こんにちは。
当記事では、大手オンライン英会話「ネイティブキャンプ」でTOEFL対策がおすすめかどうかを解説します。
結論として、ネイティブキャンプを利用したTOEFL対策はおすすめしません。
その理由は、ネイティブキャンプにはTOEFL対策に特化した「カリキュラム」「教材」「講師」がないからです。
特に、留学や海外でMBAを取得するなどキャリアアップのためにTOEFL80点台・90点台・100点以上などの高スコアを取得したい方は、TOEFL対策・大学選定・出願手続き・エッセイ添削・留学サポートなどTOEFLのスコアアップのみならず留学まで丁寧にサポートしてくれるスクールの受講がおすすめです。
ネイティブキャンプの魅力は受講料金の安さですが、本気でTOEFLのスコアアップを目指したい方はしっかりと自己投資をしてあげて、TOEFLのスコアアップ実績が豊富なスクールを選ぶようにしましょう。
この記事では、TOEFL対策におすすめのスクールもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
1.ネイティブキャンプの基本情報
ネイティブキャンプがひどいと言われる10個の理由
2024/4/17
まずはネイティブキャンプの基本情報を確認しましょう。
1-① ネイティブキャンプの概要
ネイティブキャンプは、日本で利用者が最も多いオンライン英会話です。
フィリピン人講師を中心にレッスンを受けられるプレミアムプランは月額7,480円で、毎日無制限でレッスンを受けることができます。
レッスン無制限は大手オンライン英会話の中ではネイティブキャンプだけが提供しているので、毎日レッスンを多く受けたい方にはコスパが最高のサービスと言えるでしょう。
英語ネイティブ講師からレッスンを受けたい場合は、追加料金9,800円の「ネイティブ受け放題オプション」を利用することで、トータル17,280円で無制限のレッスンを受けられます。
月額17,280円で英語ネイティブとレッスン無制限サービスも、オンライン英会話の中では最安の部類です。
2024年時点で累計登録者数は130万人を突破し、世界120国に12,000人以上の講師が在籍しているなど、その規模は他のサービスの追随を許しません。
リーズナブルな料金でオンライン英会話を楽しみたい人に特におすすめのスク―ルと言えるでしょう。
1-② ネイティブキャンプの基本情報
続いて、ネイティブキャンプの基本情報を見ていきましょう。
ネイティブキャンプ | |
入会金 | 0円 |
基本料金 | プレミアムプラン :7,480円(回数無制限) ライトプラン :5,450円(月8回) チョコっとキャンプ:2,980円(1日10分) |
ネイティブ受け放題 | 基本料金 + 9,800円 |
カラン受け放題 | 基本料金 + 4,900円 |
予約用コイン | ネイティブ講師 :500コイン(1,000円) 日本人講師 :400コイン(800円) 非ネイティブ講師:100コイン(200円)~ |
レッスン時間 | 5~25分間 |
講師の国籍 | 120ヵ国以上・12,000人以上 |
講師の内訳 | ネイティブ講師 :約2,200人 日本人講師 :約800人 非ネイティブ講師:約9,000人 |
教材 | 無料(カランメソッドのみ有料) |
レッスン可能時間 | 24時間可能 |
オンライン | オンライン完結 |
家族がネイティブキャンプを利用している場合は、月額1,980円のファミリープランを利用すれば回数無制限でレッスンを受けることが可能です。(実質的に7,480円のプレミアムプランを1,980円で利用可能)
2.ネイティブキャンプのTOEFL対策方法
ネイティブキャンプを利用してTOEFL対策を実施する場合、次のような利用方法となります。
前述の通り、ネイティブキャンプにはTOEFL対策に対応したカリキュラム・教材・講師がいません。
従って、レッスンの教材を自分で決めて、自分でTOEFL対策をしたいと講師に伝えて、何を学びたいか内容を具体的に自分から提示する必要があります。
2-① 対応教材を指定する
ネイティブキャンプにはTOEFL対策コースがありませんので、教材をコースで指定することができません。
そこで、対応教材の欄で「教材を指定」を選択して、学びたいスキルを選ぶ必要があります。
たとえば、次の教材がTOEFL対策に有効と言えるでしょう。
教材 | 学べること |
スピーキングテスト対策 日常英会話 | スピーキングスキルの向上 |
文法 | 文法の理解力向上など |
発音トレーニング 基礎・発展・実践 | 発音トレーニング |
5分間ディスカッション | スピーキングスキルの向上 |
このように学びたいスキルを自分で決めて教材を選び、講師に教えてもらうといった方法でTOEFL対策が可能です。
ただし、教材自体はTOEFL対策に特化したものではありませんので、あくまで英語の地力を鍛えるイメージでのレッスンになります。
2-② 講師名・フリーワード検索で「TOEFL」と入力
ネイティブキャンプの講師検索の中に「講師名・フリーワード」という欄があります。
そこでTOEFLと入力すると、自己紹介や経歴にTOEFLと入力している講師がヒットします。
ヒットした講師はTOEFLの高得点保持者であったり、TOEFL対策が可能と紹介している講師が見つかりますので、TOEFL対策をしたい場合はTOEFL 100点以上など実績がある人から指導してもらうのが安心です。
ただし、TOEFLで検索しても「TOEFLの受験経験なし」と記載されている場合もありますので、しっかりと経歴を確認するようにしましょう。
2-③ スピーキングやエッセイのテーマを決めておく
ネイティブキャンプにはTOEFL対策のカリキュラムがない以上、自分でレッスンの内容を決める必要があります。
たとえば、ライティング対策をしたい場合は予めテーマに沿ったエッセイを書いて、エッセイを添削してもらったり、スピーキングのテーマを決めて英語特有の論理展開や発音がしっかりできているかを確認してもらうなど、事前に自分で指導してもらいたい内容をしっかり決めておくようにしましょう。
逆に言えば、ただレッスンを受けるだけでは、講師側も何を教えたら良いのかわかりませんので、時間とお金を無駄にする可能性が高いです。
ネイティブキャンプを利用したTOEFL対策を実施する場合は、自発的な対応が必要になってくると意識しておきましょう。
3.ネイティブキャンプのTOEFL対策をおすすめしない理由
ご紹介した利用方法でネイティブキャンプでもTOEFL対策を実施することは可能ですが、本気でTOEFLのスコアアップを目指したい方にはネイティブキャンプの利用はおすすめしません。
その理由について具体的に解説していきます。
3-① レッスン内容を自分で決める必要がある
TOEFL対策は英語4技能を測定する難易度の高い試験です。
高スコアを取得するには基礎からしっかりと英語学習を実施する必要があり、基礎を固めてからリスニング・リーディング・スピーキング・ライティングの各スキルを伸ばしていくことが重要です。
TOEFLのスコアに伸び悩んでいる方は、基礎的な知識のどこかに課題があったり、各スキルのどこかに弱点部分があるなど、自分では気が付かない原因があり、その原因を適切に解決する英語学習を実施しなければ、TOEFLのスコアは伸びません。
ネイティブキャンプを利用してTOEFL対策を実施しようとしても、自分がTOEFLのスコアが伸びない原因や最適な解決手段がわからずに「とりあえずスピーキング対策をしよう」「英文添削をいっぱいしてもらおう」と非効率的なTOEFL対策になる可能性が高いです。
もしTOEFL 100点以上など高スコアを目指すのであれば、自分のスコアが伸びない原因がどこにあって、その原因を解決してスコアを伸ばすにはどのような勉強が必要なのか、しっかりとカウンセリングしてくれるLiberty English Academyのようなスクールがおすすめです。
3-② TOEFL指導の専門知識を持つ講師がいない
ネイティブキャンプは講師をフリーワード検索で「TOEFL」と検索することでTOEFLのスコア保持者やTOEFLの指導が可能な講師を見つけることが可能です。
ただし、たとえTOEFLのスコアを持っていても、TOEFL対策に関する専門的な知識を持っており、TOEFLの指導が上手いとは限りません。
もちろん、単発的なスピーキング対策やライティング添削のレッスンを受けることは可能ですが、1回25分のレッスンでは受講者のTOEFLのスコアが伸びない原因を分析したり、解決するためにどのような勉強が最適なのか提案するのは難しいと言えます。
あくまで単発の5分間ディスカッションやライティング添削をしてもらうと割り切って受講するのはアリですが、限定的なTOEFL対策をしても4技能を総合的に伸ばすことはできないため、目標スコアを確実に達成したい方はTOEFL指導の専門知識を持つ講師から教えてもらうのがおすすめです。
3-③ 自主学習のサポートがない
ネイティブキャンプは1回25分のレッスンを実施しますが、それ以外の自主学習内容の提案やサポートといったサービスはありません。
TOEFLのスコアを伸ばすためには自主学習の質を上げて、毎日の勉強内容や目的を明確にする必要がありますが、そのような効率的な自主学習は難しいです。
そこで、TOEFLのスコアが伸び悩んでいる方や短期集中でスコアを伸ばしたい方には、専属のコンサルタントが付いて適切な自主学習ができるようになるコーチングタイプのスクールを受講するのがおすすめです。
4.ネイティブキャンプ以外のTOEFL対策におすすめサービス
当記事の結論として、本気でTOEFLのスコアを伸ばしたい方にはネイティブキャンプのようなオンライン英会話ではなく、専属のコンサルタントがついて丁寧にTOEFL対策をサポートしてくれるコーチングサービスの受講がおすすめです。
コーチングサービスがおすすめな理由も解説していきますので、参考にしてください。
なお、TOELF対策におすすめなスクールが知りたい場合は、こちらの記事(【英語コーチング】TOEFL対策におすすめのコーチングスクール6選)も参考にしてみてくださいね。
【英語コーチング】TOEFL対策におすすめのコーチングスクール6選
2024/8/22
4-① TOEIC対策に特化したコース
TOEFLのスコアを伸ばすためには、英語4技能のどのスキルが自分の弱点・課題なのか分析し、弱点克服・課題解決のために適切な学習を継続する必要があります。
コーチングスクールはTOEFL対策に特化したコースがあり、TOEFLの指導に熟知したコンサルタントが専属で付いてくれます。
専属コンサルタントは受講生一人ひとりの弱点や課題を客観的に分析し、第二言語習得論などの言語習得論をベースに「学習プランの作成」「弱点や課題を言語学の知見から解決する勉強内容を提示」「定期面談で進捗状況の確認・学習プランの修正」など適切なTOEFL対策を指導。
独学やオンライン英会話を利用するよりも効率的にTOEFLのスコアを伸ばすことが可能になります。
4-② コーチングで英語4技能を効率よく伸ばす
TOEFLのスコアを伸ばすためには、4技能を満遍なく学習し、苦手な分野や弱点があれば克服しなければなりません。
多くの人は「スピーキングが苦手だから、安いオンライン英会話でディスカッションをしよう」「ライティング対策として、市販の教材で英作文を練習しよう」などと、スキルごとの対策を実施しようと考えます。
もちろん、最終的にはスキルごとの対策も必要ですが、最初からスキルごとの勉強をしようとしても、思ったよりもスコアが伸びない可能性が高いです。
その理由は英語4技能は独立したスキルではないからです。
それぞれのスキルは枝葉のようなもので、幹から枝分かれしているにしか過ぎません。
木の幹の部分、すなわち、英語の「核」を身に付ければ、枝葉のスキルの向上速度が飛躍的に高まります。これが、本質的な英語力の習得を意味します。
たとえば、Liberty English Academyの「グラマーテーブル」のように、最初に英語の「核」を身に付けてから具体的にTOEFLの対策を実施することで、効率的なスコアアップが実現するということです。
一般的な資格対策スクールや市販の教材は、「TOEDL対策のために必要なことを暗記しよう」という視点しかありません。それでは「見たことがある問題は解けるけれど、見たことがない問題は解けない」とい状態になりかねません。
本質的な英語力が身に付いているからこそ、どのような問題にも対応でき、結果としてスコアが上昇するのでコーチングサービスをおすすめしています。
4-③ TOEFL対策の実績が豊富
ネイティブキャンプにはTOEFL対策のカリキュラムや教材がなく、TOEFL対策に熟知した講師もいません。
一方、たとえばLIBERTYでは創設者の藤川代表から直接「グラマーテーブル」のレッスンを受けることができます。トライズでは官公庁で英語指導をしていた実績を持つ英語ネイティブコーチからレッスンを受けられます。
TOEFLに熟知した講師から指導を受けることは「TOEFLの高スコアを取得できる学習法の再現性」があります。
誰かが上手くいったTOEFL対策をさらにブラッシュアップして教えてくれるわけですから、独学よりも圧倒的に効率的なスコアアップが実現するのです。
実際、厚生労働省が管轄している一般教育訓練給付制度のデータを確認すると、LIBERTYはTOEFLの目標スコア100点の達成率が約80%と非常に高い実績を誇っています。
スクール | 対象講座 | 受講料金 | 目標 | 受験人数 | 達成人数 | 目標達成率 |
LIBERTY | TOEFL対策 | 476,000円 (4-6ヶ月) | TOEFL iBT 100 以上 | 206人 | 170人 | 82.5% |
(オンライン) | 476,000円 (4-6ヶ月) | TOEFL iBT 100 以上 | 168人 | 139人 | 82.7% |
- LIBERTYは入会金無料キャンペーン込みの受講料金
- 参考:教育訓練給付制度[検索システム]
このようにTOEFL対策の確かな実績を持っているスクールの方が目標スコアを達成しやすいため、受講料金は高額であるものの、留学や就職・転職・海外転勤など理想のキャリアを歩みたい人にコーチングスクールをおすすめしています。
4-④ 留学サポートがある
たとえば、Liberty English AcademyではTOEFL対策だけでなく、大学選定・出願手続き・入学手続きなどのサポートやエッセイ添削・現地の住居選定などTOEFLの受験から留学まで総合的なサポートを受けることが可能です。
ネイティブキャンプやオンライン英会話を受講しても留学サポートは全くありませんので、海外留学を検討している方はフルサポートを受けられるスクールの受講が安心と言えます。
5.ネイティブキャンプのTOEFL対策はあまりおすすめではない
当記事では、ネイティブキャンプがTOEFL対策にはおすすめではない理由について解説してきました。
教材や講師をしっかりと選ぶことで限定的なスピーキング対策やライティング対策を実施することは可能ですが、やはりTOEFLのスコアを大きく伸ばすには物足りないサービスと言えます。
受講料金の安さは魅力の一つですが、TOEFL80点・90点・100点以上などの高スコアを取得して留学や就職などの夢を本気で実現したいのであれば、しっかりと自己投資をして高品質なサービスを受けられるスクールを受講するのがおすすめです。
せっかくTOEFLの勉強を勉強するのであれば、最高の環境で最高の結果を出しましょう。
こちらの記事(【英語コーチング】TOEFL対策におすすめのコーチングスクール6選)にTOEFL対策におすすめのスクールをまとめてありますので、興味がある方はぜひ無料カウンセリングを受けてスクールの雰囲気やサービス内容を確かめてみてくださいね。
【英語コーチング】TOEFL対策におすすめのコーチングスクール6選
2024/8/22