こんにちは。
当記事では、30歳から英語を話せるようになる勉強法について紹介します。
まず結論ですが、30歳から英語を本気で話せるようになりたい方は、英語コーチングスクールの受講をおすすめします。
コーチングスクールは専属コンサルタントが丁寧に英語学習をサポートしてくれるサービスで、近年では仕事が忙しいビジネスパーソンを中心に人気を集めている最新型の英会話スクールです。
独学や格安のオンライン英会話を利用した英語学習で時間を無駄にしたり、非効率的な学習で年々も時間をかけるよりも、時間がない代わりに自己投資にお金をかけられる30代だからこそ、自分に最高の環境を用意してあげましょう。
この記事では、30代以降の英語学習になぜ英語コーチングがおすすめなのか、その理由についても解説していきますので、ビジネスで通用するレベルの英会話力を本当に身に付けたい方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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1.30歳からの英語学習が遅いことを否定する根拠
帰国子女や10代で留学を経験して英語を話せるようになった人と比べて、30代から英語の勉強をするのは遅すぎるのではないか、英語を話せるようになるのは無理なのではないか、という不安や悩みがある人もいると思います。
結論として、適切な学習方法を継続すれば30代からでも十分に英語を話せるようになることは可能です。
その根拠として、マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究をまずはご紹介します。
参考記事
MITの科学者は、大人が子供とほぼ同じように流暢に言語を学ぶことを証明しています
A critical period for second language acquisition: Evidence from 2/3 million English speakers
1-① 18歳前後がネイティブスピーカーの分かれ道
MITの研究によると、英語のネイティブスピーカーになるかどうかの分かれ道は、18歳前後であることが示されています。
finding that it is preserved almost to the crux of adulthood (17.4 years old) and then declines steadily.
This finding held not only for “difficult” syntactic phenomena but also for “easy” syntactic phenomena that are normally mastered early in acquisition.
言語の学習能力は17.4歳までは変わらないものの、その後は低下することが明らかになったと言います。
この現象は難しい文法構造の文章だけでなく、簡単な文法構造の文章でも見られるとのこと。ようは、日常会話などの簡単な会話ができるかどうかも含めて、18歳前後でネイティブスピーカーであるかどうかが別れるということです。
たとえば、海外のドラマや映画で使われている英語は、単語や文法自体は簡単なものでも、日本人ではまず出てこないような英語表現が大量に出てきますよね。
つまり、30歳から英語学習を始めて、「ネイティブスピーカー」になるのは難しいというのが現実的な結果です。
1-② 20歳以降もネイティブのような英語力を習得可能
大人になってから英語学習を始めてもネイティブスピーカーになるのは難しい一方で、「ネイティブのような」英語レベルに到達することが可能であること研究によって示されています。
こちらのグラフは、「赤い線が5歳以前」「黄色い線が10歳以前」「緑色の線が20歳以前」「青い線が20歳以降」に英語学習を開始した人の成績上位4分の1の英語習熟度を表しています。
グラフを見ると、青い線が示しているように、20歳以降に英語学習を始めた人は英語習熟度がやや低いものの、幼いころから英語に触れていた人とほぼ同じレベルの英語習熟度の成績を収めていることが分かります。
つまり、20歳以降でもしっかりと英語を勉強した成績上位者に限って言えば、ネイティブと同じような英語力を身に付けることが可能ということも明らかになっているのです。
1-③ 年齢が低い方が英語習熟が早い理由
赤ちゃんの脳はまっさらなスポンジのような状態であり、周りの大人が英語を話すのをどんどん吸収していくので、英語が自然と身に付きます。
一方、大人の日本人の脳は日本語で思考することが完成されているため、新たに第二言語として英語を習得する必要があるので、どうしても英語圏で生まれた赤ちゃんや幼少期を海外で過ごした帰国子女とは異なる英語学習のアプローチが必要になってきます。
ただ、そもそも年齢が低い方が英語習熟度が早い一つの理由として、英語圏の子供は1日中周りで英語が話されている環境にいる = 常に英語に触れているため、言語のインプット学習量が非常に多いことがあります。
一方、20歳以降に日本で英語を勉強する場合、長くても1日数時間、机に向かって英語を勉強するだけですから、英語をインプットする時間がどうしても短くなってしまいます。
It’s highly possible that this learning difference by age is not due to some magic change in brain plasticity, but simply that adults don’t have as much time to be exposed as children and often hit a point where it stops being helpful to improve after a while.
They become totally fluent at this slower pace and reaching native-level mastery provides little additional advantage.
Maybe it’s not that it’s harder for older learners or that they’re not capable, maybe it’s just that they don’t have the same opportunity.
ここで言われているのは、日本人の大人は英語圏の子供よりも英語に触れる時間が少ないだけで、大人の英語学習者の脳が子供より劣っているわけではないこと。
シンプルに、英語に触れる機会が少ないから、英語圏の子供や帰国子女と比べて英語習熟のスピードが遅いと推測されているわけです。
逆に言えば、30代以降の日本人でも、英語に触れる機会を増やしてインプット学習を徹底すれば、英語を身に付けることが可能であると示唆されています。
1-④ 環境を変えることで脳にスイッチを入れよう
脳には前頭葉という意欲や感情のコントロールを司る領域があります。
意欲は新しいこと学び始める意志や感情に大きな影響を及ぼしますが、特に何も挑戦しない人の前頭葉は年齢を重ねるごとにどんどん劣化していき、意欲や感情のコントロールが苦手になっていく人が多いです。
たとえば、30歳になってから土日は家でダラダラと寝ることが多くなった、新しい勉強を始めるのが億劫であるなど、日常生活の変化を嫌い、新しい物事に挑戦する気力がなくなってきていると感じる人もいると思います。
ただ、前述の通り、英語をしっかりと勉強することで、20歳以降も英語を習得することは十分に可能です。
英語が話せないのは「歳のせいだから」と年齢のせいにするのは挑戦から逃げているだけで、英語を身に付ける能力は30代になっても問題なくあると理解しましょう。
脳のやる気のスイッチを入れるコツの一つは、環境の変化です。
環境が変化すると、人間は前頭葉を使って変化に対応しようとするため、前頭葉が活性化してやる気やモチベーションがアップします。
英語学習に最適な環境を自分に用意してあげることで、独学や格安のオンライン英会話を続けるよりも遥かにモチベーションが高まるため、冒頭でご紹介した高品質な英語コーチングスクールの受講をおすすめしています。
2.30歳から英語がペラペラになる勉強法
次に、30歳からでも英語がペラペラになるための最適な勉強法について解説していきます。
2-① 英会話レッスンの繰り返しは効果がない
30代で英語の勉強を始める場合、ネイティブキャンプ・DMM英会話・レアジョブ英会話などの格安のオンライン英会話を利用する人が多いです。
ですが、オンライン英会話のレッスンを繰り返しても英語を話せるようにはなりません。
その理由は、英語を話せるようになるためには、前提として英語を話すための知識が必要不可欠だからです。
第二言語の効率的な習得方法を研究する第二言語習得論によると、前述の通り、赤ちゃんの頃から身近にある母国語を身に付けることと、日本人の大人が新たに非母国を身に付ける過程は全く異なると考えられています。
たとえば、日本人が社会人になって海外の支店で10年働くだけでは、ネイティブレベルの英語力を身に付けることは困難です。
一方、英語圏出身の子供は10歳未満でも英語をスラスラ話すのは当たり前ですから、単純に英語に触れる年数が重要ではないことが明らかですよね。
脳がまだスポンジのように知識を吸収できる幼少期であれば、英語を聞いて、英語を話すだけで母国語が身に付いてしまいますが、日本人が第二言語として英語を身に付ける場合は、英語を聞いて、英語を話そうとするだけでは全く英語が身に付きません。
つまり、英会話レッスンという英語を聞いて、英語を話そうとする勉強方法は、母国語が日本語として完成した大人の日本人には全く適していないとうことです。
そのため、オンライン英会話のレッスンを繰り返しても、大半の日本人が英語を話せるようにはならないのです。
では、第二言語習得論ではどのような学習が有効かと言いますと、大量のインプット学習が必要であることが明らかになっています。
2-② インプット学習の重要性
言語学者のスティーブン・クラッシェンが提唱した第二言語習得論の仮説に「インプット仮説」というものがあります。
インプット仮説は、現在よりも一段階レベルの高いインプット学習を実施することで、自然に第二言語が進歩するという説です。
簡単に言えば、単語・文法・発音などのインプット学習を継続することで、自然に英語を話せるようになるという考え方になります。
英会話レッスンというアウトプット学習は、脳内にある知識を発信する練習です。英語を話せない人はそもそも英語の知識が不足しているため、発信する知識がない = 英語を話せないのは当たり前なのです。
その状態で英会話レッスンを繰り返しても上達しないのは明らかであり、まずは知識を増やすインプット学習を先にする必要があります。
つまり、英語を話すための勉強として大切なのは、英会話レッスンというアウトプット学習ではなく、単語・文法・発音などの基礎学習を徹底して行うこと。そして、英語を大量に読んだり聞いたりして、英語の知識を増やすことが非常に重要となります。
ただし、注意点としては、インプット学習を行う際に「理解可能な学習をする」ことが条件です。
たとえば、聞いても理解できない英語をいくら聞いても効果的な学習はできませんし、読んでも理解できない英語を流し読みしても効果は出ません。
英語初心者にありがちな海外の映画やドラマを字幕なしで観たり、海外のニュースサイトを読むという勉強をしても英語が話せるようにはならないのは、そのレベルの理解力に到達していないことが原因なわけです。
また、海外留学をしても全く英語を話せるようにならない人が多いのは、インプット学習をしなければ、理解可能な英語が増えていかないからです。つまり、周りでいくら英語が話されていても、その話されている英語を理解しようとする勉強をしなければ、いつまでも英語を話せるようにはならないのです。
30代の日本人は、ただ英語に触れる環境を用意するだけでは効果がなく、最高の環境を用意した上で、理解できる英語を聞いたり読んだりして英語の知識を身に付け、徐々に難易度を上げて理解可能な英語を増やすことで英語を話せるようになるのです。
2-③ 原因の発見と解決を繰り返す
30歳から英語がペラペラになるためにはインプット学習が重要であり、理解可能な英語の知識を増やす段階的な英語学習が重要であることが分かりました。
それでは、インプット学習の順番をどのように決めれば良いのかと言えば、現時点で英語ができない原因の発見と解決を繰り返していくことが大切です。
たとえば、初心者が英語を聞き取れないといっても、「ネイティブの自然な発音が聞き取れない」「聞き取りはできるけど、意味が理解できない」「長い文章になると理解が追い付かない」「ネイティブの話すスピードについていけない」など、様々な原因があります。
このような原因を解決するためには「ネイティブの自然な発音を身に付ける」「単語の暗記量を増やす」「英語を前から順番に理解できるよう語順に慣れる」「速いスピードに付いていくために英語のまま意味を理解できるようにトレーニングする」など、原因ごとに適切な学習が必要になります。
つまり、自分が英語が話せない原因を正確に分析し、その原因を解決する適切な英語学習を実施することで、少しずつ理解可能なインプット学習を増やしていくことが、英語が話せるようになるまでの近道なのです。
3.30代からの英語学習で独学をおすすめしない理由
30代から英語を勉強するにあたり、独学で頑張ろうと考えている人もいると思います。
もちろん、独学でも英語を話せるようになる人がいるのも事実ですが、短期間で確実に英語を話せるようになりたいのであれば、独学はおすすめしません。
なぜ独学をおすすめしないのか、その理由についても解説していきます。
3-① 独学では原因の発見が困難
30代からでも英語を話せるようになる上で最も大切なことは、英語ができない原因を発見し、その原因を解決する最適な学習が必要不可欠です。
ですが、大半の人は独学でなぜ英語を聞き取れないのか、なぜ英語を話せないのか、その原因を正確に分析することができません。
たとえば、よくありがちなのが、海外のドラマや映画を字幕なしで見て英語を身に付けようとするやり方です。
ハリーポッター・フルハウス・フレンズなど、面白くて使える英語がバンバン出てくる海外の作品は色々とありますが、それを見て30代の人が英語を話せるようになるかといえば、全く話せるようにならない人が大半です。
こうのような学習方法を選択する人は「楽しそう」「面白そう」「ラクそう」という感情を優先していますが、その勉強がどのような効果をもたらすのか、全く理解せずになんとなく英語を勉強をした気になっているだけです。
もちろん、趣味で英語の勉強を楽しみたいのであれば、興味を持ちながら楽しく勉強できるので問題ないのですが、仕事のキャリアアップのために本気で英語を身に付けたいのであれば、独学でなんとなく勉強するのはやめましょう。
3-② 原因を解決する最適な学習が困難
勉強が得意で自己分析をしっかりと行い、自分が英語ができない原因の発見をしっかりとできる人もいるでしょう。
たとえば、自分が英語が聞き取れない原因はネイティブの自然な発音が身に付いていないからだと原因が分かったとします。
そこで、次に重要になるのが、原因を解決するために最適な英語学習を実施することです。
自然な発音を身に付ける方法はシャドーイングなどの方法がありますが、英語が話せない人が安易に難しい英語トレーニングを実践しても失敗する可能性が高いです。
なぜなら、シャドーイングは自分の発音とネイティブの発音のどこが違うのか、音声変化・アクセント・イントネーション・リズムなどを丁寧に分析して、間違っている部分を修正する地道で難しいトーレニングだからです。
英語指導のプロが音声添削やフィードバックをしてくれて、丁寧に正しい発音を指導してくれる場合は非常に有効なトレーニングですが、独学で「効果がありそうなトレーニング」を実施しても、不自然な発音が身に付いたり、自分の発音をどのように修正すれば分からずに効果がない学習になりかねません。
このように、Youtubeや英語学習サイトで聞きかじった知識で英語学習をしても、やり方が適切ではないために効果的なインプット学習ができない可能性が高いのです。
3-③ 時間を無駄にする
独学を選ぶ大半の理由は、英語学習にお金をかけたくないからだと思います。
では、お金をかけない代わりに何を失うのかと言えば時間です。
サービスの質の高い英語コーチングスクールでは、言語習得論を身に付け、日本人が第二言語の英語を習得する方法の専門家が丁寧に指導してくれるため、3~6ヶ月という短期間でも英語力が大きく伸びます。
一方、独学では効率的な勉強が難しいため、2年も3年も勉強しても、なかなか英語を話せるようにはならない可能性が高いです。
たとえば、テニス初心者が一人でテニスの練習をするのと、テニスのプロが専属で指導してくれるのでは、どちらが上達が早いのかは明確ですよね。本気でテニスが上手くなりたいのであれば、プロに指導してもらうことを選択するのも当たり前です。
英語学習は学生時代にも行っているため、自分は英語初心者ではないから独学でも話せるようになると感じるかもしれませんが、言ってしまえば日本人は大半が「英会話初心者」です。
英語を話せるようになるために知識は学生時代にはほとんど身に付いていないため、初心者の状態から英語を話せるようになるまでの勉強が必要になるわけですね。
30代になってせっかく自己投資ができるのに、自己投資のお金をケチっていつまでも英語が話せないのと、自分に英語学習の最高の環境を用意してあげて、最短で英語を話せるようになるのとどちらが良いのかを考えてみましょう。
4.30代から英語を本気で話したいなら英語コーチングを受けよう
当記事の結論として、本気で英語を話せるようになりたい方は最新型の英語スクールである「英語コーチングスクール」の受講をおすすめします。
コーチングスクールは英語指導のプロフェッショナルが専属でつき、英語を話せるようになる上で最も重要なインプット学習を丁寧にサポートしてくれるため、3~6ヶ月という短期間でも英語力が大きく伸びます。
近年では仕事で忙しいビジネスパーソンを中心に人気を集めており、キャリアアップのために英語を絶対に話せるようになりたい方は、コーチングスクールの受講を検討してみてください。
なお、英語コーチングスクールの詳細はこちらの記事(【超本音で語る】英語コーチングおすすめ22社比較ランキング)でご紹介していますので、併せて参考にしてみてくださいね。
4-① 効果的なインプット学習をサポート
前述の通り、英語を話せるようになるためには、自分が英語ができない原因を解決する適切なインプット学習を継続し、徐々に理解可能な英語の知識を増やしていくことが重要となります。
ですが、そもそも英語初心者は、自分がなぜ英語を聞き取れないのか、なぜ英語を話せないのか、原因を正確に特定することが難しいです。また、原因を解決するための最適な英語学習やトレーニングを選択することも困難です。
そのため、独学ではいつまでも英語を話せるようにならなかったり、オンライン英会話のレッスンを繰り返すという無駄な勉強をいつまでも続けてしまい、結果的に英語学習に挫折してしまいます。
そこでおすすめなのが、専属コンサルタントが付いて、インプット学習を丁寧にサポートしてくれるコーチングスクールです。
専属コンサルタントは受講生一人ひとりについて、英語が話せない原因を発見し、解決のための最適な学習を提案してくれます。
専属コンサルタントに常に英語学習をサポートしてもらうことで、理解可能な英語の知識を増やす最適なインプット学習を実施し、最短期間で英語の実力を伸ばすことが可能になるわけです。
4-② PDCAサイクルを回して効率よく学習
コーチングスクールでは、専属コンサルタントのサポートのもと、適切なPDCAサイクルを回すことで効率的に英語を話せるようになることを目指します。
PLAN(計画) | レベルや目標に合わせて、最適な学習計画を策定 |
DO(実行) | 学習計画をベースに自主学習や英会話レッスンを実施 |
CHECK(確認) | 定期カウンセリングや定期テストで進捗状況の確認 課題や弱点の発見・検証 |
ACT(修正) | 発見された課題解決・弱点克服のために学習計画を修正 |
英語が話せないといっても、受講生によって「単語の知識不足」「文法の理解不足」「発音が苦手」など弱点や課題が異なります。
そこで、コーチングスクールではカウンセリングやテストで受講生の弱点や課題を分析。専属トレーナーが目標達成に最適なオリジナルカリキュラムを作成してくれます。
そして、カリキュラムに沿ってインプット学習を実施して、定期カウンセリングや定期テストで常に進捗状況を確認。弱点克服・課題解決のために学習計画を修正し、日々の学習に落とし込んでいくのです。
このように適切なPDCAサイクルを回しつつ、英語学習に関する疑問や悩みにもいつでも対応してくれるため、モチベーションを保ちながら効率的に英語を身に付けることが可能となります。
4-③ 第二言語習得論の理解者から指導を受ける
大切なことなので繰り返しますが、短期間で英語を話せるようになるためには、非効率的な独学や英会話レッスンを受けるのではなく、適切なインプット学習を正しいタイミングで実施することを継続することが重要です。
そのためには、日本語とかけ離れた英語という言語を効率よく身に付ける第二言語習得論の専門的な知識を持っている講師から指導を受けるのが大切です。
たとえば、後ほどおすすめするENGLISH COMPANYやトレイルなどのコーチングスクールの専属コンサルタントは、国内外の大学で言語習得論を学んだ言語習得の専門家です。
原因の発見や解決の精度が高いのはもちろん、シャドーイングやチャンクリーディングなどの独学では難しい高度な英語トレーニングを効果的に実施してくれるため、英語の伸びが他のスクールと比べても段違いに早くなります。
このサイトでおすすめしているコーチングスクールは、特に言語習得に関する知識が深い講師が揃っていますので、本気で英語を話せるようになりたい方はぜひ無料カウンセリングを受けてみて、専門的なトレーニングを体験してみてくださいね。
5.30歳から英語を勉強するメリット
次に、英語学習のモチベーションを高めるためにも、30歳から英語を勉強するメリットについて見ていきましょう。
5-① 年収が高くなる
日経転職版が調査した「大卒年収調査2023」において、同年代のTOEICスコア別の年収を表したグラフが公開されています。
たとえば30代のグラフを見ると、900点台の平均年収は811万円である一方、500点未満の平均年収が567万円と244万円もの差が出ています。
平均年収の差は年代が上がるごとに大きく開き、50代で900点台と500点未満の年収差は477万円も開いてきます。
たとえば、30代の時点で900点台の人と500点未満の人が、そのままのスコアでキャリアを過ごした場合、退職金や年金などの福利厚生などを考慮すれば、生涯で得られる賃金の差は1億円を超えるでしょう。
30代で英語を話せるようになって年収が高い企業に転職したり、昇格して出世したり、海外転勤に任命されて多額の手当てを貰ったりすれば、今と比べて遥かに高い年収を得られるようになるのです。
もちろん、年収だけがキャリアの全てではありませんが、英語ができる人は年収が高くなるというのは明確な相関性があります。
5-② 英語の仕事でメンタルを削られない
英語に関わる仕事をしているのに、英語が上手く話せなくて悩んでいる人も多いと思います。
たとえば、静まり返ったオフィスで英語の電話対応をしたり、会議で英語を話す必要があったり、会食で英語の雑談の機会があったりと、英語が話せない人は毎日の仕事が精神的に苦痛に感じる人もいるでしょう。
特に30代の方は会議や出張などで中心になる機会が増えますし、英語が話せる後輩が入ってくると更に焦るといった環境もあるはずです。
いつまでも英語から逃げ続けていると、この先何十年も英語に苦しむことになりますが、逆に言えば、英語コーチングスクールで短期間で英語を身に付けることで、仕事を楽しく前向きに取り組めるようになる可能性が高いです。
5-③ 人生の選択肢の幅が広がる
英語を話せるようになると、外資系企業へ転職、海外転勤を希望、留学してMBA取得、仕事を辞めて移住して海外で働くなど、人生の選択肢が大きく広がります。
たとえ海外に行かなくても、日本でも英語を使う様々な状況に対応できるようになりますから、人生で得られる経験が英語を話せない時とは比べ物にならないほど豊かになるでしょう。
仕事だけでなく、海外の映画やドラマを字幕なしで楽しめたり、海外のニュースサイトから知識を得たり、異文化交流を楽しんだりと、趣味も広がりますので、人生を豊かにするという意味でも30代から英語を身に付ける価値があります。
5-④ 自信が付き、自己肯定感が高まる
一つの成功体験は自信に繋がり、新たな挑戦への意欲やモチベーションにも繋がります。
英語を話せるようになるという成功体験は非常に大きな自信となりますから、更に新たな勉強や趣味に挑戦したくなったり、今の仕事にも自信を持って積極的に取り組めるようになるという大きなメリットがあります。
6.30代から英語を勉強する時の目標設定】
30代になって英語の勉強をやり直す際に大切なのは目標設定です。
当然ながら、設定した目標によって目安となる学習時間が変わってきます。
たとえば、英語を話せるようになると言っても、日常会話レベルを目指すのか、ビジネスでも通用するレベルを目指すのかによって、目標達成までの期間はかなり変わりますよね。
そこで、まずは30代から英語を話せるようになりたい場合の具体的な目標を決めきましょう。
6-① CEFRで目標を明確にする
前述の通り、英語を話せるようになると言っても、日常会話がギリギリできるレベルから、専門的な難しい議論もネイティブ並みに話せるレベルまで様々です。
そこで、まずは「英語を話せるようになりたい」という漠然とした気持ちをから明確な目標を設定しましょう。
目標設定として一つの参考になるのは、CEFRと呼ばれる国際的な基準です。
CEFRとは
「Common European Framework of Reference for Languages: Learning, teaching, assessment」の頭文字をとった略称であり、2001年に欧州議会で発表された「言語能力の共通の国際標準規格」。
簡単に言えば、英会話がどれくらいか通じるのか判定するために設けられた国際基準。
A1~C2の6段階で英会話能力が評価される。
日本ではあまり馴染みがありませんが、国際的にはTOEICよりも遥かにメジャーな英語力を示す指標となります。
ただし、CEFRは履歴書に書けるような資格試験ではありません。
たとえば、英語スクールを受講した時に講師が英会話力を判定するために使われたり、TOEIC・TOEFL・IELTS・英検などのスコアから算出したりと、あくまで参考の目安となります。
さて、CEFRは6段階に分かれていますので、まずはそれぞれのレベルの英会話力を確認しましょう。
6-② CEFR A1【基礎段階の言語使用者】
CEFR A1は超初心者レベルです。
大人で英語の勉強をゼロから始める人は基本的にはCEFR A1で、相手がゆっくりはっきりと話してくれれば、簡単な英語のやり取りくらいはできるくらいのレベルとなります。
日常会話も普通にこなすのは難しいので、まずは基礎となる単語・文法・発音の学習が必須です。
6-③ CEFR A2【基礎段階の言語使用者】
CEFR A2は初心者~初級者レベルです。
日常会話の簡単なやり取りなら英語で話すことができ、家族についてや仕事についてなどの自分に関する内容を簡単に紹介することができるくらいの英語力となります。
CEFR A2でも、日常会話をスラスラと話すことが困難なレベルなので、引き続き基礎学習の単語・文法・発音の知識を深めるインプット学習が必要不可欠です。
6-④ CEFR B1【自立した言語使用者】
CEFR B1は初級者~中級者レベルです。
身近な内容や簡単な仕事の内容であれば簡単な英語で意思疎通ができたり、海外旅行なら問題なくできるくらいの英語力の持ち主と言えます。
たとえば、仕事で簡単な挨拶や電話対応くらいは可能ですが、英語の会議や出張などはまだ難しいので、仕事で通用する英会話力を身に付けたい方は更に上のレベルを目指しましょう。
なお、この段階でも単語・文法・発音などの基礎学習は必要不可欠です。
また、リーディング・リスニングなどのインプット学習を大量に行うことで、英語を話すための知識を身に付けることが重要となります。
6-⑤ CEFR B2【自立した言語使用者】
CEFR B2は中級者レベルです。
自分の仕事など自分が関わっている分野については、専門的で複雑な議論をできる英語力の持ち主で、英語ネイティブとも緊張せずに英会話をできるくらいの実力が身に付いています。
もちろん、ネイティブレベルはまだ遠いですが、ビジネスでも十分に通用する英語力の持ち主なので、社会人で英語をゼロから始める人はCEFR B2を最初の目標にすることをおすすめします。
6-⑥ CEFR C1【熟練した言語使用者】
CEFR C1は中級者~上級者レベルです。
自分が関わっていない分野でも専門的で複雑な議論が可能であり、流暢で自然な英語を話すことができます。
英語圏での仕事や研究なども全く問題ない英語力の持ち主ですが、ゼロから勉強するのにこのレベルをいきなり目標とすると、目標が遠すぎて挫折する恐れがあります。
もちろん、高い目標を掲げた方がやる気が出る方もいると思いますが、CEFR C1を目指すならば正しい英語学習方法で数年間は勉強する必要があることを念頭におきましょう。
6-⑦ CEFR C2【熟練した言語使用者】
CEFR C2は、ほぼネイティブレベルの実力者です。
ほぼ全ての内容に関して簡単に理解し、複雑な内容でも論理的に一貫した英語を話すことが可能となります。
大人の初心者からいきなりネイティブレベルを目指すのは現実的ではありませんので、まずはCEFR B2、C1を目標として英語を勉強し、更に高みを目指したい場合はCEFR C2を目指していきましょう。
6-⑧ 30代におすすめの目標はCEFR B2レベル
もちろん目標は人それぞれ異なりますが、30歳から英語を勉強する場合、当面の目標はCEFR B2 = 「自分の専門分野なら複雑な議論ができるレベル」を目指すのがおすすめです。
このレベルであれば、仕事など自分に関係がある分野であれば問題なく英語を話せますので、「英語が話せない悩み」が解決された状態と言えます。
CEFRのC1、C2はネイティブとも問題なく英語で話せるレベルですが、英語が話せない状態からそのレベルに到達するまでは何年もかかります。
30歳からの英語のやり直しにあたり、ネイティブレベルという身の丈に合わない目標を立てると挫折する可能性が非常に高いので、まずは現実的なCEFR B2レベルを目指しましょう。
7.30代が英語ペラペラになるのに必要な勉強時間
目標としたい英語レベルや目指したい資格試験のイメージができたところで、30代から英語がペラペラになるという目標を達成するまでの勉強時間を確認しましょう。
なお、ここでは30代の社会人が日本で働きながら英語を身に付ける場合を想定した勉強時間となります。(ほとんどの社会人は留学をする時間がないと思いますので)
7-① 30代から英語を話せるようになるまでの時間(CEFR・欧州基準)
まずは、ビジネスでも通用する英会話力 = CEFR B2に到達するためには、どれくらいの時間が必要になるか解説します。
イギリスのケンブリッジ大学が公表している「英語の習熟度と学習時間の関係性」を示すデータによると、CEFRの各レベルに到達するために次のと学習時間が必要とされています。
CEFR | レベル | 学習時間 |
C2 | Proficiency | 1,000 ~ 1,200 時間 |
C1 | Advanced | 700 ~ 800 時間 |
B2 | First | 500 ~ 600 時間 |
B1 | Preliminary | 350 ~ 400 時間 |
A2 | Key | 180 ~ 200 時間 |
A1 | Movers | 90 ~100 時間 |
(参考:Guided learning hours – Cambridge English Support Site)
このケンブリッジ大学の指標は欧州の英語力をベースに必要な学習時間を計算されており、日本人の場合はさらに3.7倍の学習時間が必要と言われています。
スペイン語・フランス語・オランダ語・イタリア語など欧州の言語は、英語と同じインド・ヨーロッパ語族に属しており、アルファベットを使用する英語と言語のルーツが同じです。
欧州の言語と英語は単語・文法・発音などの言語構造が似ているため、欧州の人は日本人よりも遥かに少ない時間で英語を話せるようになるのです。
7-② 30代から英語を話せるようになるまでの時間(CEFR・日本基準)
一方、漢字や平仮名を利用する日本語は、英語とは全く異なるルーツの言語です。
日本語と英語は言語の相関性が全くないため、単語も文法構造も全く違う言語をイチから学ぶ必要があるので、欧州の人たちよりも遥かに多くの学習時間が必要となります。
上記の表の学習時間を3.7倍すると、日本人が英語を話せるようになるまでの目安となる勉強時間がわかります。
CEFR | レベル | 学習時間 |
C2 | Proficiency | 3,700 ~ 4,440 時間 |
C1 | Advanced | 2,590 ~ 2,960 時間 |
B2 | First | 1,850 ~ 2,220 時間 |
B1 | Preliminary | 1,295 ~ 1,480 時間 |
A2 | Key | 666 ~ 740 時間 |
A1 | Movers | 333 ~370 時間 |
この表では少し分かりづらいので、1日の学習時間で割って何年かかるか算出していきましょう。
7-③ 英語を話せるようになるまで最短1年
30代の大人が英語を話せるようになるまでに必要な時間として、CEFR C2、C1、B2のそれぞれのレベルに到達するまでの勉強時間を算出しました。
なお、日本人は中学校・高校・大学で合計約1,200時間の英語学習をするので、上の表から1,200時間を差し引いた学習時間が、社会人が英語を話せるようになるまでに必要な学習時間となります。
CEFR | 総学習時間 | 1日1時間 | 1日2時間 | 1日3時間 |
C2 | 2,500 ~ 3,240時間 | 2,500 ~ 3,240日 (7~9年) | 1,250 ~ 1,620日 (3.5~4.5年) | 833 ~ 1,080日 (2~3年) |
C1 | 1,390 ~ 1,760時間 | 1,390 ~ 1,760日 (4~5年) | 695 ~ 840日 (2~2.5年) | 463 ~ 586日 (1.5年) |
B2 | 650 ~ 1,020時間 | 650 ~ 1,020日 (2~3年) | 325 ~ 510日 (1~1.5年) | 216 ~ 340日 (0.5~1年) |
ビジネスで通用する英会話力=CEFR B2に到達するためには、毎日1時間の英語学習で2~3年、毎日2時間の英語学習で1~1年半、毎日3時間の英語学習をしても半年~1年はかかることがわかります。
CEFR B2と同じレベルの英語力であるTOEIC 800~900点台、TOEFL 80~90点台、IELTS 6.0台でも、同じように毎日3時間の勉強をしても、半年~1年はかかると想定しましょう。
7-④ 英語を話せるようになるまでの時間(アメリカの研究基準)
CEFRの基準の他に、アメリカの研究基準で英語が話せるようになるまでの必要な学習時間を確認してみましょう。
アメリカ国務省附属機関の調査では、アメリカ人にとって日本語は習得最難関レベルの「super-hard languages」と認定されています。
必要な学習時間 | 言語 | |
Category I | 600-750時間 | デンマーク語・ドイツ語・フランス語 イタリア語・ノルウェー語。ポルトガル語 ルーマニア語・スペイン語・スウェーデン語 |
Category II | 900時間 | ドイツ語・ハイチ語・インドネシア語 マレー語・スワヒリ語 |
Category III | 1,100時間 | その他の言語 |
Category IV | 2,200時間 | 日本語・アラビア語・中国語 広東語・韓国語 |
(出典 : Foreign Language Training - United States Department of State)
英語ネイティブにとって日本語が習得最難関ということは、日本語ネイティブにとっても英語が習得最難関であることに他なりません。
英語を習得するのに必要な2,200時間から学生時代の学習時間の1,200時間を差し引くと1,000時間となり、CEFR基準と同じく、毎日3時間の英語学習をしても英語が話せるようになるまでには約1年かかることが分かります。
7-⑤【結論】1,000時間の学習時間をコーチングで効率よく実施
前述の通り、30代の社会人が英語を話せるようになるまでは、学生時代の英語学習時間に追加して約1,000時間の勉強が必要になります。
ただし、あくまでこの1,000時間は平均的な目安の学習時間であり、効率良く勉強できれば800時間、700時間と短縮することが可能ですし、逆に独学なので非効率的な勉強をすれば、1,200時間、1,500時間と更に勉強時間が必要となります。
そこで、言語習得の専門家が指導してくれる英語コーチングスクールを受講することで、本来なら1,000時間の英語学習が必要なところ、専門的な英語トレーニングで700時間、500時間と効率的な英語学習をすることを検討してみてください。
特に仕事で忙しい方こそ、なかなか勉強時間を取ることが難しいので、短時間で効率よく英語を身に付けることが可能なスクールの受講をおすすめします。
8.まとめ:30歳からの英語学習は最高の環境で最高の結果を出そう
当記事では、30代におすすめの勉強法やおすすめの英語コーチングスクールについてご紹介しました。
30代から英語を勉強するにあたり、格安のオンライン英会話スクールを受講しようとか、市販の教材や動画などで独学で頑張ろうと思いがちですが、適切な自己投資をして、英語学習をする最高の環境を自分に用意してあげた方が遥かに効率よく短期間で英語の習得が可能です。
せっかく英語学習を始めるのですから、最高の結果を出しましょう。
投資した費用は年収が数十万円でも上がればすぐに回収できますが、非効率な英語学習で無駄にした時間は戻ってはきません。
気になるスクールがあれば無料カウンセリングを受けてみて、自分がいちばん納得できるスクールを選んでくださいね。
自分に合うスクールで学習することで、モチベーションも最大限に高まりますから。