本コンテンツは一部にPRが含まれています。

オンライン英会話

オンライン英会話にフィリピン人講師が多いのはなぜ?

2022年7月6日

こんにちは。

当記事では、オンライン英会話にフィリピン人講師が多い理由について解説していきます。

また、どの英会話スクールを受講すればいいか悩んでいる方に、日本人講師・フィリピン人講師・ネイティブ講師のそれぞれおすすめな人を解説していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

関連記事

【超本音で語る】英語コーチングおすすめ22社比較ランキング

   

1.オンライン英会話にフィリピン人講師が多い3つの理由

オンライン英会話にフィリピン人が多い理由

  

まず、オンライン英会話にフィリピン人講師が多い理由について見ていきましょう。

   

1-① 受講料が安い

最も大きな理由は、受講料の安さです。

ネイティブキャンプ・DMM英会話・レアジョブ英会話など格安のオンライン英会話は、フィリピン人講師から毎日レッスンを受けられるプランを月額1万円以内で提供しています。

オンライン英会話は基本的に講師がその国に住んでいますが、フィリピンの最新の世帯年収はフィリピン政府の発表によると307,109フィリピンペソ。(参考:Philippine Statistics Authority

2024年4月時点の為替レート1PHP = 2.7円で換算するとして、フィリピンの世帯年収は約84万円となります。

日本の世帯年収は約550万円ですから、近年で最も円安のこの時代においても、日本とフィリピンの物価は約6.5倍の差が開いているわけです。

日本のアルバイトの平均時給が約1,200円ですので、単純計算でフィリピンの平均時給の目安が1,200 ÷ 6.5 =185円となることを考えれば、フィリピン人講師を採用しているオンライン英会話が人件費を削減できていることが分かるでしょう。

このように、サービスの質が悪いから安いのではなく、フィリピンと日本の年収や物価の差が反映されて、フィリピン人講師からレッスンを受ける場合は受講料が安くなるわけです。

   

1-② 発音が聞き取りやすい

フィリピンで英語は公用語ではありますが、あくまで母国語はタガログ語であり、英語は第二言語としては学校で習得します。

そのため、アメリカ・イギリス・オーストラリアなどのネイティブの発音・スピードで話すフィリピン人講師は稀です。ネイティブ特有のスラングや独特な言い回しも基本的にはありません。

フィリピン人講師の発音はネイティブと比べると非常に聞き取りやすいため、英会話に慣れていない初心者や英語の聞き取りが苦手な人に適していると言えます。

   

1-③ ホスピタリティが高い

もちろん性格に個人差があるのは当たり前ですが、フィリピン人は陽気で親しみやすく、優しい性格の方がとても多いです。

オンライン英会話はマンツーマンで受講しますから、特に英語初心者の方は緊張してしまうでしょう。そこでネイティブとレッスンして全く英語が聞き取れなかったり、コミュニケーションができなくて嫌な顔をされたりして英語学習に挫折してしまうというのは良くある話です。

一方で、フィリピン人講師はレッスンで親切かつ丁寧に教えてくれる方が多いので、初心者でもマンツーマンレッスンで安心して受講できるのも大きな魅力と言えます。

  

2.オンライン英会話のフィリピン人講師に対する疑問

英語コーチング フィリピン

  

フィリピン人講師とのレッスンでも英語力が伸びるのか疑問や不安を持っている方もいると思いますので、フィリピン人講師からレッスンを受ける際の良くある質問を解消していきましょう。

   

2-① 英語力は問題ないか

ネイティブでないフィリピン人講師の英語力に疑問がある方も多いと思いますが、その心配は必要ありません。

フィリピンは公用語が二つあり、母国語のフィリピン語(タガログ語が基本)と第二言語の英語が現地で話されています。幼少期から公用語として英語に触れる機会が多い環境のため、英語を話せるフィリピン人が多いのも当たり前と言えます。

また、フィリピン人が英語を話せる理由として言語の親和性もあります。

タガログ語はアルファベットを使用し、英語と似ている言葉や発音があります。

厳密に言えばラテン語系のスペイン語により近く、ゲルマン語系の英語とは微妙に違う部分もありますが、平仮名や漢字を使用し、文法が全く異なる日本語と比べれば、タガログ語は遥かに英語に近い言語です。

歴史的にもフィリピンはアメリカの植民地だった時期があるので、英語が広く馴染んでいます。

オンライン英会話で雇用されているフィリピン人講師は幼少期から英語に触れており、英語をスラスラと話せる方が採用されていますので、英語力に関する心配はありまえせん。

   

2-③ フィリピンの訛りはあるか

ネイティブ英語を身に付けたいのに、フィリピン訛りがついてしまわないか疑問や不安もある方もいるでしょう。

前述の通り、フィリピンはアメリカの植民地だった歴史があるので、アメリカ英語が広く使われています。

日本人には特に聞き取りづらいイギリス英語・オーストラリア英語・インド英語より聞き取りやすく、癖の少ない英語をフィリピン人講師は話してくれます。

ネイティブのような音声変化が少ない分、聞き取りやすいアメリカ英語を学べるという点で、特に初心者にとってフィリピン人講師との英会話レッスンは効果的です。

     

2-③ 受講料は安いけどレッスンの質は大丈夫か

日本の英会話教室のレッスンが1回で5,000円前後かかるのに比べて、フィリピン人講師とのレッスンは月額1万円で毎日受けられるため、サービスの質に疑問があるかたもいるかもしれません。

しかし、前述の通り、日本で受けるレッスンとオンライン英会話でフィリピン人から受けるレッスンの金額の差は、単純な物価差に起因しています。

安いからサービスやレッスンの質が悪いということはないので安心しましょう。

   

2-④ フィリピン人講師の指導力は問題ないか

日本人講師と比べてフィリピン人講師の指導力は大丈夫なのかと疑問に思う方もいますが、オンライン英会話に採用されている講師の指導力は問題ありません。

多くのスクールは書類選考で資格や指導歴を確認したり、採用後もトレーニングや定期研修を実施しているスクールも多いので、指導力を備えた講師が揃っていると言えます。

また、非英語ネイティブに英語を指導する教授法の「TESOL」を習得しているフィリピン人講師も多く、英語が非母国語の日本人に英語を指導する知識を備えている講師も多く在籍しています。

また、ネイティブは自然に英語を話せるようになるのに対して、フィリピン人は第二言語として英語を身に付けますから、日本人が英語を学ぶ際にぶつかる壁や悩みなども理解してくれます。

基本的にオンライン英会話では講師のプロフィールや経歴が掲載されていますので、指導歴・英語教授法・資格などを確認するようにすれば安心です。

 

3.フィリピン人講師からレッスンを受けるデメリット

英語コーチング デメリット

  

ここまでフィリピン人講師から英会話レッスンを受けるメリットの部分についてご紹介してきましたが、デメリットについても解説していきます。

   

3-① ネイティブレベルの発音やスピードはない

ネイティブは実際の会話において、音の脱落・音の連結・音の省略など様々な音声変化が表れます。また、英語を話すスピードも非常に早いです。

たとえばビジネスでネイティブと英語で会議や電話をする時は、これらの音声変化が頻発する早い英語を聞き取る必要があります。

フィリピン人講師の英語は発音・リズム・アクセント・イントネーションなどが教科書的で聞き取りやすいため、第二言語としての英会話には慣れても、ネイティブレベルの英会話にはついていけない可能性があります。

ネイティブとビジネスで商談や深い議論をできるレベルになりたい方で、すでにある程度は英語を話せる中上級者であれば、ネイティブ講師との英会話レッスンも検討してみましょう。

   

3-② 講師によってレベルのバラつきがある

オンライン英会話に採用されているフィリピン人講師は指導歴・英語教授法・資格などを考慮して採用されていますが、ネイティブキャンプ・DMM英会話・レアジョブ英会話などのスクールは1万人以上の講師が在籍しています。

フィリピン人講師に限定しても数千人は在籍しているため、やはり英語レベルや指導力にバラつきがあるのは仕方がありません。

オンライン英会話でレッスンを受ける際は、講師のプロフィール欄を確認するほか、他の受講生からの評価や口コミなどを参考にして、自分に合う講師を選ぶようにしましょう。

  

4.日本人講師・フィリピン人講師・ネイティブ講師の選び方

英語コーチング ネイティブ

  

フィリピン人講師の良い点やデメリットとなる部分について確認してきましたが、ここからは講師の選び方とおすすめのスクールのタイプを英語レベルごとに解説していきます。

  

4-① 初心者~初級者

英会話初心者~簡単な日常会話ならできる初級者の方は、日本人の専属講師が英語学習をサポートしてくれるコーチングスクールの受講がおすすめです。

詳しくはこちらの記事(社会人が英語の勉強をゼロから始める最適な方法【2024年最新】)で解説していますが、英語が話せない初心者~初級者レベルの方は英語の知識を発信するアウトプット学習の英会話レッスンではなく、まずは英語を話すための知識を身に付けるインプット学習を丁寧に行う必要があります。

初心者~初級者はオンライン英会話レッスンというサービス自体が最適ではないため、日本人講師・フィリピン人講師・ネイティブ講師のどの講師を選べば良いのかという基準で迷うのではなく、英語を話すための知識を身に付けることが可能なコーチングスクールの受講を検討してみてください。

おすすめのコーチングスクールの詳細は、こちらの記事(【超本音で語る】英語コーチングおすすめ22社比較ランキング)を参考にしてみてくださいね。

 

   

4-② 中級者

英語を話すための知識をインプット学習で身に付け、ビジネスレベルの英語もある程度は話せるようになった中級者の方は、フィリピン人講師またはネイティブ講師からレッスンを受けるのがおすすめです。

フィリピン人講師とネイティブ講師のメリット・デメリットをそれぞれ見てみましょう。

   

 メリットデメリット
フィリピン人・料金が安いため、レッスンを大量に受講可能
・実践的な英会話に慣れることができる
・ネイティブの発音や表現は少なめ
ネイティブ・ネイティブの発音を学べる
・ネイティブの表現や言い回しを学べる
・受講料が高いため、レッスン回数が限られる
・中級レベルではレッスンについていけない可能性

  

フィリピン人講師の大きなメリットは料金が安いため、月額1万円以内で毎日レッスンを受講できることです。

インプット学習で身に付けた知識を発信する実践的な練習をどんどんできるため、英語を話す機会を増やして英会話に慣れたい方に特におすすめです。

一方、ネイティブ講師からレッスンを受けるメリットは自然な発音や独特な表現・言い回しなどを学べることです。

英語を聞き取るためには英語の発音を身に付ける必要があるため、ネイティブの英語を聞き取れるようになるためにはネイティブの自然な発音を身に付けなければなりません。

レッスンの難易度はフィリピン人講師よりも上がりますが、ビジネス英語を身に付けたいなど高い目標を持っている方はネイティブ講師とレッスンをするのもおすすめです。

中級者レベルからビジネスで通用する上級者レベルの英語力を身に付けたい方は、こちらの記事(【オンライン英会話】中級者・上級者におすすめのスクール14選)でご紹介しているスクールの受講を検討してみてくださいね。

 

 

4-③ 上級者

英語を話すための知識が身に付いており、更にレベルの高い英語コミュニケーション能力を目指したい方は、ネイティブ講師との実践的なレッスンがおすすめです。

ただし、TOEFL・IELTS・英検1級などの英語4技能を測定する試験で高得点を取りたい場合などは、試験対策の知識が豊富な日本人講師に指導してもらえるコーチングスクールの受講も検討してみましょう。

  

5.まとめ

英語コーチング まとめ

  

当記事では、オンライン英会話にフィリピン人講師が多い理由や、日本人講師・フィリピン人講師・ネイティブ講師からレッスンを受けるメリット・デメリットについて解説いたしました。

現在の英語レベルや目標によってどの講師が良いのかは変わってきますが、現時点で英語を話せない初心者~初級者は英語コーチングスクールの受講がおすすめです。

気になるスクールがあれば、それぞれ無料カウンセリングを体験してみてください。

せっかく英語を勉強したいという気持ちがあるのですから、最高の環境で最高の結果を出しましょう。

    -オンライン英会話