の不祥事が、キャンセルを申し出た受講生との間に起きた解約金トラブルです。
当時のNOVAは前払い金でポイントを購入して、レッスンでポイントを消費するという仕組みでした。
そして、NOVAを辞める際は手元に残っていたポイントを現金に換算して返金するという契約だったのですが、この残存ポイントから現金に換算する計算方法がNOVAと受講者の間で大きな乖離があっため、大きなトラブルに発展したのです。
細かい計算は省きますが、受講生側からしてみればあり得ないほど安い金額に換算されていたことから、多くの受講生が国民生活センターに相談。
それでも問題が解決しなかったため、一部の受講生がNOVAを相手に訴訟を起こす事態となりました。
最終的に、2007年4月に裁判所はNOVA側が特定商取引法に違反しているとして、受講者側が主張する計算(ポイント購入時の単価に基づいて換算)で返金するよう判決を下したのです。
その結果、解約金額は約16億円に昇り、NOVAの返済能力を大きく上回ってしまったことが、経営破綻の一つの原因となります。
3-③【不祥事③】社長による会社の私物化
最後の不祥事は、社長による会社の私物化です。
なんと、当時の社長は会社の経費を使って豪華マンションに住んでいたとのこと。
さらに、社長室は6,000万円かけて豪華な家具やバーを設置し、毎月の賃料は数百万円もしたそうです。そんな豪華な社長室をメディアに公開していたのですから、なんとも呆れてしまう話ですね。
そもそも、身の丈に合わない事業の拡大方針に経営陣が口を挟めなかったことから、経営陣が全く機能しておらず、社長が暴走していたことが推測できます。
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4.英会話教室NOVA(ノバ)は事件後に立て直し

それでは、経営破綻後のNOVAは大丈夫なのかと言えば、結論として、現在は問題なく運営されております。
たとえば、航空会社のJAL(日本航空)も2010年に経営破綻して会社更生法に基づく更生手続きをしましたが、現在は問題なく利用できますよね。
過去に経営破綻しているとどうしてもマイナスイメージがついてしまいますが、地に足の着いた会社更生を行えば再建することは十分に可能です。
具体的には、NOVAは主に以下のような対応で会社の再建を図りました。
4-① 入会金無料 & 受講料金の月額制
一般的な英会話教室は、1万円~5万円程度の入会金を設定していますが、NOVAは現在、入会金無料です。
入会金を無料にすることで最初にキャッシュが入る仕組みをなくし、堅実な経営を目指すようになりました。
併せて、受講料金を月額制に切り替えることでもキャッシュが大量に入る仕組みを是正。月額制を採用すると退会が起きやすくなることから、受講を継続してもらうための企業努力を怠らない体質へと改善しました。
4-② レッスンを消化した時点で売上を計上
現在のNOVAは会計上、レッスンを消化した時点で売り上げを計上し、レッスンの消化率を社員の評価に反映する制度を採用しています。
そうすることで、月額料金を受け取っているとしても、レッスン未消化分は会社の利益になっていないという意識が生まれ、受講生にしっかりとレッスンを受けてもらおうという意識改善に繋がると共に、会社全体で財務状況に慎重になるという体質に変化したと言います。
4-③ 新お茶の間留学(オンライン英会話サービス)
近年のDMM英会話・レアジョブ英会話・ネイティブキャンプなどの格安オンライン英会話の台頭に伴い、NOVAでも「新お茶の間留学」というオンライン英会話サービスを開始しました。
また、教室受講にこだわらず、近年のあらゆるサービスのオンライン化に対応することで、NOVAは教室受講とオンライン受講のどちらも対応可能なハイブリッドな英会話教室として生まれ変わっています。
4-④ 最新の経営状況
2023年2月に公開されている決算報告書では、営業利益390百万円、経常利益384百万円、当期純利益96百万円と黒字が出ています。
貸借対照表も健全であり、現在は問題なく運営されていることが決算報告書からも読み取れます。
参考:決算報告書 第19期
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5.英会話教室NOVA(ノバ)の2つのノバうさぎ事件

NOVAといえばピンク色の「ノバうさぎ」というキャラクターが有名です。
経営破綻という大きな事件の他にも、実はノバうさぎに関するちょっとした事件が2つありますので、参考としてご紹介します。
5-① ノバうさぎのキャラクターグッズにかかる民事訴訟
NOVAは2005年に大阪地方裁判所で、NOVAの人気キャラクターである「ノバうさぎ」のTシャツやトートバッグなどのグッズを販売した際のロイヤリティ(著作権使用料)に関する民事訴訟を受けています。
結論としては、原告の請求は棄却されたため、被告であるNOVAの正当性が認められています。
事件の概要は、原告のサクラインターナショナル株式会社は、ノバうさぎのキャラクターグッズの製造販売を認める3年間の「商品化権許諾契約」を被告のNOVAと口頭合意していたものの、契約書に調印していなかったことから当該契約を破棄する通告をNOVAから受けたとして、本来ならキャラクターグッズの製造販売で得ることができた3年間分の利益相当額の損害賠償を求めたという内容です。
ノバうさぎが思いのほか人気となっため、サクラ側は口頭合意通りに3年間キャラクターグッズを独占して利益を得たい、NOVA側は3年間の許諾契約に縛られたくないという思惑の違いから民事訴訟に発展したようです。
裁判所の判断としては、許諾契約書に調印していない以上は口頭合意の3年間の契約はNOVA側が破棄できるとして、損害賠償を認めないという結果となっています。
5-② ノバうさぎのCMが放送中止
もう一つのちょっとした事件が、2002年頃にテレビで流れていたノバうさぎのCMが放送中止になったことです。
これは、CMの中でノバうさぎの耳がちぎられるシーンが残酷・怖いという苦情・クレームが殺到したため、すぐに放送中止となってしまいました。
どちらの事件も現在のNOVAの運営には全く影響がないことなので、参考程度に留めておきましょう。
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6.英会話教室NOVA(ノバ)の受講がおすすめな人

ここまで、NOVAの過去の事件や背景にある不祥事を解説し、現在は全く問題なく健全に運営されていることについてもご紹介しました。
ここからは、NOVAの受講がおすすめな人とおすすめでない人について解説していきますので、本気で英語を話せるようになりたい方は引き続き参考にしてください。
6-① 受講料金が安い英会話教室を探している
NOVAの強みは入会金無料・少人数グループなら月額11,000円と受講料金が安いことです。
英語ネイティブと対面受講で月4回のレッスンを約1万円で受けられるのは、かなりリーズナブルです。
参考までに、有名な大手英会話教室の受講料金の比較表はこちらとなります。
| 入会金 | 受講料金 | レッスン回数 | レッスン時間 | レッスン単価 | |
| NOVA | 0円 | 11,000円/月 | 月4回 | 40分 | 2,750円/回 |
| ベルリッツ | 33,000円 | 211,200円 | 48回 | 40分 | 4,400円/回 |
| イーオン | 11,000円 | 20,625円/月 | 月4回 | 50分 | 5,156円/回 |
| GABA | 33,000円 | 371,250円 | 45回 | 40分 | 8,250円/回 |
| シェーン英会話 | 22,000円 | 16,500円/月 | 月4回 | 50分 | 4,125円/回 |
| ECC外語学院 | 22,000円 | 17,600円/月 | 月4回 | 60分 | 4,400円/回 |
条件を平等に比較するために、グループレッスンの料金を記載しています。(GABAはマンツーマンのみ)
表の通り、入会金無料で1回のレッスン単価が2,750円とNOVAは最安です。
これらの英会話教室は少人数グループ・ネイティブ講師から受講と基本的な条件が同じのため、レッスンの日時固定して格安プランを受講すれば、大手英会話教室の中では最もリーズナブルに受講することが可能となります。
まずはお得な価格で英語学習を始めたいという方にNOVAはおすすめです。
6-② ネイティブ講師からレッスンを受けたい
NOVAは講師が全員外国人のため、ネイティブ講師からレッスンを受講することが可能です。
格安料金でネイティブ講師から直接レッスンを受けて、生の英語に触れたいという方にもNOVAはおすすめと言えます。
6-③ 楽しく英語を学びたい
NOVAは基本的に週1回の外国人講師とのレッスンで英語学習を進めていくスタイルです。
正直なところ、週1回・40分のレッスンを受けるだけでは、2~3年ではまともに英語を話せるようにはならない可能性が非常に高いです。
NOVAはどちらかというと、英語アレルギーをなくしたい・日常英会話をゆっくりと学びたい・海外旅行を楽しめるような英語力を身に付けたいといった、英語を楽しく学びたいという方におすすめです。
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7.英会話教室NOVA(ノバ)の受講がおすすめではない人

次にNOVAの受講がおすすめではない人についてもご紹介します。
7-① 短期間で英語を話せるようになりたい
就職・転職・昇進・異動・海外転勤・留学などキャリアアップの準備としてできるだけ短期間で英語を話せるようになりたい方は、NOVAを含めた一般的な英会話教室の受講はおすすめしません。
なぜなら、従来の英会話教室は高品質なレッスンを提供してくれる一方、レッスン外の自主学習のサポートはほぼないからです。
英語を話すという行為は頭の中にある英語の知識を発信することです。知識を発信するためには、前提として単語・文法・発音などのインプット学習で知識を身に付けなければなりません。
英語初心者や英語が話せない人は、大量のインプット学習が必要となってくるため、この英語の知識を身に付ける自主学習のサポートをしてくれる英語コーチングスクールの受講がおすすめです。
おすすめのコーチングスクールはこの記事の最後にご紹介しますので、参考にしてみてください。
7-② ビジネスレベルの英語を身に付けたい
NOVAを含めた従来の英会話教室は、ネイティブ講師と「日本語厳禁」の英会話レッスンを実施します。
一見すると英語のみのレッスンは効果がありそうに思えますが、実は日本人の英語初心者には向かない勉強スタイルです。
たとえば、フランス・スペイン・ドイツ・オランダ・イタリアなど英語と親和性が高い言語が母国語の人たちは、単語・文法・発音などが最初からある程度は頭に入っているため、どんどん英会話レッスンをして知識を発信する訓練を積めば英語を話せるようになります。
一方、日本語は英語と全く言語構造が異なるため、単語・文法・発音などの知識を身に付けるインプット学習が必須です。
この過程を飛ばして、日本人が英語を話せるようにはなりません。
つまり、従来の英会話教室が提供している日本語厳禁の英会話スタイルはヨーロッパ出身の人や、あるいはすでに英語の知識が身に付いている中上級者の日本人におすすめである一方、初心者や英語が苦手な人には合わない学習スタイルと言えます。
そのため、前述の英語の知識を身に付けることを重視する英語コーチングスクールの受講が、ビジネスレベルの本物の英語力を身に付けるのにおすすめとなります。
8.本気で英語を話せるようにないたい方にコーチングをすすめる理由

英会話NOVAは英語ネイティブと楽しく会話することで英語に親しんだり、格安料金で英語学習を始めてみたい人におすすめの英会話教室です。
一方で、本気で英語を話せるようになりたい方や、ビジネスで通用するレベルの英語力を身に付けたい方には、コーチングスクールの受講をおすすめします。
8-① 英語コーチングとは?
コーチングスクールとは、日本人の専属コンサルタントがついて、学習プランの作成・専門トレーニングの実施・毎日の自主学習のアドバイスなど、英語学習を総合的にサポートしてくれる最新型の英語スクールです。
専属コンサルタントは言語習得論の専門家であり、日本人が非母国語の英語を効率よく身に付ける勉強法を熟知しているため、短期間でも大きく実力を伸ばすことが可能となります。
コーチングスクールを受講する主なメリット・デメリットは以下の通りです。
| メリット | ・自分に最適な英語学習を実施できる ・英語の専門的なトレーニングを受けられる ・3~6ヶ月の短期間で英語力が大きく伸びる ・1人で勉強できる力が身に付く |
| デメリット | ・受講料が高額 ・1日に1~3時間の自主学習 |
コーチングスクールの魅力は、短期間で大きく実力を伸ばすことが可能なこと。TOEICのスコアが2~3ヶ月で200点以上も伸びる例も多いです。
総額50万円ほどかかるスクールも多いですが、専属コンサルタントは日本人のため意思疎通がしやすく、言語習得論に基づく専門的な英語トレーニングやレッスンを受けることで、短期集中でビジネスでも通用する英語力を身に付けることが可能となります。
8-② 原因の発見と解決による効果的な学習
英語の実力を伸ばすためには、英語ができていない「原因」の発見と、原因を「解決」する最適な英語学習を継続することが重要です。
しかし、イーオンや一般的な英語教室では、講師が受講生に深くコミットしません。「なんとなくレッスンを頑張る」「英語のみのレッスンで英会話に慣れる」だけでは、正しい英語をいつまでも話せるようにはならないのです。
一方、コーチングスクールでは専属コンサルタントが定期面談で弱点や課題を発見・分析し、第二言語習得論に基づいて、弱点克服、課題解決のための英語学習を指導してくれます。
常に自分にとって最も必要な勉強ができるため、コーチングスクールでは実力がぐんと伸びるわけです。
ただし、英語学習を総合的にサポートしてくれる分、料金が高額になるというデメリットがありますので、自分に合うスクールを選ぶことが非常に大切です。
英語コーチングに興味がある方は、こちらの記事(【超本音で語る】英語コーチングおすすめ22社比較ランキング)も参考にしてみてくださいね。
9.おすすめの英語コーチングスクール

最後に、20社以上のコーチングスクールを取材・体験・調査してきた中から、おすすめの英語スクールをランキング形式でご紹介します。
| スクール | 入会金 | 受講料金 | 期間 | 月額 | 備考 | |
| ENGLISH COMPANY | 少人数 | 55,000円 | 264,000円 | 6ヶ月 | 44,000円 | ビジネス英語・TOEIC |
| 1対1 | 516,000円(入会金込み) | 3ヶ月 | 172,000円 | |||
| LIBERTY | 476,000円(入会金無料) | 6ヶ月 | 79,333円 | ビジネス英語 TOEIC・TOEFL・IELTS | ||
| ストレイル | 313,280円(入会金込み) | 3ヶ月 | 104,426円 | ビジネス英語・TOEIC | ||
| 1,244,100円(入会金込み) | 12ヶ月 | 103,675円 | ビジネス英語 TOEIC・TOEFL・IELTS | |||
| マネーイングリッシュ | 無料 | 230,340円 | 3ヶ月 | 76,780円 | ビジネス英語 | |
- ENGLISH COMPANY・LIBERTY・ストレイル・トライズは一般教育訓練給付制度を利用
- LIBERTYは入会金無料キャンペーンを利用
気になるスクールがあれば、ぜひ無料カウンセリングを受けてみてください。
英語コーチングというサービスやスクールの雰囲気を知ったうえで、NOVAを受講するのか、コーチングスクールを選ぶのか、英語レべルや目的に応じて自分に最も合うと感じた方法で英語を学んでいきましょう。
やっぱり、自分で納得した学習方法が最もモチベーションも効率も高くなりますから。
1位 言語習得の専門家によるトレーニング「ENGLISH COMPANY」
| 入会金 | 55,000円 |
| コース・期間・料金 | 【パーソナルトレーニング】 90日間集中 :561,000円 180日間集中:679,800円 【セミパーソナル】 |
| コーチング・ トレーニング | 【パーソナルトレーニング】 90日間集中 :週2回×90分(計24回) 180日間集中:週1回×90分(計24回) 【セミパーソナル】 |
| 校舎 | 【東京】新宿・銀座・神田・恵比寿 【大阪】梅田 【兵庫】神戸 【京都】四条烏丸 |
| オンライン | オンライン受講対応 |
ENGLISH COMPANYは、こどもちゃれんじや進研ゼミで有名なベネッセのグループ会社のスタディハッカーが運営している英語コーチングスクールです。
「学びを合理的でクールなものに」というコンセプトを掲げており、3.8倍メソッドと呼ばれる超効率学習を実現していることから、ビジネス英語の習得において最もおすすめなサービスとなります。
ENGLISH COMPANYは第二言語習得論という科学的な根拠に基づいてトレーニングを実施するため、目安の勉強時間は1日1~1.5時間と無理のない範囲で英語コミュニケーション能力の飛躍的な向上が期待できます。
「1日3時間の学習をすれば、誰でもそれなりに英語を話せるようになります。ですが、私たちENGLISH COMPANYは、少ない学習時間で英語を身に付けてもらうのが英語コーチングの本質と考えています。だって、できるなら少ない時間で英語を習得できた方が絶対に良いですよね?」
このように話すENGLISH COMPANYのトレーナー陣は、第二言語習得論・認知言語学・応用言語学など言語習得に関わる学問を国内外の大学で修めており、言語習得に関する専門性は他のスクールの追随を許しません。
課題発見と課題解決のピンポイント学習により、最小限の努力で最大限の成果を出せるため、特に仕事で忙しい方にこそ非常におすすめなスクールと言えるでしょう。
なお、2024年4月よりパーソナルトレーニングコースが、2024年10月より上級セミパーソナルコースが一般教育訓練給付制度の対象講座に認定されたため、社会人は実質的に最大10万円割引とお得に受講できるようになりました。
予算が厳しい方は、1クラス最大5人のセミパーソナルコースもおすすめです。最安で月額44,000円でENGLISH COMPANYの最高峰のトレーニングを受けられるほか、同じ目標を持つ仲間と切磋琢磨してレベルを高め合うことができます。
ぜひ無料体験を受けてみて、ENGLISH COMPANYのトレーニングのレベルの高さを実感してみてください。
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イングリッシュカンパニーの割引・入会金無料キャンペーンについて
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2位 TOEIC・TOEFL・IELTSで圧倒的な実績「Liberty English Academy」
| 入会金 | 55,000円(最大無料のキャンペーンあり) |
| コース | TOEIC対策コース TOEFL iBT/ITP対策コース IELTS対策コース 英検対策コース |
| 料金 | ショート :336,000円 ベーシック:576,000円 アドバンス:792,000円 |
| 期間 | ショート :2~3ヶ月(計24回レッスン) ベーシック:4~6ヶ月(計48回レッスン) アドバンス:6~9ヶ月(計72回レッスン) |
| コーチング | 週1回 |
| レッスン | 週2回×90分 |
| 校舎 | 三田(東京都港区) |
| オンライン | オンライン受講対応 |
Liberty English Academyは、英語を最短で完璧にマスターできる「グラマーテーブル」を開発した藤川代表が創設したスクールです。
特に資格試験対策に強みを持っており、TOEIC・TOEFL・IELTSの高スコアを目指したい方には最もおすすめなスクールとなります。
LIBERTYの最大の特徴は、ネイティブが感覚的に身に付けている英語の構造や規則がA4用紙20枚ほどにまとめられたグラマーテーブルという唯一無二の学習メソッドを採用していること。
グラマーテーブルはTESOL(英語を第二言語とする人への英語教授法)の最高峰とされるコロンビア大学ティーチャーズカレッジで独自性と有用性が認められており、英語の核であるverbの役割を理解し、グラマーテーブルを運用できるようになることで、自然な英語を話せるようになることが期待できます。
LIBERTYは実績が圧倒的で、短期間の受講でTOEIC 900点台・TOEFL 100点以上・IELTS 7.0以上の達成者が続出。
ハーバード・コロンビア・イエール・スタンフォードなど世界トップの大学や大学院の合格者も多数輩出しており、高レベルな英語力を身に付けられることが証明されています。
なお、ベーシックプランは一般教育訓練給付制度の対象であり、制度を利用することで10万円の給付金が支給されます。
また、無料カウンセリング受ける際に「このブログ(ReLife)の記事を読んで入会金が最大で無料になるキャンペーンがあると知りました」と忘れずに伝えてください。入会金が最大で無料になります。
無料カウンセリングでグラマーテーブルについて色々と聞けるので、ぜひ体験してみてください。教養のあるエリートな英語ネイティブが使う英語の本質を分かりやすく伝えてくれますので。
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【体験談】LIBERTY(リバティ)はグラマーテーブルで本物の英語を身に付ける
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3位 1年間で本物の英語力を身に付ける「TORAIZ(トライズ)」
| 入会金 | 55,000円 |
| コース | スピーキング本科・英語初心者・ビジネス英語上級 TOEIC対策・TOEFL対策・IELTS対策 英語プレゼン実践・実践ファシリテーション インターナショナルスクール対策 ワーホリ準備英語 |
| 料金 | 374,480円~ |
| 期間 | 2ヶ月~ |
| コーチング | 毎週 / 隔週 |
| レッスン | 週0~5回(回数を選択可能) |
| 校舎 | 【東京】 六本木・東京丸の内・新宿三丁目 新宿南口・銀座・日本橋・品川 【神奈川】横浜 【愛知】 名古屋 【大阪】 梅田 【福岡】 福岡天神 |
| オンライン | オンライン受講可能 |
トライズは1年で英語が話せるようになることがコンセプトの英語コーチングスクールです。
一番人気のスピーキング本科は1日3時間・1年で1,000時間の英語学習が目安であり、求める勉強量はコーチングスクールの中でも随一ですが、英会話初心者レベルからでも多くの受講者が英語を話せるようになっています。
トライズはビジネスでも通じる英語力の習得を目指すカリキュラムを提供しており、幅広い業種のビジネスパーソンが受講しているほか、TOEIC・TOEFL・IELTS対策の専門コースも用意されています。
トライズの特徴は専属の日本人コンサルタントと専属のネイティブコーチの複数人体制のサポートを受けられること。
コンサルタントの指導で効率的なインプット学習を実施しつつ、週3回が目安のネイティブコーチとの英会話レッスンで身に付けた知識をアウトプットする訓練を継続することで、効率的に英語コミュニケーション能力を鍛えることができます。
基礎的なトレーニングから実践型のレッスンまでトライズで英語学習を完結できることが強みであり、コンサルタントが毎日の英語学習をサポートしてくれることから、継続率は96.1%と高い数字を誇っているのも魅力と言えるでしょう。
なお、スピーキング本科・英語初心者・ビジネス上級英語・TOEIC対策・TOEFL対策・IELTS対策など多くのコースが一般教育訓練給付制度の対象講座に認定されており、社会人は10万円の給付金が支給とお得にトライズを利用可能です。
初心者でもネイティブと会話できるまで成長することが期待できるスクールなので、本気で英語を話せるようになりたいという意志を持っている方は、ぜひトライズを検討してみてください。
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本気で英語を話したいなら「トライズ」
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4位 コスパ最高「マネーイングリッシュ」
| 入会金 | 無料 |
| 料金・期間 | 3ヶ月:230,340円(月額76,780円) 6ヶ月:427,680円(月額71,280円) 9ヶ月:616,770円(月額68,530円) 12ヶ月:789,360円(月額65,780円) |
| コーチング | 隔週×45分 |
| レッスン | 英会話レッスン:週3回×45分 文法レッスン :週1回×50分 発音レッスン :週1回×50分 |
| 添削サービス | 発音添削:毎日(営業日) 英文添削:週3回~ |
| オンライン | オンライン完結 |
マネーイングリッシュは「英語で未来を強くする」という独自のコンセプトを持ち、英語を身に付けることで自分の価値と年収を上げ、未来をより豊かにすることを目標としています。
年収と英語力の相関性を指摘し、自己投資としての英語学習をサポートするなど現実的な視点を持っており、未来の人生も含めてサポートする意識をコーチ側も共有している点が大きな特徴と言えるでしょう。
6ヶ月以上の契約で割引価格が適用され、最安で月額65,780円とリーズナブルな価格でコーチングサービスを受けられるのが強みとなります。
マネーイングリッシュは料金が安いだけではなく、隔週のカウンセリング・週3回の英会話グループレッスン・週1回の文法構文レッスン・週1回の発音(フォニックス)レッスンとサービスが豊富。
さらに、音声トレーニングの発音添削は毎日、英文添削は週3回以上とフィードバックの機会も多く、コストパフォーマンスは非常に高いです。
日本人コンサルタントの採用条件の一つとして発音がネイティブレベルというこだわりがあるほか、コンサルタントの多くは発音指導士の資格を保有しており、英語を音から理解することで飛躍的に英会話力の向上が期待できるスクールです。
ちなみに、専属コンサルタントはモチベーションが上がるからと異性の方が付くことが多く、その辺りも含めて現実主義的であり、本当に裏表のないサービスを提供してくれます。
予算重視の方に特におすすめのスクールですので、料金を安く抑えつつ質の高いコーチングサービスを受けたい人は、マネーイングリッシュの受講を検討してみましょう。
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【マネーイングリッシュ】
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5位 高品質なコンサルティング「STRAIL(ストレイル)」
| 入会金 | 55,000円 |
| コース | ビジネス英語コース TOEIC L&R TESTコース |
| 料金 | 336,600円 |
| 期間 | 3ヶ月 |
| コーチング | 週1回×60分 |
| 校舎 | 【東京】新宿・銀座・恵比寿 【大阪】梅田 |
| オンライン | オンライン受講対応 |
ストレイルは、ENGLISH COMPANYと同じくスタディハッカーが運営するコンサルティング特化型スクールです。
ENGLISH COMPANYがトレーニング重視で英語力を伸ばすのに対して、ストレイルは言語習得の専門家によるコンサルティング指導を受けながらの自主学習がメインとなります。
「学びを合理的でクールなものに」というコンセプトは変わらず、毎日の学習時間が1~1.5時間の超高密度学習により、3ヶ月集中で英語力を伸ばすことが可能です。
ストレイルでは英語力をフェーズで捉え、該当するフェーズごとに最適な学習を実施するストレイルメソッドを採用。レベルに見合った段階的な英語学習で効率的に実力を鍛えることができます。
ストレイルはコンサルティングの質が特に評判で、医者が患者の症状から病気の原因を特定して処方箋を決めるように、受講生の英語が苦手な原因をピンポイントで特定して、課題解決に最適な学習方法を提示してくれます。
正確な指導により受講生は常に適切な学習を継続することができるため、短期間で実力を大きく伸ばせるのがストレイルの最大の強みと言えるでしょう。
コンサルティングに特化している分、料金がリーズナブルである上、一般教育訓練給付制度を利用すれば78,320円の給付金が支給されるため、総額313,280円と他のスクールよりも安い価格でコーチングを受けることができます。
予算を安く抑えたい人はもちろん、自分で英語を勉強する力そのものを鍛えて英語力の向上を目指したい人にもおすすめです。
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10.まとめ:最高の環境で、最高の結果を出そう

当記事では、英会話教室NOVA(ノバ)の事件とその背景にある不祥事について解説しました。
NOVAは身の丈に合わない事業の拡大により経営破綻となりましたが、再建にあたって企業努力の成果もあり、現在は問題なく運営されている健全な英会話教室です。
格安の受講料金でネイティブ講師と英会話レッスンを楽しめる一方、短期間で英語を話せるようになるサービスではありません。
もし、本気で英語を話せるようになりたい方は、ぜひおすすめした英語コーチングスクールの受講も検討してみてください。
せっかく英語を勉強する気持ちがあるのであれば、色々と無料体験を受けた上で、自分が最も納得できた最高の環境のスクールを受講するようにしましょう。