こんにちは。
当記事では、VERSANTは意味ないという評判についてや、VERSANTを受けるメリットについて解説します。
結論として、VERSANTの高スコアは外資系企業や日本のグローバル企業への就職・転職に有利に働くケースがありますし、昇進や海外赴任といった理想を達成できるチャンスにも繋がります。
日本ではTOEICの方が広く利用されていますが、スピーキング能力を正確に測定できるVERSANTも有用なテストであることに間違いありませんので、特に英会話能力の向上を目指して勉強している方はVERSANT受験も取り入れてみるのもおすすめです。
この記事では、短期間で英語コミュニケーション能力を高めることが可能な英語スクールもご紹介しますので、併せて参考にしてみてください。
1.VERSANTの基本情報

まずはVERSANTの基本情報について見てみましょう。
1-① VERSANTの概要
VERSANTはロンドンに本部を置き、世界約200カ国で事業を展開している教育企業のピアソン社が開発したオンラインの英語テストです。
オンラインで気軽に受験することが可能で、申し込めば24時間365日いつでも受験することができます。
VERSANTのテストは「スピーキング&リスニングテスト」「ライティングテスト」「プレイスメントテスト」の3種類があり、主にビジネスシーンを想定した英語力を測定することができます。
日本ではビジネス英語のレベルを計測する目的として、主にVERSANTのスピーキングテストが利用されています。
1-② VERSANTは2024年1月15日にリニューアル
VERSANTはもともとVersant English Speaking Testというスピーキング能力の測定に特化したテストが用意されていましたが、2024年1月15日に問題形式がリニューアルされVersant English Speaking and Listening Testとなりました。
現在は、スピーキングとリスニングの両方のスキルを測定することが可能となり、よりビジネス英語コミュニケーション能力を正確に分析することができます。
1-③ VERSANTの料金体系
VERSANTの料金体系は次の通りです。
| 種類 | 料金 | 内容 |
| Speaking & listening | 6,600円 | ・スピーキングの自然さ・流暢性・瞬発力などを測定 ・リスニング力を測定 |
| Writing | 4,400円 | ライティングの語彙・文法・文章構成などを測定 |
| Placement | 7,700円 | 英語4技能を測定 |
| Speaking Writing | 9,900円 | スピーキングとライティングのセット受験 |
スピーキング&リスニングテストは約20分、ライティングテストは約35分と短時間で受験できるのも強みの一つです。
1-④ VERSANTの信用性
VERSANTのスピーキングテストは、受験者がオンラインで回答した音源をピアソン社が開発したAIが採点を行ないます。
AIを利用することで人間の試験官の主観による偏りが排除されるため、客観性が高く正確な数値でスピーキング力を評価することが可能です。
たとえば面接の時に「英語を話せる」と言っても主観的な能力となり信用性が欠けますが、VERSANT 55点と伝えることで客観的なスピーキング力をアピールすることができるのも魅力と言えるでしょう。
VERSANTは現在アメリカ国防総省の政府機関や日本の200社を超えるグローバル企業など様々な機関や法人で導入されており、世界的にも広く利用されている試験となります。
1-⑤ VERSANTのスピーキング&リスニングテストの構成
次にVERSANTのスピーキング&リスニングテストの構成を見てみましょう。
| 構成 | 設問数 | 内容 |
| 質問 | 8問 | 質問で使用された単語を使って回答 |
| 復唱 | 16問 | 流れた音声を覚え、直後にリピート |
| 会話に関する質問 | 6問 | 短い会話の内容に関連する質問に回答 |
| 文章に関する質問 | 6問 | ある程度の長さの話を聞いて3つの質問に回答 |
| 話の要約 | 2問 | 身近なストーリーを聞き、話を30秒に要約 |
| 自由回答 | 2問 | 質問に対して意見と理由を40秒間で回答 |
全40問・約20分の問題構成で、10点~90点で採点されます。
1-⑥ VERSANTの日本人の平均点
従来のテスト形式では日本人の平均点は38点で、最も多いスコア帯は30点台後半と公表されていました。
2024年1月以降の新形式の問題では平均点は公表されていませんが、イメージとしては依然と同じく30点台後半が日本人の平均点と言えるでしょう。
仕事でも通用する英語力の目安はVERSANT 51点以上の準中級者レベルで、VERSANT 50点台からは英語ペラペラとは言えないものの、ある程度の英語コミュニケーション能力が身に付言えていると言えます。
なお、VERSANTを10点伸ばすには1年の勉強が必要と言われることもあることから、日本人平均点の30点台後半から50点台を目指すには、適切な勉強で1年間の英語学習に取り組むのが目安となります。
2.VERSANTは受ける意味ないと言われる3つの理由

続いて、VERSANTは受ける意味がないと言われる理由を見ていきましょう。
2-① VERSANTは日本では認知度が低い
VERSANTは日本では知名度が低いのは事実と言えます。
日本で英語力を測定する試験は英検とTOEICが特に有名で、その他の試験としてはTOEFLやIELTSが挙げられます。
英検は主に高校受験や大学受験の際の優遇措置や成績への加点といった利用方法があり、TOEICは就職や昇進の基準としてよく利用されます。
また、TOEFLとIELTSは海外の大学が留学者に対して提出を求める英語力の指標で、留学希望者にとってはTOEFLやIELTSの受験は必須と言えるでしょう。
一方で、VERSANTが学校への進学や会社への就職の際に英語力を示す基準として使用されることは稀であり、日本ではまだまだ認知度が低いのが「VERSANTを受ける意味はない」と言われる理由の一つです。
2-② キャリアアップにはTOEICが有用
特にビジネスパーソンが英語力の証明として重視すべきなのはTOEICと言えるのは間違いありません。
たとえば会社の募集要項でも英語力の基準はTOEICが利用されていることが多く、TOEICのスコアが足切りに設定されていたり、昇進や昇格の条件に使われているケースも少なくありません。
TOEICは日本で開発された試験のため日本ではTOEICが優先されているという側面がありますが、社会人はVERSANTよりもTOEICのスコアを求められることが多いこともVERSANTは受ける意味がないという声に繋がっています。
2-③ VERSANTの教材が少なく対策が難しい
VERSANTはビジネスで通用する英語力を測定する難易度の高い試験であり、教材もほとんど出回っていないことから、対策が非常に難しいです。
そのためVERSANTで高スコアを取るハードルが高く、低いスコアしか取れないことからVERSANTなんて受ける意味がないと感じてしまう人もいるかもしれません。
VERSANTは本質的なスピーキング能力を測定する試験のため、小手先の対策が通用しないのは事実です。
VERSANTのスコアを伸ばす勉強という意識よりは、英語を話せるようになるための適切な勉強を実施して、スピーキング能力の伸び幅を可視化する目的で受けるのが一つの利用方法と言えます。
3.VERSANTは受ける意味ないは間違い

続いて、VERSANTを受ける意味について見ていきましょう。
3-① 実践的なスピーキング能力を計測できる
日本で広く利用されているTOEICはリーディングとリスニングの2技能を計測する試験であり、スピーキング能力を正確に測定することができません。
実際、TOEIC 900点以上の高スコア取得者のVERSANTスコアを確認すると、成績上位者と成績下位者の間にはVERSANTで40点以上の差が開いています。
つまり、TOEICで高スコアを取る実力がある人でも英語が全く話せないという人が多いということがデータとして示されています。
VERSANTは英語を話す上での流暢さ、瞬発力、文法構成の正しさ、発音など実践力が評価されることから、自分がどれほど英語を話せるのかを客観的に知りたい場合に有用なテストとなります。
3-② スピーキング能力を測定する試験として安い
スピーキング能力を測定できる試験としては英検・TOEFL・IELTSがあります。
英検は準1級が10,500円、1級が12,500円と1万円以上の受験料がかかります。
また、TOEFLの受験料は$245(約3万5千円@1$=150円)、IELTSの受験料は約27,500円と高めの料金設定となっています。
一方、VERSANTのスピーキング&リスニングテストの受験料は6,600円と他の試験と比べるとリーズナブルな価格で受けることが可能です。
スピーキング能力の実力を客観的な指標で測定する場合、VERSANTは比較的安価に利用できるのも魅力の一つと言えます。
3-③ 世界150ヵ国以上で利用されている
VERSANTは世界150ヵ国以上で利用されているテストであり、近年では日本のグローバル企業や教育機関の採用や海外赴任の専攻基準として利用されることが増えていきました。
世界150ヵ国以上で利用されているということは、世界標準で英語能力を測定できることと同義であり、VERSANTの高スコアが取れれば英語が問題なく通用すると考えられます。
日本では知名度が低いものの世界的には広く利用されている試験であり、世界で通用するスピーキング能力があるのかを確認できるという意味でも有用な試験と言えるでしょう。
3-④ 実践的なビジネス英語コミュニケーション能力の測定
VERSANTはビジネスにおける英語コミュニケーション能力を示すテストです。
VERSANのスコアが高ければ会議・交渉・プレゼンなど様々なビジネスシーンにおいて問題なくコミュニケーションできる証明となり、TOEICとは全く価値が異なると言えます。
政府機関や外資系企業ではVERSANTのスコアが重視されることも多いですが、日本の企業においてもVERSANTは高い英語コミュニケーション能力を示す一つの指標として利用できます。
募集要項など就職や転職の際には、「TOEIC750点またはそれに準ずる英語力」など、TOEICではなくても英語力を示すことができれば足切りを突破できるケースも増えています。
実際、ビジネスで通用する英会話能力としてはTOEIC以上に正確性がありアピールポイントとして利用できることもVERSANTの有用性の一つです。
3-⑤ スピーキング力の成長を可視化できる
VERSANTはスピーキング能力を正確に数値化するため、英語学習をする際の成長度合いを可視化できる点も強みの一つです。
スクールの受講前と受講後でどれほどスピーキング能力が向上したのかを確かめることができたり、数値化されたスコアを見て自分の現時点の弱点部分を把握できたりと、自分のスピーキング力を正確に把握できるのはVERSANTならではの強みです。
英語を話せるようになることを目指して英語学習に取り組む場合、VERSANTを定期的に受験して自分の現在位置を確認するのは非常に大切な作業と言えるでしょう。
3-⑥ 海外赴任・海外駐在者の選考に利用可能
海外の事務所や支店に駐在する場合、必要なのはTOEICのスコアではなく、現地で問題なくビジネスができる実践的なコミュニケーション能力です。
海外に駐在する場合はスピーキング力が必須のため、VERSANTのスコアを参考にする企業も増えています。
ここまで見てきた通り、VERSANTは実務で使える英語力を証明するテストの一つですので、VERSANTを受けるのは意味ない、というのは決してないことが分かります。
4.VERSANTのメリットとデメリット

続いてVERSANTのメリットとデメリットを確認しましょう。
4-①【メリット①】いつでもどこでも受験可能
VERSANTのメリットは気軽に受験することができる点です。
24時間365日いつでもどこでもオンラインで受験することができ、特別な準備も必要ありません。
スピーキング&リスニングテストは所要時間が20分なので、短時間で測定可能なのもポイントです。
他の英語試験は申し込んでから受験まで待つ必要がありますが、すぐに正確な能力を測定できるのはVERSANTの大きなメリットの一つです。
4-②【メリット②】テスト結果がすぐわかる
VERSANTはAIを活用した採点システムを採用していることから、テスト結果がすぐに分かるのも強みです。
テストを終えてから5~10分程度で結果を確認することができるので、すぐにでも実力を測定したい場合に利用しやすいテストです。
たとえば、就職や転職の直前にVERSANTを受けて高スコアが取れれば英語力のアピールに使うといった利用方法もあります。
4-③【メリット③】受験料金が安い
前述の通り、VERSANTのスピーキング&リスニングテストは受験料金が6,600円と他の試験と比べてリーズナブルです。
2回3回と受験しても他の試験よりは予算の負担が軽いことから、英語学習において定期的に受験して自分の立ち位置を振り替えるツールとしてVERSANTは使い勝手が良いと言えるでしょう。
4-④【メリット④】採点結果が正確
AIによって機械的に採点されていることから、VERSANTは採点結果が正確という強みもあります。
オンライン英会話で講師から「英語が上手だね」と言われたり、英会話教室で「段々と上達しているよ」と言われても、それが気遣いや優しさなのか分かりませんし、自分がどれほどのスピーキング力なのか客観的に知ることができません。
しかし、VERSANTは評価の恣意性が排除されており、機械的に正確な測定結果を知ることができますので、自分のスピーキング力を正確に把握することができます。
どれほど相手に英語が伝わるのか、今までの英語学習が有効だったのかなどがわかりますので、英語学習と併せて活用するのがおすすめです。
4-⑤【デメリット①】対策のしようがない
VERSANTは特化した対策が難しいテストです。
対策が難しいというよりは、対策が必要ないテストと言えるでしょう。
VERSANTの採点基準は「正しい文法で話しているか」「語彙力があるか」「流暢に話せているか」「綺麗に発音できているか」など、自然に英語を話せているかどうかです。
つまり、シンプルに英語力の地力が求められるテストなのです。
VERSANTの高スコアを取得するには、質問を聞き取って正確な英語で回答するという本質的な英語力のため、地道に英語の基礎力を高めていく勉強が必要となります。
4-⑥【デメリット②】受験環境を整える必要あり
TOEICや英検など受験会場が用意されている試験とは異なり、VERSANTは自分で受験する場所を選ぶ必要があります。
VERSANTは大半が音声問題であることから、受験する際は自室など静かな環境で受けることが望ましいでしょう。
たとえば同居人が近くでテレビを見ていたり、オフィスで周りに仕事をしている人がいたりと、雑音が入り込むと音声を上手く聞き取れずに正確な回答ができなくなる恐れがあります。
また、周囲の音が入ることで音声認識システムが誤認識して正確なスコアが出なくなってしまうリスクもあるため、受験する環境はできるだけ静かで集中できる場所を選ぶようにしましょう。
5.VERSANTが難しいと言われる理由

次にVERSANTが難しいと言われる理由も見ていきましょう。
5-① クリアな音声ではない
リスニング教材やTOEICのリスニング問題とは異なり、VERSANTの音声はハッキリとクリアに発音されません。
その理由は、VERSANTはネイティブが自然な会話で話す問題を聞き取って回答する力が求められるからです。
ネイティブ特有の発音の音声変化が多くあり、一言一言ハキハキ話すのではなく、流れるように話すことから、聞き取り能力が優れていないとまず問題を正確に把握することができない可能性があります。
5-② 自然なスピーキング力が求められる
VERSANTで高スコアを取得するためには、ネイティブのような流暢さ・発音の自然さ・文法の正しさ・語彙の多様さなど高度なスピーキング能力が求められます。
たとえば、回答の前に不自然に考え込んでしまったり、言い淀んでしまったりしても減点対象になるなど、かなりシビアに採点されます。
ビジネスで通用する英語力というのは、正しい英語で正確な内容の受け答えをできる力を意味するため、VERSANTは自分が思っている以上に低いスコアが出てしまう恐れもあります。
ただ英語を話せるのではなく、実践的なビジネス英語コミュニケーション能力が測定されるという意識を持って取り組むようにしましょう。
5-③ ナチュラルな発音が必要
VERSANTが日本人にとって難しいと感じる理由の一つは発音にあります。
発音は単語それぞれのアクセントやイントネーションだけでなく、単語と単語を組み合わせることで発生する音の連結・音の脱落・音の弱化・音の変化などにも対応しなければなりません。
このような発音スキルは独学ではまず難しく、発音を丁寧に学んで講師から音声添削を受けるなど、発音を改善する学習が必要です。
発音を強化することでリスニング力が伸びることからも、発音学習がVERSANTの高スコアを取得する上での一つのポイントになると言えます。
6.VERSANTで高スコアを取れるようになるおすすめスクール
結局、VERSANT対策は意味ないというよりは、特別な対策のしようがありません。
VERSANTのスコアを伸ばす=ビジネスで通用する英語コミュニケーション能力を高めるためには、本質的な英語力を伸ばすことが重要です。
本質的な英語力を伸ばすということは、単語・文法・発音などの基礎を「英会話に使える知識」として学び、適切なインプット学習を実施したうえでアウトプット学習に取り組む必要があります。
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7.まとめ:VERSANTは意味ないは間違いである

当記事では、VERSANTは意味ないという評判やVERSANTを受けるメリットについて解説してきました。
もしビジネスでも通用する本物の英語を身に付けたいならば、ぜひコーチングスクールの受講も検討してみてくださいね。
受講料金が高いスクールが多いですが、なにより大切なのはあなたが英語を話せるようになって、あなたの理想や目標を達成することです。
せっかく英語を勉強する気持ちがあるのですから、最高の環境で最高の結果を出しましょう。