TOEFL ITPの日本人の平均点・大学別平均点について

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TOEFL ITPの日本人の平均点・大学別平均点について

2024年4月21日

こんにちは。

当記事では、TOEFL ITPの日本人の平均点や大学別平均点について解説していきます。

TOEFL ITPの受験が必要な方や興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。

  

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1.TOEFL ITPの基本情報

 

TOEFL ITPは正式名称が「TOEFL Institutional Test Program」という、アメリカのテスト開発機関ETSが提供する団体向けの英語テストプログラムです。

TOEFL ITPは教育機関を中心に世界中で利用されており、世界50か国・2,500以上の団体で実施。

年間受験者80万人以上のメジャーな英語テストです。

日本においても高校・大学・大学院・官庁・企業など500以上の団体で採用されており、入試でスコアが必要だったり、海外研修や語学プログラムの選考にスコアが利用されることもあります。

 

1-① TOEFL ITPとTOEFL iBTの違い

世界的に有名なTOEFLは現在、「TOEFL iBT」と「TOEFL ITP」の2種類の受験形式があります。

TOEFL iBTとTOEFL ITPの主な違いは以下の通りとなります。

 

 TOEFL ITPTOEFL iBT
申し込み
団体個人
テスト形式ペーパー受験パソコン受験
テスト内容
Listening
Reading
Structure and Written Expression
Listening
Reading
Speaking
Writing
スコア
レベル1(中~上級):677点満点
レベル2(初~中級):500点満点
120点満点
テスト時間レベル1(中~上級):約115分
レベル2(初~中級):約  70分
約2時間
受験料金3,000円~6,000円程度
(受験団体によって変動)
USD245
主な利用目的教育機関における実力測定海外留学

  

TOEFL ITPとTOEFL iBTの大きな違いは二つあり、一つはテスト内容です。

TOEFL ITPはリーディング・リスニング・グラマー(文法)の3技能のテストである一方、TOEFL iBTはリーディング・リスニング・スピーキング・ライティングの英語4技能を総合的に測定するテストです。

二つ目の違いは主な利用目的です。

基本的にTOEFL ITPのスコアは海外留学に利用することができず、日本国内の学校や企業における実力測定や英語力の参考という意味合いが強いです。

一方、TOEFL iBTは海外の大学や大学院に出願する際に、非英語ネイティブの英語力の証明としてスコアを提出することができます。

  

1-② TOEFL ITPの問題構成【レベル1】

次にTOEFL ITPの問題構成を確認しましょう。

まずは中~上級者向けの難易度が高いTOEFL ITPレベル1の方から見ていきます。

 

 セクション問題数解答時間スコア範囲
Listening comprehension50問約35分31~68
Structure and Written Expression40問25分31~68
Reading comprehension50問55分31~67
合計140問約115分310~677

参照:テスト構成 | TOEFL ITPテスト

  

TOEFL ITPのスコアは各セクションの合計を3で割って平均点を出した後に10をかけたスコアで、最低310点、満点766点となります。

たとえば、Listeningが60点、文法が50点、Readingが40点だとしたら、(60点 + 50点 + 40点)÷ 3 × 10 = 500点というように算出できます。

TOEFL ITPを受験する場合、基本的にはTOEFL ITPのレベル1の受験が一般的です。

  

1-③ TOEFL ITPの問題構成【レベル2】

次に初~中級者向けのTOEFL ITPレベル2の問題構成を確認しましょう。

  

 セクション問題数解答時間スコア範囲
Listening comprehension30問約22分20~50
Structure and Written Expression25問17分20~50
Reading comprehension40問31分20~50
合計95問約70分200~500 

 

スコアの算出方法はTOEFL ITPレベル1と同じで、各セクションの合計を3で割って平均点を出した後に10をかけたスコアです。

 

2.TOEFL ITPの日本人の平均点

TOEFL ITPの日本人の平均点

 

次にTOEFL ITPの平均点について見ていきましょう。

  

2-①【2022年】日本人のTOEFL ITP平均点は471点

TOEFL開発機構のETSが公開している最新データによると、2022年の日本人のTOEFL ITP平均点は471点す。

また、ジェンダー別の世界平均も公表されているので、それぞれスコア平均を確認してみましょう。

   

 セクション日本人の平均点男性の世界平均女性の世界平均
Listening comprehension48点50点50点
Structure and Written
Expression
46点47点46点
Reading comprehension47点49点48点
合計471点488点483点 

参照:TOEFL ITP Test and Data Score Summary Report 2022

 

世界平均が480点台のため、日本人の平均点は世界平均よりも低い水準となっています。

 

2-②【2021年】日本人のTOEFL ITP平均点は473点

参考として、2021年の日本人のTOEFL ITP平均点は473点です。

   

 セクション日本人の平均点男性の世界平均女性の世界平均
Listening comprehension48点50点50点
Structure and Written
Expression
47点47点46点
Reading comprehension48点49点48点
合計471点487点480点 

参照:Test and Score Data Summary for the TOEFL ITP Test 2021

 

2-③【2020年】日本人のTOEFL ITP平均点は469点

2020年の日本人のTOEFL ITP平均点は469点です。

   

 セクション日本人の平均点男性の世界平均女性の世界平均
Listening comprehension47点49点48点
Structure and Written
Expression
46点46点44点
Reading comprehension47点48点46点
合計469点475点456点 

参照:Test and Score Data Summary for the TOEFL ITP Test 2020

 

2-④【2019年】日本人のTOEFL ITP平均点は465点

2019年の日本人のTOEFL ITP平均点は465点です。

   

 セクション日本人の平均点男性の世界平均女性の世界平均
Listening comprehension47点49点48点
Structure and Written
Expression
45点46点45点
Reading comprehension47点48点46点
合計465点476点463点 

参照:Test and Score Data Summary for the TOEFL ITP Test

 

2-⑤【結論】日本人のTOEFL ITPの平均点は約470点

2019年~2022年までのTOEFL ITP平均点から、日本人の平均点は約470点と言えるでしょう。

TOEFL ITP 470点は、おおよそTOEFL IBT 52点、IELTS 4.5、CEFR B1と同レベルで、イメージとしては身近な内容であれば英語でコミュニケーションできるものの、仕事や学問で英語を扱うには不十分なレベルと言えます。

TOEFL ITPのスコアの目安についてはこちらの記事(TOEFL ITPは何点からすごい?TOEFL ITPのスコア目安について)で解説していますので、参考にしてみてください。

  

3.TOEFL ITPの大学別平均点

 

TOEFL ITPの大学生平均点はおよそ467点前後と言われています。

ただし、こちらのスコアには明確な根拠がありませんので、各大学が公表しているTOEFL ITPの大学別平均スコアをご参照ください。

 

3-① 東北大学のTOEFL ITP平均点

2022年2月に公表された報告書によりますと、東北大学の最新のTOEFL ITP平均点は511.1点です。

東北大学のTOEFL ITP平均点の推移も公開されています。

   

 2020年8月2020年12月2021年5月2021年12月
TOEFL ITP 平均
500.5点510.9点499.9点511.1点

  

東北大学では年々TOEFL ITPの平均点が上昇傾向にあり、京都大学のワーキンググループでは平均スコア550点以上を一つの目標に掲げているとのことです。

 

参考記事

東北大学全学教育 令和3年度 TOEFL ITP®テスト実施報告書

東北大学|グローバルな教育を目指して

  

3-② 千葉大学のTOEFL ITP平均点

千葉大学で2016年4月9日に新入生2,359名を対象に実施されたTOEFL ITPの平均点は461点と報告されています。

  

参考記事

千葉大学におけるTOEFL ITPのスコア分析

  

3-③ 東京大学のTOEFL ITP平均点

東京大学のTOEFL ITPの平均点は公表されていませんでした。

参考となるのは東京大学 公共政策大学院の2024年度の入試結果で、最終合格者のTOEFL IBTの平均点は86点と公開されています。

TOEFL IBT 86点をTOEFL ITPのスコアに換算すると、おおよそ560点~570点くらいとなりますので、東京大学 公共政策大学院に合格するには非常に高い英語力が求められることが分かります。

 

参考記事

2024年度入試結果の公表

  

3-④ 京都大学のTOEFL ITP平均点

2015年度に京都大学大学院 工学研究科の全新入生に対して実施されたTOEFL ITPの平均点は493.38点と報告されています。

こちらの報告書では、得点分布は470点台、480点台、490点台の人が多くなっています。

  

参考記事

京都大学工学研究科 工学部国際交流ニューズレター NO,45

  

3-⑤ 東京工業大学のTOEFL ITP平均点

2022年6月に東工大の公式サイトに掲載された記事では、東京工業大学 グローバル理工人育成コースのTOEFL ITPの平均点は掲載されていませんでした。

しかし、学士課程1年と3年に全員がTOEFL ITPを受験し、TOEFL ITP 550点以上が到達目標と定められているため、目安としてはTOEFL ITP 550点と言えます。

 

参考記事

英語力を伸ばして国際理工人になろう

 

3-⑦ 早稲田大学のTOEFL ITP平均点

早稲田大学のTOEFL ITP平均点については報告がありませんでした。

ただし、早稲田大学ではTOEFL ITPが必修受験であり、スコア基準点が1年次450点、2年次480点、3年次500点、4年次520点と定められています。

1年生は入学前の3月末と11月中旬のTOEFL ITPの受験が必修であり、1年次11月実施の試験結果によって2年次以降の必修英語科目「英語Theme-BasedStudies」のコースのレベル分けが行われるようです。

539点以下及び不受験で「下位コース」、540点以上で「上位コース」、570点以上で「英語開講科目の履修で代替可能」などスコアによって履修科目が変わってきますので注意しましょう。

  

参考記事

成績(学部要項抜粋)

TOEFL-ITP®必修受験について

 

3-⑧ 国際医療福祉大学(医学部)のTOEFL ITP平均点

2024年3月に国際医療福祉大学の公式サイトで公開されたトピックスによると、国際医療福祉大学 医学部6期生の2024年1月のTOEFL ITP平均点が565点に到達したと報告されています。

国際医療福祉大学 医学部では、1期生から6期生までの2年終了時点のTOEFL ITP平均点が560点を超えているとのことで、非常に高い平均点となっています。

 

参考記事

国際医療福祉大学 医学部・成田看護学部

 

4.TOEFL ITPで高スコアを目指せる英語スクール

TOEFL ITPで高スコアを目指せる英語スクール

  

最後にTOEFL ITP対策が可能なおすすめの英語スクールをご紹介します。

TOEFL iBT対策を実施しているスクールは多いですが、TOEFL ITP対策が可能なスクールは少ないので、もしTOEFL ITPの高スコアを目指したい方は、こちらのスクールの無料体験を受けてみてくださいね。

  

4-① Liberty English Academy

  

入会金55,000円(最大無料のキャンペーンあり)
コースTOEFL iBT/ITPコース
料金

ショート :336,000円
ベーシック:576,000円
アドバンス:792,000円

期間ショート :3ヶ月
ベーシック:6ヶ月
アドバンス:9ヶ月
コーチング週1回
レッスン週2回×90分
校舎港区(三田)
オンラインオンライン受講対応

       

英語を最短で完璧にマスターできる「藤川メソッドグラマーテーブル」を生み出した藤川代表が創設したLIBERTY。

英語ネイティブが感覚的に身に付けている英語の構造や規則をまとめた「グラマーテーブル」という学習メソッドが、受講生の本質的な英語力の向上を可能とします。

「グラマーテーブル」はTESOL教育(英語を第二言語とする人への英語教授法)の最高峰とされるコロンビア大学ティーチャーズカレッジで独自性が認められるほどの有用性を持ち、国際弁護士・外交官・大学で英語を教える教授が学びに来るほど。

英語の「核」はverbにあり、verbの役割を理解すれば英語4技能すべてが短期的・効率的に上達します。     

LIBERTYの卒業生はハーバード・オックスフォード・コロンビア・イエール・マサチューセッツ工科大学など、世界最難関の大学・大学院に合格しており、英語の核を身に付けるグラマーメソッドの効果を証明しています。

また、1回完結型のレッスンを好きなタイミングで受講することができるため、忙しい社会人や学生でもライフスタイルに合わせて学習に取り組むことが可能。詰め込み式の勉強スタイルではないので、1日1.5時間の自主学習でTOEFLのスコアが大きく伸びるのも魅力です。

なお、無料カウンセリング受ける際は「このブログ(ReLife)を読んで入会金が最大無料になるキャンペーンがあると知りました」と忘れずに伝えてください。入会金が最大で無料になります。

無料カウンセリングで「グラマーテーブル」について色々と聞けますので、ぜひ体験してみてください。教養のあるエリートな英語ネイティブが使う英語の本質を分かりやすく伝えてくれますので。

  

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Liberty English Academy(リバティ)の魅力【口コミ・評判も紹介】

Liberty English Academyの入会金無料キャンペーンについて

公式サイト

Liberty English Academy

  

\今なら入会金最大無料/

LIBERTYはこちら

     

4-② ALPROS(アルプロス)   

入学金33,000円
コース・料金【1ヶ月集中プログラム】
100レッスン:440,000円/月
116レッスン:510,400円/月

【週末集中プログラム】
3ヶ月(60レッスン)  :277,200円
6ヶ月(120レッスン):528,000円

【エグゼクティブ・プログラム】
1ヶ月(20レッスン):198,000円

レッスン時間50分間
講師日本人/ネイティブ
校舎【東京】新宿
オンラインオンライン受講対応

  

アルプロスは海外留学に強い英語塾で、10年以上にわたってTOEFL対策コースを実施しています。

TOEFLのスコアアップ実績や海外・国内大学の合格実績は非常に豊富で、留学や資格試験対策を目的とした社会人や学生から人気を集めています。

短期間で集中的にレッスンを実施するのがアルプロスの大きな特徴で、最短1ヶ月の超短期集中プログラムを用意。一般的な英語塾の1ヶ月~3ヶ月相当のレッスンを1週間で消化することも可能です。

TOEFL対策コースはプライベートレッスンとして提供されており、受講生一人ひとりに沿ったカリキュラムを作成してくれるため、初級者から上級者までスムーズな学習が可能。

海外の大学に出願する際のエッセイの添削・大学選定のサポート・出願書類作成サポートなども行ってくれるので、TOEFLのスコアアップだけでなく、希望の大学への出願から留学まで総合的にサポートして欲しい方におすすめのスクールとなります。

 

公式サイト

アルプロス

   

\無料体験レッスン実施中/

アルプロスはこちら

 

4-③ mytutor

入会金0円
コース・料金月  8回コース:  6,980円
月12回コース:  8,980円
月16回コース:10,980円
月20回コース:12,980円
月30回コース:19,980円
(パッケージプランもあり)
レッスン時間1回25分間
期間月額制
(パッケージプランもあり)
オンラインオンライン完結

     

マイチューターはTOEIC・TOEFL・IELTSなどの試験対策に特化したオンライン英会話スクールであり、その魅力は講師陣の質が非常に高い点にあります。

マイチューターは講師の採用基準が非常に厳しく、英語の4技能のレベルが高いのはもちろん、政府公認の英語教師資格者が多く採用されているため、格安のオンライン英会話スクールの中でも非常に質が高いレッスンを受けることができます。

また、お気に入りの講師を定期的に予約確保できる担任制を採用しているため、レッスンの継続性と段階性が担保されているのもポイント。教材やカリキュラムの種類も豊富で、特定のスキルに特化してレベルを上げることも、4技能を総合的に学ぶことも可能です。

月額8,980円で月12回 = 週3回のレッスンを受講できるのでコスパも抜群。

これまで紹介してきたコーチングスクールと比較するとサポート体制は劣りますが、できるだけ予算を抑えたいと考えている方は、マイチューターの受講を検討してみましょう。

   

公式サイト

mytutor

  

\無料カウンセリング実施中/

mytutorはこちら

      

5.まとめ:TOEFL ITPの平均点は約470点

まとめ

 

当記事では、TOEFL ITPの日本人の平均点や大学別平均点について解説いたしました。

TOEFL ITPの平均点は約470点ですが、大学により入試・クラス分け・単位履修・実力測定など目的は様々あり、大学の学部によっても平均点は大きく異なります。

大学・大学院の入試や企業の実力測定などでTOEFL ITPの受験が必要な方は、公式サイトなどを確認してスコア目標をしっかりと決めましょう。

また、TOEFL ITPで高スコアを取得できるおすすめの英語スクールもご紹介しましたので、興味があるスクールがあれば、ぜひ無料体験を受けてみて、サービス内容や雰囲気を確認してみてくださいね。

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