こんにちは。
当記事では、TOEIC 900点のすごさやTOEIC 900点を取れれば人生が変わるのかについて詳しく解説していきます。
併せてTOEIC 900点に到達するために必要な勉強時間や効率的な勉強方法についてもご紹介します。
TOEIC 900点は外資系を含めて、あらゆる企業の就職や転職において高く評価されるレベルです。
商社・金融・メーカーのような大手のグローバル企業は、TOEICの高スコアを採用の必須条件にしている場合も多いですが、TOEIC 900点を取得していればTOEICのスコアが理由で採用を見送られることはありません。
英語力は選考の一要素でしかないので、TOEIC 900点以上を取れば就職や転職が必ず成功するという保証はありませんが、TOEIC 900点は確実に評価の対象にはなりますし、昇進や海外転勤などキャリアアップを実現できる可能性も飛躍的に高まります。
当記事では、TOEIC 900点を短期間で達成するためのおすすめのスクールも紹介していきますので、本気でTOEIC 900点を目指したい方はぜひ参考にしてみてください。
TOEIC対策におすすめのスクール
1位「Liberty English Academy」

米国アイビー・リーグのコロンビア大学が認めた「グラマーテーブル」により、英語ネイティブの教養人が感覚的に身に付けている英語の構造や規則を完璧に身に付ける。
短期間でTOEIC 900点以上を目指すことも可能。
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2位「ENGLISH COMPANY」

言語習得の専門家による科学的なパーソナルトレーニングにより、1日1~1.5時間の学習でTOEICのスコアを伸ばす。
少人数グループのセミパーソナルコースなら最安月額44,000円とコスパも◎。
公式サイト:https://englishcompany.jp
3位「STRAIL」

ENGLISH COMPANYと同じく言語習得論の専門家から、英語の勉強方法そのものを教えてもらうコンサルティング特化型スクール。
課題発見と解決の精度が高く、効率的にTOEICのスコアを伸ばすことができる。
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1.データが示すTOEIC 900点のすごさ

TOEIC 900点のすごさについては、TOEICの開発機関であるETS(Educational Testing Service)の実績データが参考になります。
ETSは1947年に設立されたアメリカの会社で、TOEIC・TOEFL・SAT(全米大学入学共通試験)を含む様々なテストを開発している世界最大のテスト開発機関です。
こちらのデータ(TOEIC Program)を引用してご紹介しますので、細かいデータに興味がある方は公式サイトも確認してみてください。
1-① 受験者の平均スコア(2021~2023年)
過去3年間の受験者の平均スコアは次の通りです。
受験者数 | Listening | Reading | Total | |
2021年 | 900,684人 | 331点 | 279点 | 611点 |
2022年 | 784,310人 | 331点 | 277点 | 608点 |
2023年 | 746,178人 | 335点 | 278点 | 612点 |
最新の受験者数は約75万人で平均スコアが612点となっています。
1-② 年齢別平均スコア(2023年)
年齢別にカテゴライズしたTOEIC平均スコアをご参照ください。
受験者割合 | Listening | Reading | Total | |
20歳以下 | 21.3% | 298点 | 233点 | 531点 |
21~25歳 | 43.8% | 343点 | 279点 | 621点 |
26~30歳 | 14.6% | 364点 | 302点 | 666点 |
31~35歳 | 7.2% | 354点 | 298点 | 652点 |
36~40歳 | 4.6% | 338点 | 282点 | 620点 |
41~45歳 | 3.4% | 331点 | 279点 | 609点 |
46歳~ | 5.1% | 332点 | 283点 | 616点 |
TOEICの受験者のボリューム層は20代の学生や社会人で、平均点が最も高いのは26~30歳の年齢層であるとの結果が出ています。
1-③ 受験者のスコア分布
受験者全体のスコア分布を見てみましょう。
人数 | 上位割合 | 偏差値 | |
895点~ | 32,940人 | 4.4% | 67 |
845点~ | 37,564人 | 9.4% | 63 |
795点~ | 51,094人 | 16.2% | 60 |
745点~ | 61,113人 | 24.4% | 57 |
695点~ | 69,803人 | 33.8% | 54 |
645点~ | 77,304人 | 44.2% | 51 |
595点~ | 79,458人 | 54.8% | 49 |
545点~ | 76,739人 | 65.1% | 46 |
495点~ | 68,972人 | 74.3% | 43 |
445点~ | 59,514人 | 82.3% | 41 |
395点~ | 48,915人 | 88.9% | 38 |
345点~ | 37,806人 | 94.0% | 34 |
295点~ | 24,428人 | 97.3% | 31 |
~290点 | 20,528人 | 100% | - |
TOEIC 900点以上は受験者全体の上位4.4%であり、偏差値に換算すると67以上です。
偏差値67以上を分かりやすく大学で表わすと、東京大学・京都大学・一橋大学・東京工業大学・東京外語大学など日本でも最高峰の大学レベルとなります。
TOEIC 900点は限られた英語力を持つ人が到達できるレベルであり、日本では間違いなく「すごい」と評価されるでしょう。
1-④ TOEIC 900点のコミュニケーションレベルについて
TOEICのスコア帯に応じたコミュニケーション能力レベルも公表されていますのでご参照ください。
TOEIC 900点はコミュニケーション能力レベルAに該当しています。
レベルAは英語が非母国語のノンネイティブとして最高レベルの英語力と評価され、専門的で複雑な内容も理解し、自分の考えを伝えられるレベルです。
ネイティブと比較すれば英語力は劣るものの、日常的な会話やビジネスにおける商談・交渉・トラブル対応などは問題ないレベルと言えるでしょう。
1-⑤ TOEIC 900点とCEFRの比較
Common European Framework of Reference for Languages: Learning, teaching, assessment(CEFR)は2001年に欧州議会で発表された「言語能力の共通の国際標準規格」です。
非母国語がどれほど通じるかを判定する指標の一つであり、CEFRとTOEICの比較表もありますので参考にしてみましょう。

CEFRとの比較表において、TOEIC 900点はB2レベルに該当します。
B2レベルは仕事・学業・社会生活において柔軟かつ効果的に英語を使いこなすことができると評価されています。
TOEIC 945点以上を取得するとC1レベルに分類され、英語のコミュニケーションにおいて全く問題ないレベルとなりますので、日本人として最高レベルの英語力を目指すのであれば、TOEIC 945点以上を目指しましょう。
2.TOEIC 900点は人生が変わる?

「TOEC 900点を取ると人生が変わるのか」という話ですが、TOEIC 900点を達成することで人生が変わる可能性を秘めていると言えるでしょう。
日本の企業は英語力を測定する指標としてTOEICを重要視していますから、TOEIC 900点を保持しているだけでも明確なアドバンテージになり、理想のキャリアを実現するうえで大きな強みとなるのは間違いありません。
その理由について詳しく解説していきます。
2-① 日本企業の半数が採用時にTOEICを利用

TOEICの企業に対する公式アンケート調査によると、日本の企業・団体の半数が採用時にTOEICのスコアを参考にしていることが判明しています。
新入社員に期待するスコアは平均500~600点台ですが、採用後は社員に対してTOEICのスコアアップを求める企業も少なくありません。
基本的にグローバル企業が社員に求めているのは「英語の会議で議論ができること」なので、採用時の基準が600点台だとしても、目標としては700点~800点以上が理想となります。
いずれにせよ、TOEIC 900点あれば、新卒採用で大きなアドバンテージになることは間違いありません。
2-② キャリア採用は800点以上が「必須」な場合あり
新卒採用の場合は、基本的に就職希望者の資質や将来性を重要視するため、採用時にはTOEICのスコアを必須ではなく目安にしている企業も多いです。
なぜなら、英語力はただのコミュニケーションツールであり、その人が仕事にどう向き合うのか、組織でどのような役割を果たすのかと英語力には、直接的には関係がありません。
もちろん、就職時点で英語がある程度は話せるというのは大きな強みとなりますが、就職してからでも英語力はいくらでも伸ばせるため、新卒採用時はそこまでTOEICのスコアは重要視されないのです。
ですが、転職は別です。転職の場合は即戦力として採用するため、特にグローバル展開している大企業はTOEIC 800点以上を必須条件としている企業も少なくありません。
一部、例を挙げて見てみましょう。
TOEIC | 参考URL | |
三菱商事 総合素材グループ | TOEIC 800点以上必須 | 三菱商事キャリア採用 |
三井物産 鉄鋼製品セグメント | TOEIC 800点以上目安 | 三井物産キャリア採用 |
TOYOTA 海外営業 | TOEIC 730点以上必須 | トヨタ自動車キャリア |
ソニー 新規ビジネス戦略 | TOEIC 800点以上必須 | ソニーキャリア採用 |
三菱UFJ銀行 FIGセクター | TOEIC 860点以上必須 | 三菱UFJ銀行キャリア |
楽天 コーポレート財務 | TOEIC 800点以上必須 | 楽天キャリア採用 |
AMAZON キッチン事業部 | TOEIC 800-900点目安 | アマゾンキャリア採用 |
ざっと調べただけでも、海外展開している大企業では、キャリア採用の際にTOEIC800点以上を目安や必須にしている企業がいくらでも見つかります。
さらに外資系金融機関や外資系コンサル企業ともなれば、TOEICを採用基準には採用していないものの、 900点レベルの英語力を当たり前のように求められます。
これらの企業は就職最難関企業ですが、その分、年収も桁違いで、20代後半から30代前半で年収1,000万円以上、役職が付けば軽く1,500万以上はもらえる超一流企業です。
もしあなたがビジネスパーソンとしてさらなる高みを目指したい場合は、TOEIC 700点~800点では足りない可能性がありますので、自分の理想や目標に応じてTOEIC 800点~900点以上のスコアを目標に設定するようにしましょう。
2-③ 昇進・昇格で有利になる
ETSが実施した英語活用実態調査によると、TOEICは昇進・昇格にも多くの企業で利用されています。
求めるスコアは業界や企業によって異なりますが、評価基準が厳しい企業ではTOEIC 800点以上を求められる可能性もあります。
(引用:英語活用実態調査2019))
昇格の基準が厳しい業界ではTOEIC 800点以上を求めてきます。900点以上を取得できれば昇格基準は問題なく突破できると思いますが、今勤めている企業で昇進・昇格を狙いたい場合は、自社の条件を良く確認しておきましょう。
また、海外転勤・駐在の条件としてもTOEICの高スコアが必要になってきますので、海外で活躍したいという目標があれば、できればTOEIC 800点~900点は取っておきたいところです。
3.TOEICスコアが高いほど年収が上がる

TOEICのスコアが伸びると就職先や転職先などの選択肢が大きく広がりますが、最もわかりやすい恩恵として、TOEICのスコアが高い人ほど年収が上がることがわかっています。
大手転職サイト「doda」が2023年12月に公表したTOEICスコアと年収の相関性のグラフを見てみましょう。
TOEICスコア | 平均年収 |
300点未満 | 374万円 |
300点台 | 419万円 |
400点台 | 434万円 |
500点台 | 437万円 |
600点台 | 436万円 |
700点台 | 459万円 |
800点台 | 487万円 |
900点台 | 534万円 |
(引用:TOEICテストスコア別平均年収 |転職ならdodaグローバル)
TOEICの点数と平均年収には相関関係があり、英語ができるほど年収が高くなる傾向にあることが示されています。
特にTOEIC 900点台になれば平均年収を100万円以上も上回る結果となっています。
平均年収が100万円高くなるということは、退職金等を含めると生涯賃金が5,000万円以上は変わってくるため、早い段階でTOEICのスコアを上げて、年収が高い企業に就職・転職するのがおすすめです。
4.TOEIC 900点でも評価されないことがある?

TOEIC 900点以上は受験者の上位4.4%以内であり、採用・転職・昇進・海外転勤などにおいて企業から高い評価が得られるのは間違いありません。
日本の企業はTOEICを重要視しており、高スコアを保有していればアドバンテージとなるのは事実ですが、一方でTOEIC 900点という高スコアを持っていてもあまり評価されないケースもあります。
4-① TOEICは海外では通用しない
世界的に見るとTOEICは非常に知名度が低い試験です。
一部の外資系企業や海外留学先の大学・大学院では、TOEICのスコアが英語力を示す資格試験として使うことができません。
その理由は、TOEICは「リーディング」と「リスニング」の能力を測定するテストであるため、メールや契約書の作成などに必要な「ライティング」と会議やプレゼンなどで必要な「スピーキング」の能力を正確に測定することができないためです。
下のグラフはVERSANTと呼ばれる英語のビジネスコミュニケーション能力を測定するテストとTOEICのスコアの相関性を示しています。
(参考:campaign202004_report3.pdf (versant.jp)
グラフの通り、赤い楕円で囲まれているTOEIC 900点以上の取得者でも、VERSANTのスコアが低い=英語を話せない人が山ほどいることがわかります。
TOEICと英語コミュニケーション能力やCEFRの相関性はあくまで参考で、現実的にはTOEIC 900点以上を達成しても英語を話せない人が一定数いるのも現実なのです。
そもそも、日本は学校教育から延々とリーディングに偏った英語学習を行うため、日本人の大半は全く英会話能力がありません。
英会話において最も重要なスピーキングのスキルが欠けている日本人が、スピーキングを測定しないTOEICでいくら高スコアを取得したところで、日本の企業からは評価されるものの、海外では評価されないのです。
日系の企業の就職・転職・昇進を目標としている方はTOEICは必須ですが、外資系や海外の企業に就職したい方は、TOEICではなくTOEFLやIELTSなどのスピーキングも測定するテストを優先的に受ける方が、より確実に評価されると覚えておきましょう。
4-② 海外留学や移住はTOEFLやIELTSが必要
世界的に有名なハーバード・スタンフォード・ケンブリッジ・オックスフォード・イェール・マサチューセッツ工科大学など、海外の大学や大学院、ビジネススクールに進学したい場合、英語力の証明として提出を求めるのはTOEFLやIELTSのスコアとなります。
海外移住にしても、TOEFLやIELTSなどが使われることが多く、留学や移住においてTOEICを正式な英語力の証明として利用するケースはあまり聞いたことがありません。
そのため、海外留学や移住のために英語力が必要なのであれば、TOEICよりもTOEFLやIELTSの対策を優先的に進めた方が良いでしょう。
TOEFLもIELTSもリーディング・リスニング・ライティング・スピーキングの4技能を総合的に測定するテストですので、TOEICよりも試験の難易度自体は明確に高いです。
TOEFLやIELTSで高スコアを取得できる能力があれば、TOEICも高スコアを取得できる可能性が高いので、留学や移住などの明確な目標がある場合は、TOEFLやIELTSを優先するのがおすすめです。
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5.TOEIC 900点に必要な勉強時間・勉強法

続いてTOEIC 900点に到達するための勉強時間の目安や、900点を突破するための勉強法について解説していきます。
5-① 英語初心者は約1,600時間が必要
Oxford University Press(オックスフォード大学出版局)が、現在のスコアと目標スコアからおおよその学習時間を割り出した表を作成しています。
現在 スコア | 目標スコア | ||||||
350点 | 450点 | 550点 | 650点 | 750点 | 850点 | 950点 | |
250点 | 200時間 | 425時間 | 700時間 | 950時間 | 1,150時間 | 1,450時間 | 1,750時間 |
350点 | - | 225時間 | 450時間 | 700時間 | 950時間 | 1,225時間 | 1,550時間 |
450点 | - | - | 225時間 | 450時間 | 700時間 | 975時間 | 1,300時間 |
550点 | - | - | - | 225時間 | 450時間 | 725時間 | 1,050時間 |
650点 | - | - | - | - | 225時間 | 500時間 | 825時間 |
750点 | - | - | - | - | - | 275時間 | 600時間 |
850点 | - | - | - | - | - | - | 325時間 |
参照:A Teacher’s Guide to TOEIC L&R Test Preparing Your Students for Success
縦軸のCurrent score(現状スコア)と横軸のTarget score(目標スコア)の交差点が、あなたが目標スコアを達成するための勉強時間となります。
この表には900点が記載されていないので、目標スコア850点と950点を加重平均して整理した表が以下の通りです。
現在スコア | 900点に必要な勉強時間 |
250点 | 1,600時間 |
350点 | 1,388時間 |
450点 | 1,138時間 |
550点 | 888時間 |
650点 | 663時間 |
750点 | 438時間 |
850点 | 163時間 |
TOEIC 250点 = 英語初心者レベルであれば、TOEIC 900点に到達するまでに約1,600時間の英語学習が必要となります。
日本人の平均スコア 611点の場合でも、900点に到達するまでは約775時間が必要です。
775時間の英語学習は毎日2時間勉強しても約1年かかることから、TOEIC 900点は非常に難易度が高いスコアと言えるでしょう。
5-② TOEIC 900点を最短で突破する勉強法
短期間でTOEIC 900点を突破できるおすすめの勉強法をご紹介します。
基本的にTOEICの高スコアを取得する勉強法は、目標が700点でも800点でも900点でも変わりません。
スコアの伸びは「勉強時間」×「勉強効率」で決まるため、正しい勉強でTOEIC対策を実施すれば、後は継続して勉強することでスコアはしっかりと伸びていきます。
詳細はこちらの記事(TOEIC 800点を最短で突破する勉強法を解説)で解説していますので、ここでは簡単におすすめの勉強法をご紹介します。
-
TOEIC 800点を最短で突破する勉強法を解説
2025/7/5
5-③ 基礎学習(英単語)
TOEICの高スコアを取得するには、基礎的な英単語の記憶量を増やす勉強が必要不可欠です。
スコア | 単語数 |
900点 | 10,000語 |
800点 | 8,500語 |
700点 | 7,500語 |
600点 | 5,000語 |
500点 | 4,000語 |
400点 | 3,500語 |
東大合格に必要な英単語の目安が約6,000語と言われていますので、TOEIC 900点以上を目指すには大量の暗記学習が必要であることがイメージできるでしょう。
単語を効率よく記憶するには「エビングハウスの忘却線」と「遅延効果」を踏まえて、1日に50語や100語などできるだけ多くの英単語を覚えて、毎日繰り返し覚えた単語を思い出すという暗記法が有効です。
忘れかけた記憶を思い出す時に強く脳に定着するため、頑張って覚えた大量の単語に毎日触れて忘れないようにするという勉強法がおすすめとなります。
5-④ 基礎学習(文法)
文法は「認知文法」と「パターンプラクティス」という勉強法が有効です。
文法の勉強法 | 詳細 |
認知文法 | 文法のルールの暗記ではなく、単語が持っている コアイメージを捉える勉強法 |
パターンプラクティス | 基本的な文法表現のパターン = 文法の型を 定着させるトレーニング |
一般的な文法の勉強は参考書を買って文法のルールと一つ一つ覚えていくやり方ですが、このような勉強では文法のルールを大量に覚える必要があったり、覚えていない文法や変則的な文法には対応できずに実力が伸びない可能性があります。
認知文法でコアイメージを定着させて、パターンプラクティスで文法の型を身に付けることで、文法の正確性と理解の瞬発性を高め、リーディング問題を解くスピードと精度が高まったり、リスニングの正確性が高くなり、TOEICのスコアアップに繋がります。
5-⑤ リーディングの勉強法
短期間でリーディングの実力を伸ばす主な勉強法は次の通りです。
トレーニング | 内容 |
チャンクリーディング | 英文を意味のかたまりごとに理解する |
サイトトランスレーション | 短く区切られた英文を瞬間的に訳して英語の語順で理解 |
音読 | 脳内で文字を音に変換するプロセスを省略するトレーニング |
英文をひとかたまりのチャンクごとに意味を捉える「チャンクリーディング」とチャンクごとに英文を瞬間的に訳していく「サイトトレンスレーション」を組み合わせることで、英文を何度も読み返す「返り読み」のクセをなくし、リーディングの速度と正確性を上げることが可能になります。
また、読解スピードの限界は音読のスピードになるため、音読もリーディングのスキルを伸ばす有効な勉強法です。
5-⑥ リスニングの勉強法
TOIECのスコアを伸ばすリスニングの主な勉強法は次の通りです。
トレーニング | 内容 |
音声変化の学習 | 英語ネイティブ特有の発音ルールを学習 |
ディクテーション | 聞こえた英文を紙に書き起こし、聞き取れていない 箇所や傾向を発見 |
シャドーイング | 流れる音声に続いてリピートしていくトレーニング |
リスニング学習において重要なのは、英語特有の音声変化を理解することです。
ネイティブは英語を話す時にできるだけ省エネしようと音の脱落・音の連結・音の同化など様々な変化が起きるため、知っている発音との乖離が生まれて聞き取れなくなってしまいます。
そこで、まずは様々な音声変化のルールを勉強した上で、聞き取れていない音声変化を発見する「ディクテーション」や音声変化を身に付ける「シャドーイング」のトレーニングが有効です。
5-⑦【コーチングがおすすめな理由①】言語習得論の専門家による指導
短期間でTOEIC 900点を突破できる勉強法について解説してきましたが、結論として短期間でスコアを伸ばしたい場合はコーチングスクールの受講をおすすめします。
コーチングスクールとは、専属コンサルタントが丁寧に英語学習をサポートしてくれる最新型の英語スクールです。
コーチングスクールについて詳細を知りたい方はこちらの記事(【超本音で語る】英語コーチングおすすめ22社比較ランキング)も参考にしてみてください。
さて、前述の通りTOEICのスコアの伸びは「勉強時間」×「勉強効率」で決まります。
ご紹介した勉強法を実践することで「勉強効率」が上がるため、同じ時間勉強してもよりスコアの伸びが大きくなることが期待できますが、独学で「認知文法」「パターンプラクティス」「チャンクリーディング」「シャドーイング」などのトレーニングを適切に実施することは難しいです。
これらのトレーニングは適切なタイミングで適切な方法で実施しなければ、あまり効果は期待できません。
たとえば、シャドーイングを独学で実施して間違った発音が身に付いてしまったり、認知文法で間違ったコアイメージを持ってしまうと、逆にスコアが落ちる原因となる可能性もあります。
独学では難しいトレーニングだからこそ、英語指導のプロフェッショナルが丁寧に指導してくれるスクールを受講することで、「勉強効率」を最大限に上げることができます。
5-⑧【コーチングがおすすめな理由②】課題の発見と解決
英語学習において重要なことの一つは、弱点や課題を発見して、弱点克服・課題解決のための英語学習を継続することです。
なんとなく効果がありそうだからと勉強法を取り入れて闇雲に勉強しても、自分が英語ができていない部分が解決されないとTOEICのスコアは伸びていきません。
コーチングスクールでは言語習得の専門的な知識があるコーチが弱点や課題を正確に分析して、適切な勉強法をアドバイスしてくれるため、常に正しい勉強をすることで短期間でもスコアを伸ばすことが可能になります。
5-⑨【コーチングがおすすめな理由③】英語を話せるようになる
TOEICはリーディングとリスニングの2技能のテストのため、多くの人はリーディングとリスニング対策を実施します。
もちろん、それでもスコアはある程度は伸びますが、最も効率が良い勉強法は先に英語の核を身に付け、リスニング・リーディング・スピーキング・ライティングの4技能のスキルを身に付けた上で、TOEICのスコアが自然に大幅に伸びることです。
たとえば、TOEIC対策おすすめ1位のLiberty English Academyは「グラマーテーブル」という英文法の核を習得してからTOEIC対策に移ることで、効率的なスコアアップを実現します。
おすすめ2位のENGLISH COMPANYも認知文法・英単語トレーニング・発音トレーニングなどの基礎を丁寧に実施することで、4技能全てが伸びる基礎を固めていきます。
結果として、これらのスクールではTOEICのスコアが伸びるだけでなく、英語を話せるようになる上でTOEICのスコアも伸びるという結果を出すことができます。
せっかく英語を勉強するのであれば、ただTOEICのスコアを伸ばすだけでなく、英語の総合力が身に付く環境で勉強をするのがおすすめです。
結局のところ、TOEICのスコアを伸ばすのは単なる目標であり、高スコアを取得して「ビジネスで活躍したい」「英語に関わる仕事に就きたい」「海外支店で働きたい」など目的を実現することが重要です。
TOEICの高スコアを取得して、満足したり自慢するだけでは全く価値がありません。
その先に英語を話せるようになって仕事で活躍したり、より経験豊かな人生を歩みたいという目的があるのですから、英語の総合的な実力が身に付くスクールを早めに受講することをおすすめしています。
6.おすすめの英語スクール

最後にTOEICのスコアを大きく伸ばしたい方におすすめの英語スクールをご紹介します。
当記事で紹介するのは英語コーチングスクールと呼ばれる、専属コーチがついて丁寧に学習サポートをしてくれるタイプのスクールです。
一般的な英語スクールと比較すると高額ですが、就職や転職のためなど短期間で200点~300点以上のスコアアップを達成したい方におすすめです。
気になるスクールがあれば、無料カウンセリングを受けてみてください。
コーチングスクールのサービス内容や雰囲気を確認した上で、独学でTOEIC対策を進めるのか、格安のオンライン英会話スクールを選ぶのか、コーチングを受けて英語を話せるようになる実力を身に付けてTOEICのスコアも伸びるという学習をするのか、自分に最も合うやり方でTOEIC対策を進めていきましょう。
やっぱり、自分で納得した学習方法を選ぶのが、効率もモチベーションも一番高くなりますから。
1位 圧倒的実績「Liberty English Academy」
入会金 | 55,000円(最大無料のキャンペーンあり) |
コース | TOEIC対策コース |
料金 | ショート :336,000円 ベーシック:576,000円 |
期間 | ショート :3ヶ月 ベーシック:6ヶ月 |
コーチング | 週1回 |
レッスン | 週2回 |
校舎 | 港区三田 |
オンライン | オンライン受講対応 |
英語を最短で完璧にマスターできるグラマーテーブルを生み出した藤川代表が創設したLIBERTY。
ネイティブが感覚的に身に付けている英語の構造や規則をまとめたグラマーテーブルという独自の学習メソッドが、受講生の本質的な英語力の向上を可能とします。
グラマーテーブルはTESOL教育(英語を第二言語とする人への英語教授法)の最高峰とされるコロンビア大学ティーチャーズカレッジで独自性が認められており、国際弁護士・外交官・大学で英語を教える教授が学びに来るほど。
英語の「核」はverbにあり、verbの役割を理解すれば英語4技能すべてが短期的・効率的に上達します。
TOEIC対策ランキング1位として紹介している通り実績はダントツのスクールで、TOEICのスコアを短期間で目標レベルまで伸ばしたいならば、間違いなくLIBERTYがおすすめです。
1~2ヶ月間でも200点以上のスコアアップが可能であり、900点以上を達成した受講生も多くいるなど、実績は他のスクールの追随を許しません。結果が出なければ、成果保証として無料で追加レッスンを受けることもできます。
受講料はベーシックコースで入会金を含めて約60万円。社会人は一般教育訓練級金制度を利用できますので、国から10万円が支給されます。
また、無料カウンセリング受ける際に「このブログ(ReLife)の記事を読んで入会金が最大で無料になるキャンペーンがあるって知りました」と忘れずに伝えてください。入会金が最大で無料になります。
関連記事
【体験談】LIBERTY(リバティ)はグラマーテーブルで本物の英語を身に付ける
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2位 言語習得のプロフェッショナル集団「ENGLISH COMPANY」
入会金 | 55,000円 |
コース・期間・料金 | 【パーソナルトレーニング】 90日間集中 :561,000円 180日間集中:679,800円 【セミパーソナル】 |
コーチング・ トレーニング | 【パーソナルトレーニング】 90日間集中 :週2回×90分(計24回) 180日間集中:週1回×90分(計24回) 【セミパーソナル】 |
校舎 | 【東京】新宿・銀座・神田・恵比寿 【大阪】梅田 【兵庫】神戸 【京都】四条烏丸 |
オンライン | オンライン受講対応 |
進研ゼミなどで有名なベネッセのグループ企業であり、「学びを合理的でクールなものに」というコンセプトで運営されているENGLISH COMPANY。
1日3時間の自主学習を求めるコーチングスクールが多い中、ENGLISH COMPANYの目安の学習時間は1日1~1.5時間。3.8倍メソッドにより最小限の努力で最大限の成果が期待できるため、仕事で忙しい方にこそおすすめです。
「1日3時間の学習をすれば、誰だってそれなりに英語ができるようになります。ですが、私たちENGLISH COMPANYは、少ない学習時間で英語を身に付けてもらうのが英語コーチングの本質だと考えています。だって、できるなら少ない時間で英語を習得できた方が絶対に良いですよね?」
このように話すENGLISH COMPANYのトレーナー陣は、第二言語習得論・認知言語学・応用言語学・言語心理学など言語習得の学問領域を国内外の大学で修めており、トレーナーの言語習得に関する専門性は他のスクールの追随を許しません。
なお、2024年4月よりパーソナルトレーニングコースが一般教育訓練給付制度の対象に認定されたため、社会人は実質的に10万円割引とお得に受講できるようになりました。
予算が厳しい方は1クラス最大5人のセミパーソナルコースもおすすめ。最安月額44,000円でENGLISH COMPANYの最高峰のトレーニングを受けられるほか、同じ目標を持つ仲間と切磋琢磨してレベルを高め合うこともできます。
ぜひ無料体験を受けてみて、ENGLISH COMPANYのトレーニングのレベルの高さを実感してみてください。
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3位 高品質なコンサルティング「STRAIL(ストレイル)」
入会金 | 55,000円 |
コース | TOEIC L&R TESTコース |
料金 | 336,600円 |
期間 | 3ヶ月 |
コーチング | 週1回×60分 |
校舎 | 【東京】新宿・銀座・恵比寿 【大阪】梅田 |
オンライン | オンライン受講対応 |
ENGLISH COMPANYと同じスタディハッカーが運営するコンサルティング特化型スクール「ストレイル」。
ENGLISH COMPANYがトレーニングでTOEICのスコアを伸ばすのに対し、ストレイルは言語習得の専門家によるコンサルティングを受けながらの自主学習がメインとなります。
「学びを合理的でクールなものに」というコンセプトは変わらず、毎日の自主学習時間が1~1.5時間の超高密度学習により、3ヶ月集中でTOEICのスコアを伸ばすことが可能です。
ストレイルには言語習得の学問を専攻したコンサルタントが揃っていて、医師が症状から病気の原因を特定して処方箋を決めるように、受講生の英語が苦手な原因をピンポイントで特定して、課題解決に最適な学習方法を提示します。
常に最適な学習を継続することで、最短期間でTOEICのスコアを伸ばせるのが大きな魅力と言えるでしょう。
なお、2024年4月からTOEIC L&R TESTコースが一般教育訓練給付制度の対象講座に認定されたため、社会人は78,320円の給付金が支給されるようになりました。
実質的に総額313,280円というリーズナブルな料金でコーチングを受けられますので、予算を抑えつつ高品質なコンサルティングを受けたい方におすすめです。
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4位 2ヶ月でTOEIC平均150点アップ「TORAIZ(トライズ)」
入会金 | 入会金無料(キャンペーン実施中) |
コース | TOEIC対策プログラム |
料金 | 374,880円 |
期間 | 2ヶ月 |
コーチング | 週1回 |
レッスン | 週2回 |
校舎 | 【東京】 六本木・東京丸の内・新宿三丁目 新宿南口・銀座・日本橋・品川 【神奈川】横浜 【愛知】 名古屋 【大阪】 梅田 【博多】 福岡天神 |
オンライン | オンライン受講対応 |
トライズにはTOEIC対策のスペシャリストが過去の実績データを分析してカリキュラムを構築し、短期間でスコアを大幅に上げることを目指すTOEIC対策プログラムが用意されています。
週1回のコンサルティングで弱点や苦手分野を分析して、オリジナルの学習プランを作成。週2回の個人レッスンでは、英文法やシャドーイングを中心に本質的な英語力を身に付ける指導を実施します。
自主学習時間を1日3時間に設定し、正しい学習方法で必要な量の英語学習をすることにより、受講生は2ヶ月間で平均150点ものスコアアップを達成しています。
プログラムに自信があるからこそ、トライズは最大200点のスコアアップ保証制度を導入しています。
受講前のスコアに応じてスコアアップ目標が設定されており、修了時点で規定スコアに到達しなかった場合は無料で受講期間を1ヵ月延長することが可能です。
また、2025年4月よりTOEIC対策プログラムが一般教育訓練給付制度の対象となりましたので、74,976円の給付金が支給され、実質的に299,904円と割安価格で受講できるようになりました。
公式サイト
本気で英語を話したいなら「トライズ」
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5位 コスパ最強「マネーイングリッシュ」
入会金 | 無料 |
コース | ベーシックプラン プレミアムプラン |
料金 | 【ベーシックプラン】 月額:54,780円(6ヶ月契約) 月額:65,780円(単月契約) 【プレミアムプラン】 |
コーチング | ベーシックプラン:隔週×40分 プレミアムプラン:週2回×40分 |
レッスン | ベーシックプラン:週3回×40分+文法レッスン プレミアムプラン:週5回×40分+文法レッスン |
オンライン | オンライン完結 |
マネーイングリッシュは「英語で未来を強くする」という独自のコンセプトを持ち、英語を身に付けることで自分の価値と年収を上げ、未来をより豊かにすることを目標としています。
年収と英語力の相関性を指摘し、自己投資としての英語学習をサポートするなど現実的な視点を持っており、未来の人生も含めてサポートする意識をコーチ側も共有している点が大きな特徴と言えます。
基本のベーシックプランは入会金無料。隔週のコーチングと週3回のレッスンで月額54,7800円とコーチングスクールの中では最安の部類。
外国人講師によるマンツーマンレッスンで発音や文法を丁寧に学ぶほか、日本人講師による文法・語法のグループレッスンも毎週あり、基礎的なインプット学習を通して「使える英語の知識」を身に付けることが可能です。
日本人コンサルタントは豊富な英語学習経験や海外経験を持ち、採用条件の一つとしている発音はネイティブレベルという特徴もあります。さらに、外国人講師はフィリピンの老舗語学学校から優秀な人材を雇用しているので、講師の質も担保されています。
ちなみに、専属コンサルタントはモチベーションが上がるからと異性の方が付くことが多く、その辺りも含めて現実主義的で本当に裏表のないサービスを提供してくれます。
なお、TOEICコーチング専門のコースはありませんが、高い次元で英語の総合力を身に付けることでTOEICのスコアが伸びると公式サイトで明言していますので、安心して受講を検討してください。
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【マネーイングリッシュ】
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6位 初心者に優しい「フラミンゴオンラインコーチング」
入会金 | 55,000円 |
コース | 試験対策コース |
料金・期間 | 4ヶ月:317,900円 8ヶ月:613,800円 年間:920,700円 |
コーチング | 週1回 |
レッスン | なし |
オンライン | オンライン完結 |
フラミンゴは初心者に非常におすすめの英語コーチングスクールです。
フラミンゴは優しく寄り添うコーチングを心掛けており、初心者でも取り組みやすい雰囲気を大切にしています。
TOEIC対策に熟知したバイリンガルの日本人が丁寧にTOEICの学習をサポートしてくれるので、TOEIC初心者でも安心してコンサルティングを受けることができるでしょう。
第二言語習得理論という科学的見地に基づいてカリキュラムを組んでくれるため、初心者でも効率的にスコアを伸ばすことが可能です。
とにかく初心者に優しいスクールですので、TOEIC初心者の方や専属コーチの丁寧なサポートを受けながら着実にスコアを伸ばしていきたい方におすすめです。
公式サイト
フラミンゴのオンライン英語学習コーチング「FOC」
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7.まとめ:最高の環境でTOEIC 900点を目指そう

当記事では、TOEIC900点のすごさや必要な勉強時間について解説してきました。
就職・転職・昇進・海外転勤などの明確な目標があり、短期間で確実に大幅にスコアを伸ばしたい方は、ぜひコーチングスクールの受講を検討してみてくださいね。
受講料金が高いスクールが多いですが、なにより大切なのはあなたがTOEICの高スコアを取得して、あなたの理想や目標を達成することです。
せっかく英語を勉強する気持ちがあるのですから、最高の環境で最高の結果を出しましょう。