こんにちは。
今回、ENGLISH COMPANYとSTRAILを運営している株式会社スタディハッカーのシニアリサーチャーを務める時吉秀弥氏にインタビューする機会を頂きました。
ビジネス英語の本質や効率的なビジネス英語の勉強法についてお伺いし、仕事で英語を上手く話せずに苦労している方に非常に参考になる内容となっていますので、ぜひ参考にしてみてください。
また、英語スクールの「ENGLISH COMPANY」や動画視聴&添削で学べる「時吉秀弥のビジネス英語DOJO」がビジネス英語の習得に効果的な理由についてもご紹介しますので、短期間で効率的にビジネス英語を身に付けたい方はぜひサービスを利用してみましょう。
時吉秀弥氏のプロフィール
神戸市立神戸外国語大学英米語学科を卒業(TOEICの金のフレーズでお馴染みのTEX加藤先生と同学科で1年後輩)。
同年米国ルイジアナ州ニューオーリンズに渡りチューレン大学にて国際政治を受講。帰国後、落語家の弟子、お笑い芸人、ラジオパーソナリティを経て20年以上に渡り予備校で大学受験英語を指導。
並行して東京言語研究所にて西村義樹東京大学教授のもとで認知言語学、尾上圭介東京大学教授のもとで日本語学を学び、2010年に同所で理論言語学賞を受賞。
その後(株)スタディハッカーに参加。シニアリサーチャーとしてトレーナー研修や教材開発に携わる。
初の著書「英文法の鬼100則」(明日香出版)がベストセラーとなり、「2020年に発売された英文法書の中で最も売れた1冊」(トーハン調べ)となる。
韓国語にも翻訳され韓国でも発売中。発行部数は現在10万部突破(電子版含む)。その他の著作:英文法の鬼1000問(明日香出版)、英文法の極意(アスク出版)、英語脳スイッチ!(筑摩書房)など多数。
公式サイト
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1.ビジネス英語の本質
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仕事で英語を話せるようになりたい人は、ビジネス英語のスキルを身に付けなければなりません。
しかし、ビジネス英語といっても日常英会話となにが違うのかハッキリとは分からないという方も多いと思います。
そこで、まずはビジネス英語の本質について時吉氏にお伺いしていきます。
1-① ビジネス英語とはなにか?
ひとことで言えば「説得のための英語」です。
プレゼンにせよ、会議にせよ、交渉にせよ、結局のところビジネスコミュニケーションのゴールは「自分の意見を明確な理由をもって相手に伝え、それを納得してもらう」ことに尽きます。
1-② なぜ日本人はビジネス英語が苦手な人が多いのか?
ビジネス英語が苦手だということは、ビジネス英語を使った時の成功体験が少ない、ということを意味しています。なぜ成功体験が少ないのかの理由を考えてみましょう。
ある程度の定型フレーズが言えてやり取りもできるのに「うまく行った」気がしないのはなぜなのか。
理解しておかないといけない根本的な問題は、ビジネス英語という「技術」を持っていることと、それをどう使うとビジネスが成功するのかという「戦略」は違うものだ、ということです。
テニスや野球のバッティングで言えば一つ一つのボールを打ち返す技術は持っていても、試合全体をどう進めるべきかの戦略を持っていなければ結局試合には勝てません。
英語のビジネス定型文やフレーズを知っていて、なおかつ使えることは必要なことですし、習得は必須です。
しかし、それだけで「ビジネスの主導権を握る」ことはできません。
そこで必要になってくるのは「どうすれば自分の話に相手が納得してくれるのか」という戦略を組み立てるための英語の型が必要になるのです。
多くの人がビジネス英語を苦手としているとすれば、それは「技術」と「戦略」を混同していることから生まれる「うまくいかない感」が原因だと言えます。
1-③ 英語で論理的かつ一貫性がある話し方ができるようになるために大切なこと
「原因」と「結果」の因果関係を文の中に明確に表していくことが大切です。
具体的には「原因」を主語とする英語の他動詞構文を多く使うことが、鍵となります。
日本語は「結果」を重視する自動詞構文を使うことが多いので、この切り替えを意識的に行うことが大事になってきます。
2.ビジネス英語の「型」の習得がカギになる
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ビジネス英語の本質は相手を説得する英語力であり、ビジネス英語習得のためには戦略的に相手を説得するビジネス英語の「型」を学ぶことが重要であることが分かりました。
そこで、ここからは具体的にビジネス英語の「型」について取材させて頂きました。
2-① ビジネス英語の「型」とは具体的にどのようなものか?
いろいろあります。一例を挙げるとすれば、「理由に3回whyをかける」というのがあります。
自分の意見に理由をつけてみても、その理由が薄っぺらなものでは説得力が生まれません。
そんなときには「なぜその理由がいいのか」というふうに自身の理由に「なぜ」を問いかけ、出てきた理由にさらに「なぜ」を問いかけ、これをできれば3回繰り返します。
そうすると自分の意見をサポートする「理由」が3段階に掘り下げられることになり、どんな意見もかなりの説得力を帯びるようになります。
ENGLISH COMPANYではこれをゲーム感覚で行えるエクササイズを実施しています。
2-② ビジネス英語の「型」を身に付けるとどのような変化を実感できるのか?
どのような形で意見を求められても慌てることなく「型」で身につけた思考ルートを通って適切な意見の組み立てができるようになります。
これによりとても大きな安心感と自信を手に入れることができます。英語を使ってビジネスパートナーたちといつでも互角に渡り合える自信が手に入るのです。
究極的にはこれがビジネス英語学習のゴールだと私たちは考えます。
一般的なビジネス英語の定型フレーズは「ビジネスに必要な英語の言い回しの知識の集合」ですが、これをどのように組み立てれば相手を納得させる話が完成するのか、そして、そのためにはどのような英語的思考回路を身につければ良いのか、が「型」なのです。
2-③ ビジネス英語習得の具体的な勉強方法について
語学の知識を使えるようにするということは、自分の言いたいことが「口をついて出てくる」状態にするということです。
これを達成するためには「勉強」というよりは「運動トレーニング」をしないといけません。
先ほどの「whyを3回かける」をはじめとした型の習得は、ゲーム形式でのエクササイズを通して行われます。
このエクササイズでは、ランダムに出てくるテーマに関してその場で意見を述べ、その理由をその場で思いつき、さらにその理由をその場で掘り下げることが求められます。
一見難しそうに見えますが、思考回路の神経群は運動神経と同じように訓練の繰り返しによって結びつき、ネットワークを構築していきます。
実際にこのゲーム形式の訓練はかなり有効で、訓練の繰り返しの結果、意見の構築ルート、つまり「どう話を組み立てるか」は「自動化」され、空いた脳のリソースは「何を話すか」に回すことができ、より説得力のある内容を生み出すために思考を使用することができるという好循環を生み出します。
3.ビジネス英語の「型」を効率的に身に付けるには
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ここまでのインタビューで、ビジネス英語の「型」を身に付けるためには、運動トレーニングを繰り返すことで思考回路のネットワークを構築することが重要であることがわかりました。
最後に、スタディハッカーが提供するENGLISH COMPANYや時吉秀弥のビジネス英語DOJOを利用することでビジネス英語の「型」を効率的に習得できる理由について紹介していきます。
3-① ENGLISH COMPANYのトレーニングがビジネス英語習得を可能とする理由
ビジネス英語を習得する上で、もっとも大切なことは「正しい学習方法で、ひとりひとりに合わせた高負荷なトレーニング」を行うことです。
ENGLISH COMPANYではこの大切な点をおこなうことでビジネス英語を短期間で向上させることができます。
正しい学習方法とは、それぞれの学習方法の正しいフォームと言い換えることができます。
例えば、シャドーイングひとつとっても正しいフォームでおこなわないと学習の効果がでにくくなります。ENGLISH COMPANYでは、トレーナーと呼ばれる講師が正しい方法で行えているか毎回のトレーニングでチェックしていきます。
正しい学習方法を前提にして、イングリッシュカンパニーでは1回90分のレッスンを「トレーニング」と呼んで、高負荷なトレーニングを高負荷なトレーニングを受講生と行います。
高負荷なトレーニングでは、ひとりひとりの受講生の英語学習の課題に合わせた、その方にとって少しだけ難易度が高いものを実施していきます。
第二言語習得研究では、学習者の現在のレベルより少し難易度が高いものを実施することで習得が促進されるといわれています。
ENGLISH COMPANYのトレーナーは毎回担当する受講生様の現状レベルより少し難しいビジネスシーンを想定した自社開発教材や学習方法を毎回のトレーニングで実施していき、負荷の高いトレーニングをおこなっています。
これを毎回おこなうことにより短期間でビジネス英語を習得することができます。
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3-② ENGLISH COMPANYのトレーニングの具体例
トレーニングの例をひとつだすと、ビジネス英語を習得する上で相手の話を正確に聞くリスニング力が必要になってきます。
リスニングが苦手な場合、シャドーイングを手段として選ぶ受講生やスクールが多いですが、それだけでは課題分析としては不十分です。
リスニングが出来ない原因を、「語彙・文法の知識が不足している」「文字を見れば意味はわかる」「キーワードは聞き取れるが細部が聞こえない」「記憶に留められない」のようにさらに深掘りして分析していきます。
語彙・文法の知識が乏しい場合には、シャドーイングよりも基礎的な語彙や文法の習得が優先事項になり、細部が聞き取れない場合は、具体的にどのような音声変化が聞き取れていないのか確認して再現できるようにするDictation&Overlappingというメニューをおこなっていきます。
このように課題をブレイクダウンすることで、ビジネス英語を効率的に身につけることができます。
3-③ 時吉秀弥のビジネス英語DOJOがビジネス英語習得を可能とする理由
ここまで述べたENGLISH COMPANYのトレーニングで手に入れた英語のスキルを土台にし、さらに「時吉秀弥のビジネス英語DOJO」では、ビジネスにおいて必須である「相手を説得する」ための型の習得に焦点を当てていきます。
講義動画と教材は時吉秀弥が全面監修し、言語学に基づいたアプローチで設計されています。
毎月、ビジネスで頻出する新しい単語、文法、フレーズをインプットしながら、アウトプットではビジネス英語における型などの学習から、ビジネス英語における瞬発力を鍛えるトレーニングまで、様々なアプローチでビジネス英語力を向上させることができます。
講義動画は、大きく分けてインプット編とアウトプット編の2部構成です。
インプット編では、ビジネスシーンを再現したスキットや業務上の頻出単語、文法、フレーズを通して、時吉秀弥がネイティブ感覚で英語をとらえる「認知文法」に沿って解説しています。
アウトプット編では、ゲーム感覚で行うアウトプット練習や、外国人講師による添削付きのライティング課題も充実しており、フィードバックを得ながら「相手を説得する英語力」を最短ルートで身につけることができます。
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3-④ ENGLISH COMPANYと他社の英語コーチングスクールの違いや特徴
ENGLISH COMPANYの最大の特徴は、「正しい学習方法で、ひとりひとりに合わせた高負荷なトレーニング」を行うことです。
通常の英語コーチングにおいては、専任コンサルタントが受講生の英語力を大まかに分析し、最大公約数的な学習プランを作成して毎日の学習をサポートすることが一般的です。
言い換えれば、「リスニングはこの学習法、リーディングはこの学習法、スピーキングはこの学習法」とある程度決めた学習メニューを組み、それを毎日時間をかけて行って管理するのが一般的です。
一方で、イングリッシュカンパニーは、課題分析をおこなった上でその場でトレーナーと一緒に「トレーニング」をします。
担当トレーナーが受講生さまの課題を精緻に分析し、その課題に対してその場のトレーニングで課題を解消できる練習を一緒におこないます。プロの視点から即座に修正をおこなうことで、回り道なく効率的に英語力を向上させていきます。
トレーニングで一緒に練習をおこなうことは、毎日の学習にもメリットもあります。
トレーナーによる精緻な課題発見と正しい方法でトレーニングをおこなうため、必要最小限の学習時間で自主学習をしていただけます。
受講した方の多くは1日60〜90分の学習時間で成果を出すことができます。
ENGLISH COMPANYの特徴
- ENGLISH COMPANYのトレーニング(上記トレーニング内容)
- 90分のトレーニングが週2回
- 第二言語習得研究に精通したプロのトレーナー
- 行動科学マネジメントに基づく学習の習慣化
- 日本人講師と外国人講師のダブルサポート
- 通学またはオンライン受講が選べる
- 一般教育訓練給付金制度
- 学習に集中できるスタジオ
4.まとめ:ビジネス英語習得を目指す人たちに一言
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最後に、時吉秀弥氏からビジネス英語習得を目指す人たちへのメッセージを頂きました。
説得の英語の「型」を通して、本当の意味での「英語を使ってビジネスを成功させる」体験を手にしましょう。
生成AIをうまく活用し、英語を使った諸々の雑用はそちらに任せ、皆さんは人と人とが面と向かって話し合う中で相手の心を掴みビジネスの成功を手に入れることに集中するのです。
培った「説得の型」がそのとき必ず役に立ちます。そして、これらの型はもちろん日本語でのビジネス現場でも同様に効果を発揮します。
「説得の型」は英語・日本語の違いを超えて、「仕事ができるようになる型」でもあるのです。
以上、時吉氏へのインタビューをご紹介しました。
ビジネス英語の「型」を身に付けて相手を説得する力 = 仕事で使える英語力を短期間で効率的に身に付けたい方は、英語コーチングスクールのENGLISH COMPANYの受講や時吉氏が開発した時吉秀弥のビジネス英語DOJOの利用を検討してみてくださいね。
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