こんにちは。
当記事では、オンライン英会話を続けた結果どうなるかについて解説します。
併せて、英会話を効率よく身に付ける方法についてもご紹介しますので参考にしてください。
まず結論として、ネイティブキャンプ・DMM英会話・レアジョブ英会話など月額約1万円のオンライン英会話を続けた結果として、英語を話せるようになる可能性は非常に低いです。
特に、現時点で英語が話せない初心者~初級者や、日常会話レベルなら英語を話せるレベルの中級者の方は、格安のオンライン英会話でレッスンを繰り返しても英会話ができるようにはならないと考えましょう。
なぜなら、レッスン受け放題のオンライン英会話は「英語を話せる人がさらに英会話力を上げる」のに適したサービスであり、英語が話せない人が英語を話せるようになるためのサービスではないからです。
この記事では、オンライン英会話を続けた結果、英語が話せるようにならない理由を説明した上で、英語を身に付けるおすすめの方法や本気で英語を身に付けたい方におすすめのスクールを紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
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1.オンライン英会話を続けた結果はこうなる
ネイティブキャンプ・DMM英会話・レアジョブ英会話などのオンライン英会話を続た結果、英語を話せるようにはならない可能性が高いことについて解説していきます。
1-① オンライン英会話は続かない(挫折率94%)
前提として、オンライン英会話は大半の人は続かないというデータがあります。
続けた結果、英語を話せるようになるかの前に、そもそも続く人が少ないのです。
消費者動向や市場調査のデータを公開しているMMD研究所の報告によると、オンライン英会話の利用者のうち、1年以上継続していると回答した人は6%という結果が出ています。
3ヶ月未満 | 25.6% |
3ヶ月以上6ヶ月未満 | 44.8% |
6ヶ月以上9ヶ月未満 | 20.0% |
9ヶ月以上1年未満 | 3.6% |
1年以上 | 6.0% |
オンライン英会話を始める前はやる気に溢れているものですが、そのやる気が続く人はほぼいないということに他なりません。
その大きな原因は、オンライン英会話経験者なら分かると思いますが、英語を話せない人にとってオンライン英会話は苦しくて疲れるものだからです。
「自分の考えを英語で伝えられない」「講師が何を言っているのか聞き取れない」「沈黙が気まずい」「愛想笑いを浮かべて、相槌を打つだけ」「自分が英語を話せず、講師が困った顔をしている」
英語が話せない人は、たった25分間の英会話レッスンの後は精神的に非常に疲れているはずです。その上、何度レッスンを繰り返しても、英語を話せるようになった実感も湧きません。
すると、段々と次のレッスンを受けるのが億劫になります。
「毎日英会話をしよう!」と意気込んでいたはずなのに、今日は疲れたから、仕事で忙しかったからと理由を付けてはレッスンを先延ばしに。そのうちに月額を払い続けるだけの幽霊会員になり、オンライン英会話に挫折してしまうのです。
1-② 英語学習の順番が違うため効果が出ない
英語が非母国語の人間が効率的に英語を習得することを研究する「第二言語習得論」において、英語を学ぶ順番は下の表のように明らかになっています。
基礎知識 | 0 | 基本文法・基本語彙 | |
レセプティブ スキル (受容能力) | リーディング | 1 | ゆっくり読めば理解できる |
2 | 素早く読める | ||
リスニング | 3 | 音声知覚ができている | |
4 | 理解の処理が素早くできる | ||
5 | 記憶にとどめておける | ||
プロダクティブ スキル (産出能力) | スピーキング ライティング | 6 | 正確に話し、書くことができる |
7 | 流暢に話し、書くことができる | ||
8 | 複雑に話し、書くことができる |
英語を話す能力は、知識をアウトプットする行為です。
知識をアウトプットするためには、まずは英語を読む・聞くというインプット学習で英語の知識を習得しなければなりません。
さらに、読んで理解できない英語を聞き取っても理解できないのは当然なので、まずは読解に必要な単語・文法を最初に学ぶべきであり、読んで理解できるようになった英語を聞き取るために発音を学ぶ必要があるのです。
このように、英語を話せるようになる目標を達成するためには、常に自分のレベルに合った最適な学習を実施することが大切となります。
オンライン英会話は、英語を話すという中級レベル以上の高い実力が要求されるため、初心者や初級者がオンライン英会話に挑戦しても挫折してしまうのは当たり前なのです。
1-③ 英語の化石化(Fossilization)が起きる
英語を話せない人がオンライン英会話を続けた結果として、英語の化石化(Fossilization)が起きる可能性があります。
英語の化石化とは、たとえば間違った発音で繰り返し英語を話したり、めちゃくちゃな文法で話し続けていると、そのまま不自然な発音や文法が癖になってしまい、その後の英語学習で改善するのが困難になる現象です。
オンライン英会話をすすめる人は、「最初は間違ってもいいから大声で英語を話そう!」とか「英語はいっぱい話すことが大切!」と言いますが、それは全くの逆効果です。
間違った英語をいっぱい話しても英語は話せるようにはならないばかりか、不自然な英語が染みついて矯正が難しくなり、余計に英語学習が大変になってしまう恐れがあります。
1-④ 時間を無駄にする
前述の通り、英語を話せない人がオンライン英会話に挑戦しても高確率で挫折います。
それなのに格安のオンライン英会話が人気なのは、受講料金が安いことが魅力に感じられるからでしょう。
しかし、英語を話せるようになることが目的なのに、料金を基準にしてスクールを選ぶのは根本的に優先順位が間違っています。
もちろん、受講料金が高いスクールが良い、安いスクールが悪いということではありません。人によって予算も違うため、コスパを比較してスクールを選ぶことはとても大切です。
ただし、多少は予算がきつくても、分割払いなら大半のスクールは月額1~2万円くらいで受講できますし、本当は選択肢がもっと広いはずです。
英語を話せるようになれば転職・昇格・海外駐在などのキャリアアップで年収が大きく上がる可能性があります。たとえ年収が上がらなくても、英語を使う仕事に前向きに取り組めるようになったり、人生で得られる経験が豊富になるのは間違いありません。
投資した金額はすぐ回収できるはずなのに、目先の節約に囚われて、「未来の自分の価値」を上げない選択肢を取るのが正しいかを考えてみましょう。
2.オンライン英会話を続けた結果、英語が話せない3つの原因
次に、オンライン英会話を続けた結果として英語を話せるようにはならない具体的な原因について解説していきます。
2-① 英会話レッスンだけでは英語を話せるようにならない
オンライン英会話をおすすめしない最大の理由は、英会話レッスンを繰り返すだけでは英語を話せるようにはならないからです。
その理由は、英語を話せるようになるためには、前提として英語を話すための知識が必要不可欠だからです。
非母国語を効率的に習得する方法を研究する第二言語習得論によると、赤ちゃんの頃から身近にある母国語を身に付けることと、新たに非母国を第二言語として身に付ける過程は全く異なると考えられています。
たとえば、社会人になってから海外に駐在して10年以上働いても、ネイティブレベルの英語力を身に付けることは非常に困難です。
英語圏出身の子供は10歳未満でも英語をスラスラと話すのは当たり前ですから、英語圏に生まれた0歳から10歳までの10年間と、30歳の日本人が40歳になるまでの10年間は、同じ英語に囲まれた環境にいても、英語を身に付ける過程が全く異なるわけですね。
脳がまだスポンジのように知識を吸収できる幼少期であれば、英語を聞いて、英語を話すだけで母国語が身に付きます。
一方、日本語を母国語として完成した脳を持つ日本人が第二言語として英語を身に付ける場合は、英会話レッスンで英語を聞いて、英語を話すだけでは全く英語が身に付きません。
では、日本人の大人がどのような学習をすれば英語を話せるようになるかと言えば、「大量のインプット学習」が必要であることが明らかになっています。
2-② インプット学習のサポートがない
言語学者のスティーブン・クラッシェンが提唱した第二言語習得論の仮説に「インプット仮説」というものがあります。
インプット仮説とは、現在よりも一段階レベルの高いインプット学習を実施することで、自然に第二言語が進歩するという説です。
簡単に言えば、単語・文法・発音などのインプット学習を継続することで、自然と英語を話せるようになるという考え方になります。
英会話レッスンというアウトプット学習は、脳内にある知識を発信する練習です。英語を話せない人はそもそも英語の知識が不足しているため、英語を話せないのは当たり前なのです。
その状態で英会話レッスンを繰り返しても上達しないのは明らかであり、まずは知識を増やすインプット学習を先にする必要があります。
つまり、英語を話せるようになるために大切なのは英会話レッスンというアウトプット学習ではなく、単語・文法・発音などの基礎学習を徹底して行うこと。英語を大量に読んだり聞いたりして、英語の知識を増やすことが非常に重要なのです。
ただし、注意点としては、インプット学習を行う際に「理解可能な学習をする」ことが条件であることです。
たとえば、聞いても理解できない英語をいくら聞いても効果的なインプット学習はできませんし、読んでも理解できない英語をダラダラと読み続けても効果は出ません。
海外の映画やドラマを字幕なしで観たり、海外のニュースサイトをなんとなく読んでも学習効果が表れないのは、まだそのレベルの理解力に到達していないことが原因なわけです。
あくまでも理解できる英語を聞いたり読んだりして知識を身に付け、徐々に難易度を上げて理解可能な英語を増やすことで、自然と英語を話せる状態になります。
従って、レッスンのみを提供し、インプット学習のサポートが全くないオンライン英会話を受講しても、いつまでも英語を話せるようにならないのです。
2-③ 原因の特定と解決のサポートがない
英語を話せるようになるためにはインプット学習が重要であり、理解可能な英語の知識を増やす段階的な英語学習が重要であることが分かりましたね。
それでは、インプット学習の順番はどのように決めれば良いのかと言えば、現時点で英語ができない原因の発見と解決を繰り返していくことが大切です。
たとえば、英語が聞き取れないといっても、「ネイティブの自然な発音が聞き取れない」「聞き取りはできるけど、意味が理解できない」「長い文章になると理解が追い付かない」「ネイティブの話すスピードについていけない」など、様々な原因があります。
このような原因を解決するためには「ネイティブの発音を身に付ける」「単語の暗記量を増やす」「英語を前から順番に理解できるよう語順に慣れる」「速いスピードに付いていくために英語のまま意味を理解できるようにトレーニングする」など、原因ごとに適切な学習が必要になってきます。
つまり、自分が英語が話せない原因を正確に分析し、その原因を解決する適切な英語学習を実施することで、少しずつ理解可能なインプット学習を増やしていくことが、英語が話せるようになるまでの近道なのです。
オンライン英会話では、コーチングによる原因の発見や解決のための学習プランの提示がありませんので、効果的なインプット学習ができずに英語が伸びないという大きなデメリットがあります。
3.本気で英語を話せるようになりたい人にコーチングをすすめる3つの理由
オンライン英会話を続けても英語が話せるようにならない原因を解決してくれるのが、冒頭でご紹介した英語コーチングスクールです。
ここからは、英語コーチングを受けるメリットについて解説してきます。
3-① 独学では効果的なインプット学習が困難
前述の通り、英語を話せるようになるためには、自分が英語ができない原因を解決するための適切なインプット学習を継続し、徐々に理解可能な英語の知識を増やしていくことが重要となります。
ですが、そもそも英語が話せない人は、自分がなぜ英語を聞き取れないのか、なぜ英語を話せないのか、その原因を正確に特定することが難しいです。
また、その原因を解決するための最適な英語学習やトレーニングを選択することも困難です。
そのため、独学では英語をいつまでも英語を話せるようにならなかったり、オンライン英会話のレッスンを繰り返すという無駄な英語学習をいつまでも続けた結果、英語学習に挫折してしまいます。
そこでおすすめなのが、専属コンサルタントが付いて、インプット学習を丁寧にサポートしてくれるコーチングスクールです。
専属コンサルタントは受講生一人ひとりについて、英語が話せない原因を発見し、解決のための最適な学習を提案してくれます。専属コンサルタントに常に英語学習をサポートしてもらうことで、理解可能な英語の知識を増やす最適なインプット学習を実施し、最短ルートで英語の実力を伸ばすことが可能になるわけです。
3-② PDCAサイクルを回して効率よく学習
コーチングスクールでは、専属コンサルタントが適切にPDCAサイクルを回して英語学習をサポートしてくれます。
PDCAサイクルとは、PLAN(計画)・DO(実行)・CHECK(確認)・ACT(修正)のサイクルを回すことで、効率良く英語を話せるようになるメソッドです。
英語が話せないといっても、受講生によって「単語の知識不足」「文法の理解不足」「発音が苦手」など弱点や課題が異なります。
そこで、コーチングスクールではカウンセリングやテストで受講生の弱点や課題を分析(PLAN)。専属トレーナーが目標達成に最適なオリジナルカリキュラムを作成してくれます(DO)。
そして、カリキュラムに沿ってインプット学習を実施して(CHECK)、定期カウンセリングや定期テストで常に進捗状況を確認(ACT)。
弱点克服・課題解決のために学習計画を修正し、日々の学習に落とし込んでいくのです。
このように適切なPDCAサイクルを回しつつ、英語学習に関する疑問や悩みにもいつでも対応してくれるため、モチベーションを保ちながら効率的に英語を身に付けることが可能となります。
3-③ 第二言語習得論の理解者から指導を受ける
大切なことなので繰り返しますが、短期間で英語を話せるようになるためには、闇雲に英会話レッスンを受けるのではなく、適切なインプット学習を正しいタイミングで実施することを継続することが重要です。
そのためには、日本語とかけ離れた英語という言語を効率よく身に付ける第二言語習得論の専門的な知識を持っている講師から指導を受けるのが大切です。
たとえば、ランキング1位のENGLISH COMPANYと3位のストレイルの専属コンサルタントは、国内外の大学で言語習得論を学んだ言語習得の専門家です。
原因の発見や解決の精度が高いのはもちろん、シャドーイングやチャンクリーディングなどの独学では難しい高度な英語トレーニングを効果的に実施してくれるため、英語の伸びが他のスクールと比べても段違いに早くなります。
この記事でおすすめしているコーチングスクールは、特に言語習得に関する知識が深い講師が揃っていますので、本気で英語を話せるようになりたい方はぜひ無料カウンセリングを受けてみて、専門的なトレーニングを体験してみて欲しいと思います。
3-④ おすすめの英語コーチングスクール
具体的にはこちらの記事(【超本音で語る】英語コーチングおすすめ22社比較ランキング)でおすすめのスクールをご紹介しておりますので、本気で英語を話せるようになり方はぜひ参考にしてみてください。
興味があるスクールがあれば無料カウンセリングを受けてみて、コーチングのサービス内容やそれぞれのスクールの雰囲気を確認してみましょう。
4.オンライン英会話を続けた結果を妄想しない
ここまで英語が話せるようになる理論について具体的に解説してきましたが、それでも「オンライン英会話を続ければ話せるようになる」という固定観念がなかなか抜けない人もいると思います。
そこで、オンライン英会話を続けた結果、英語が話せるようになるという妄想についても解説していきます。
4-① レッスンを続ければいつか話せるようになる
適切なインプット学習を実施していない状態でレッスンを100回繰り返しても、1年継続しても、英語を話せるようにはなりません。
予習と復習をしながら英会話レッスンを続ければ効果がある場合もありますが、そもそもその予習と復習が英語を話せない原因の解決に最適か英語を話せない人は判断できないため、インプット学習をサポートしてくれるコーチングスクールの受講がおすすめなのです。
4-② レッスンを続ければ耳が英語に慣れる
英語をいっぱい聞けば、英語を聞き取れるようになるというのも誤解の一つです。
英語が聞き取れない原因を整理すると、大きく3つあります。
症状 | 原因 |
音を聞き取れない | 発音に関する知識不足 (音の連結・音の脱落・音声変化の理解不足) |
聞き取れるけど理解できない | 単語や文法の知識不足 |
ゆっくりな音声なら分かるが、 長い文章・速い音声は厳しい | 脳内処理が追い付いていない |
英語が聞き取れないと言っても、「そもそも英語の音が聞き取れない」「音は聞き取れるけど、内容が理解できない」「ネイティブのスピードについていけない」と、苦手な原因が異なります。
原因が異なれば、原因を解決するための学習方法も変わってきます。
まずはその原因を特定し、解決するための適切な英語学習をしなければ英語は聞き取れるようにはならないのです。
4-③ 毎日英語に触れることが大切だから毎日レッスンを受ける
毎日英語に触れることが大切という基準自体は正しいです。
エビングハウスの忘却線によると、人間の脳は学習したことを1日で70%以上忘れると言います。
脳に学習内容を定着させるためには、毎日、英語に触れ続けることが重要なのはその通りです。
しかし、誤解してはならないのは、それは毎日英語に触れることと毎日レッスンを受けることは違うということです。
英語を話せない人はインプット学習で英語の知識を身に付ける必要がありますから、そのインプット学習が脳に定着させるために、毎日英語学習をすることが重要となります。
毎日英会話レッスンをするのは、毎日、英語を話すための知識が不足しているのに、非常に少ない知識を増やさないまま、適当な文法や発音で英語を話し続けるという非効率的な行為です。
オンライン英会話は月額1万円以内で毎日英会話レッスンをできるのでお得に感じるかもしれませんが、そもそも、毎日英会話レッスンをしても英語を話せるようにならないため、安物買いの銭失いとなる可能性が非常に高いのです。
4-④ オンライン英会話を続ければ緊張しなくなる・恐怖心がなくなる
たしかに、オンライン英会話を何ヶ月も継続すれば他国の講師と話すことにも慣れて、恐怖心もなくなるでしょう。
ただ、それはあくまでオンライン英会話レッスンに慣れているだけであって、英語を話せるようにはなっていません。
もし、英語学習の目標が「カタコトでもいいから英語で楽しく話せるようになる」「文法や発音がめちゃくちゃでもいいから、他国の方とコミュニケーションを取れるようになる」のであれば、オンライン英会話を継続することで目標達成できる可能性が高いです。
ただし、目標がビジネスでも通用する英語力を身に付けることや、ネイティブ相手でも議論できるレベルなのであれば、英会話レッスンに慣れる・慣れる前に、まずは正確な英語を話せるようになるためにインプット学習が必要不可欠です。
目標に応じて、オンライン英会話を受講するか、コーチングスクールを受講するか選ぶようにしましょう。
4-⑤ 講師の質が良いオンライン英会話を受講すれば効果がある
レッスン講師の質は確かに非常に重要です。
たとえば間違った英語を話した時に、発音や文法の誤りを指摘して正しい英語を教えてくれる講師であれば、化石化は防げますし、なぜその英語が間違っているのか教えてくれるため、原因の発見と解決という正しい英語学習を実践できます。
ただし、格安のオンライン英会話の講師は基本的に非正規雇用のアルバイトが多いこと。
また、優秀な講師は予約がすぐ埋まってしまうため、1回1,000円など高額な追加料金を払う必要があること。
たとえ優秀な講師からレッスンを受けられたとしても、毎回レッスンを担当してくれるわけではないため、段階的なインプット学習を実施できないこと。
そして、そもそも自主学習のサポートがないため、適切なインプット学習ができないこと。
このように様々な理由から、講師の質の良さは関係なく、そもそもオンライン英会話というサービス自体が、英語が話せない人には不向きであると言えるのです。
4-⑥ オンライン英会話は安いからお得
ネイティブキャンプ・DMM英会話・レアジョブ英会話などのオンライン英会話は月額1万円前後のため、受講料金が安いのは事実です。
ただし、レッスンのみのサービスの提供であり、英語を話せない人が英語を話せるようになるためのサービスとしては不適切なため、効果が表れないサービスにお金を払うという点でそもそもお金を無駄にする可能性が高いです。
また、仮に1年続ければ約10万円。2年続ければ20万円以上の費用がかかるため、結果的に総額は安いとも言えません。
さらに言えば、コーチングスクールは3ヵ月~6ヶ月の短期間で英語を身に付けることを目的とします。
仕事で忙しい中、1年も2年も英会話レッスンを続けるサービスを受けるのと、総額50万円前後を支払って、短期集中で英語を話せるようになるサービスのどちらが良いか、無料体験を受けてしっかりと自分で比較するようにしましょう。
4-⑦ ネイティブ講師からレッスンを受ければ効果がある
ある程度は英語が話せるよう方であれば、ネイティブ講師と実践的なアウトプット学習をすることで、更に自然な発音を身に付けたり、細かい文法を教えてもらったり、ネイティブが感覚的に使っている表現について教えてもらったりと学習効果があります。
一方、英語を話せない人はネイティブの英語をそもそも理解できる段階にありませんし、英語を正確に話すための単語や文法の知識も不足しています。
つまり、そもそもネイティブとフリートークメインの英会話レッスンをするレベルにないため、身の丈に合わないレベルのレッスンを繰り返しても、ネイティブと英会話レッスンをすることに慣れるだけで、英語を話せるようになるわけではありません。
5.オンライン英会話を続けた結果、効果がある人
もちろん、オンライン英会話を続けた結果、効果がある人もいます。
どのような人がオンライン英会話を続けて効果が出るのかも解説していきますので参考にしてください。
5-① 英語が話せる中級者・上級者
格安のオンライン英会話を利用して効果が出る人は、すでにインプット学習ができており、それなりに英語が話せる中級者以上の英語力を持っている人です。
そのような人は、オンライン英会話でネイティブ相手にレッスンを続けることで、実践的なアウトプット学習をすることができます。
また、英語がある程度は話せる人は、「今日のレッスンはcanとable toの違いを教えてもらおう」「willとgoing toの違いを解説してもらおう」と、1回の1回のレッスンで学びたいことを明確にすることができます。
つまり、自分に不足している知識がなにかを理解していて、その知識を身に付けるインプット学習をオンライン英会話でも実行することができるため、中級者以上の方は効果的なインプット学習をできるのです。
5-② インプット学習の一環として補助的に利用
英語を話せない人でもオンライン英会話を利用するメリットがあるのは、英語学習の補助として利用するケースです。
たとえば、コーチングスクールで適切なインプット学習を実施しながら、身に付けたインプット学習をアウトプットする練習として利用したり、「bとvの発音の違いを教えてもらう」「自分の発音が自然かネイティブ講師にチェックしてもらう」など、インプット学習の補助として利用するのは有効です。
つまり、英語を話せない人はオンライン英会話だけでは英語を話せるようにならないため、適切なインプット学習の補助としてコーチングスクールに追加で受講する場合、より大きな学習効果を得られる可能性があります。
5-③ 英検1級・TOEFL・IELTSなど資格試験勉強の補助に利用
英検1級・TOEFL・IELTSなどの資格試験には、アウトプットスキルのスピーキングとライティングの問題があります。
これらの資格試験で高スコアを目指す場合、コーチングスクールで英語4技能の総合的な実力を身に付けつつ、補助的なスピーキング対策やライティング対策として、添削をしてもらうのもオンライン英会話の有効な使い方の一つです。
6.まとめ:最高の環境で、最高の結果を出そう
当記事ではオンライン英会話を続けた結果について解説してきました。
もし本気で英語を身に付けたいならば、ぜひコーチングスクールの受講を検討してみてください。
そして、気になるスクールがあれば、無料カウンセリングを体験してスクールの雰囲気やサービス内容を確かめてくださいね。
せっかく英語を勉強する気持ちがあるのですから、最高の環境で最高の結果を出しましょう。